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わたし、じつは、名まえを落としちゃったみたいなの

『せなか町から、ずっと』 斉藤 倫:著 junaida:画 福音館書店
ふしぎな町、せなか町で起こった7つのお話。
それぞれ短編のためさらっと読めます。特に心に残ったのは「カウボーイのヨーグルト」動物が関わるお話に弱くて…棒つきあめちゃん…
「ルルカのなみだ」も心にじんわりするものがあって良かったなぁ。
斉藤さんの温かく優しい文章に、junaidaさんのどこか翳り漂う目を引くイラスト。最強のお二人がタッグを組んだ素敵な作品です。
*お話に出てくる森の図書館のイラストがめちゃ素敵!

斉藤 倫(さいとうりん)
1969年生まれ。詩人。児童文学も多く手がける。『手をふる 手をふる』でデビュー。長編デビューは『どろぼうのどろぼう』同作で第48回児童文学者協会新人賞、第64回小学館児童出版文化賞を受賞。
『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』
『レディオワン』『レミーさんのひきだし』など
*どの作品も本当に素敵です。斉藤倫さんの作品全部好き

junaida(じゅないだ)
1978年生まれ。画家。本の装丁や雑誌の挿絵など手がける。
『Michi』(福音館書店)で第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞を受賞。
『の』『怪物園』『街どろぼう』(全て福音館書店)など
*junaidaさんの作品も、どれも素敵で作品の世界に引き込まれます。
 ずっと眺めていたくなる絵本です。

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