私は現在、子ども向け「7つの習慣J®︎」のプログラムを全国の小中学生へオンラインで授業を提供しています。また、おとな向け「7つの習慣セルフコーチング 一般講座」も開講しています。

そこで、私がいつ『7つの習慣』と出会ったのかについてお話ししたいと思います。

前職の営業中に本屋さんで

今から約11年前。
営業をサボって仙台駅前の本屋さんで時間を潰している時に、書籍『7つの習慣』と出会いました。
その頃の私は、東日本大震災後に札幌から転勤で仙台にやってきて、上司とうまくいかず、はっきりってヤル気が全くない状態でした。
転勤前までの営業成績は、波はあったものの、全国の営業員のなかでも表彰をされる結果を出していました。
しかし、仙台に転勤してからグループリーダーとして、メンバーと課長である上司とのあいだで人間関係に悩むようになっていました。
転勤によって北海道地区で気づき上げてきた人脈も活かせず、営業成績もどん底でした。

そんななか、手書きPOPで「今、売れてます!」と専用コーナーが出来たいたのが、書籍『7つの習慣』でした。

それまで、ずっと気にはなっていたが、あの分厚い500ページ程の本を手にすることに敬遠をしていた。

だけど、表紙裏の文面を見て、勇気を出して購入してみた。

正直、最初は何を言っているか分からなかった…

「よし!これを読んで俺も変わろう!」
と読んだものの、1回目では私には理解することができなかった。

なんとなく、
「言っていることはこうなんだろうなあ〜。」
と思いながらも、私の読解力がないのもあると思うが、正直、失礼ながら和訳文が読みづらかった。

それでも、3回読み直したあたりで少しずつ私のなかで言っていることがなんとなく理解できてきた。

影響の輪と関心の輪

まずこの本で、自分で直接的にコントロールすることができる問題と、間接的にコントロールできる、あるいは影響できる問題。そして、全くコントロールできない問題。この三種類があると知った。
そして、今の自分の状況と照らし合わせて考えてみて、
「気の合わない上司は、私にはコントロールすることができないんだ。」
だから、自分でコントロールできる「影響の輪」の中に集中しようと考えるようになった。
そうすることで、毎日憂鬱で会社には行きたくないと思っていた気持ちが、少しは楽になってきた。

本当にやりたいことは何なのか?

『7つの習慣』を読み進むにつれて、
「私は本当は何をしたんだろう?」と考えるようになってきた。

大学卒業後就職した飲料メーカーでは、何度も転勤を経験した。
北海道北見市、帯広市、札幌市、宮城県仙台市。

このまま、この会社の言うがままの人生を歩むことが、はたして自分にとって幸せなことなのか?
それは他人によって、自分の人生が決められるってことではないのか?
自分の人生は、自分で決めていくべきではないのか?

そう考えるようになっていた。
前職時代は、自己啓発で毎年のように様々な講座を受講していて、その経験から教育関連の仕事に興味を持っていた。
そして、思い切ってその業界の会社へと転職をした。

自分で決めたことには後悔はない!

転職するにあたり、やはり不安は大きかった。
前職は誰もが知っている飲料メーカーで上場企業。会社としては安定しているので、それまで14年勤めたものをすべて手放して大丈夫なのか?

たくさん悩んだ。
しかも、その時期は結婚したばかり。半年後に子どもも産まれる予定だった。

最終的に決め手は、「これから家族も増えるし、会社都合の転勤で、これからの自分の人生を決められたくない。」だった。

「自分の価値観に基づき行動する」=主体的な人

自分の価値観に従って転職を選択した。

転職によって、たしかに年収は大幅に減った。
しかし、家族と一緒に過ごす時間は大幅に増えた。
私は、家族との時間を優先したのである。

最終的に、自分で選択をしたことなので後悔はまったくない。
これが、他人が選択したものだったらどうだったのだろう...

『7つの習慣』と出会っていなければ、このような選択はなかったかもしれない。

私の人生のなかで、『7つの習慣』との出会いは大きな転換期となった。

次回は、
私がなぜ、子ども向け「7つの習慣J®︎」の授業を始めたのか。についてお話ししたいと思います。


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