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ファスティングの仕上げに、黒湯はいかが【長野 車山高原後編】

断食道場、滞在後半は不思議と空腹感はなくなり、食べログを一晩中眺めるといったこともなくなった。なんならこのまま、ビーガンになってやろうか、そんな気持ちにすらなれた。東京に帰ると動物性の美味しいものが溢れているので、そんなこと絶対無理に決まっているとわかっているのだけれど。
日に日に届けてもらう酵素ジュースの味わいが深くなっていき、この梅とりんごの澄み切った美味しさを毎朝噛みしめる。

外は余裕でマイナス10度の中、麦飯石の温かいお風呂を毎日浸かり、ここでしかできない仕事に手をつけたり、買ったけどインテリアとなっていただけの本を読んだり、尊い時間を過ごした。
でも、テレワーク仕事はどうもやる気にならない。なぜならわたしはズボラなモリコ!
ミーティングに出ては寝、出ては寝、を繰り返していた。横にベッドがあると、ゴロンってしてしまうのは人間の性だと勝手に思っているが、世の中のテレワークの人たちはどれくらい真面目に仕事に取り組んでいるのだろうか。

3日目からは回復食となった。
梅干しと、大根のお味噌汁とお粥。
戦時中を思わせる粗食。
自分の家だったら絶対に食べない献立だけど、待ちに待っていた。
断食のポイントは、この回復食にあり。断食を3日したからといってここでいきなり、調子にのって妄想していたラーメンやカツ丼を食べてはいけないのである。でもそもそも身体も受け付けないから安心。デトックスを通して外見はそんな変わらなくても、中身はもはや別人だ。

回復食はお米の一粒一粒の味がわかるくらい優しい味でおいしく、大根のお味噌汁は空っぽの体をサラサラ〜っと流れていった。
すぐそのまま尿として出てくるのではないかというくらい。(汚)

最終日、体重を測ると滞在中で1.5kg減。
4泊5日にしてはそんなに減ってないのかな?と思いつつ、オーナーには上出来と言っていただけた!
帰りは車山高原のバス停まで送っていただき、白樺湖を眺めながら茅野駅までバスで帰途へ。


コーナーストーンさん、大変お世話になりました!また完全テレワークが実現したら戻ってきます!


空腹感は全くなく、帰りのあずさで釜飯を爆食することもなく、(不幸中の幸いかコロナのためなのか、あずさ車内で弁当の販売が中止)
大都会東京に戻ってきた。

 さぁ、断食マジックはここからなのだ。
東京に帰ってからも回復食と生活習慣を維持できると、みるみる体重は落ちる。

そしてもう一つ、モリコ断食オリジナルセオリーとしては、断食後の風呂とサウナは総仕上げとして欠かせない。
医学的に正しいかどうかは知らないけれど、あかすりの後のサウナが、残った老廃物を出し切るのによいように、風呂とサウナで断食によってデトックス仕切れなかった老廃物を毛穴から出す作業(つまりは汗をかく) がファスティング効果をさらに上げるのだと信じている。

その足で私が向かったのは…
家の近くの名湯!麻布十番の竹の湯。

一見ふつうのマンションの1階にあるから、なんとなく普通の銭湯としてスルーしてしまうのだが、ここはなんと創業100年を超える老舗温泉!正式名称も麻布黒美水温泉 竹の湯という。ちなみにモリコの卵肌は黒湯が大好物。

いつもご近所のおじちゃんおばちゃんたちが開店前から世間話しながらお風呂グッズを持って待っているというほんわか光景もみれる。

こちらの黒美水、港区にこんなお湯が埋まっているとはびっくりだが、ラクーアや大江戸温泉、三越湯など結構黒湯系は多い。
お風呂に入っているときからお肌に染み込んでくる感じが心地よく、美容液に入っているみたい。
そして入浴後のツルスベ感はやみつきに。
お客さんはほぼ常連って感じなので、若干よそ者はサウナなどでも居場所がないが、いつか黒湯ファンとして認めてもらえる日はくるだろうか。

こちらのポイントは、もともと地下水が冷水なので、水風呂が源泉というところ。お湯の場合は沸かしているので少し薄く感じるかもらしい。サウナ後につかるこの地下水の気持ちよさは、まるでサウナーの聖地、しきじを彷彿とさせる。

という事で、銭湯とサウナで仕上げて、ソフトウェアは完全にアップデート完了。
ハードの方も、つるぴかに整いました。

新陳代謝が活性化したことにより、ファスティング効果も倍増し、その後の体重も1.5kgから最大3kg減まで加速した。

しかし、その後Moriko 10を正月という試練が待ち受けているのである…!

麻布黒美水温泉 竹の湯

https://takenoyuazabu.wixsite.com/takeno-yu
港区南麻布1-15-12

入浴料 470円
アメニティなし 
タオルセットレンタル可
ドライヤー 有料
洗い場 20くらいあるがシャワーがカラン
サウナ あり。入浴料込みで2時間900円
お湯 黒褐色の源泉
客層 地元の常連さん。土地柄から若くて美しい方が多い。さすが美人の湯
お気に入り 水風呂、オーナーご夫妻のお人柄がよい

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