森川屋

神奈川県のはしっこ、藤野という町で農的暮らしを実験中の4人家族です。エネルギーに依存し…

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神奈川県のはしっこ、藤野という町で農的暮らしを実験中の4人家族です。エネルギーに依存しない暮らしを目指して試行錯誤中。ニホンミツバチの養蜂もやってます。自分たちの人生・暮らしは、自分たちで作る!

最近の記事

【家22】廃材で玄関枠づくり

前回、廃材で窓枠を作ったのに続き、 玄関枠も廃材で作りました。 窓枠の時は、廃材というか立派な古材を製材したら、いつのまにか新材に生まれ変わってて、 「あれ?古材の渋い感じはどこへ、、?」という感じでした。 でも玄関枠は、ちゃんと廃材を廃材感を残して使えたので、結構気に入っています。 使ったのは、父ちゃんが頑張って集めた廃材です。 波板のトタンか何かが貼ってあったのか、ボンドのようなものが黒い線になって跡がついてました。 1 廃材を使うための下準備 廃材を使うには、

    • 【家21】廃材で窓枠づくりと蜜蝋ワックス塗り

      気密測定が完了=気密施工が終わると、続いてフローリングや壁などの内装工事が進んでいきます。 内装は、まず窓枠づくりから始まりました。 窓枠を先に作らないと、壁もフローリングも納まりを調整できないそうで、 とにもかくにも窓枠です。 窓枠は、 四角いサッシの四方を枠で囲む「四方枠」、 四角の下だけ枠にする「下枠のみ」、 枠をつくらない「枠なし」など いろんな選択肢があります。 ちょっと写真がわかりづらいのですが、 我が家で採用したのはこういうのです。 ということで、窓枠作

      • 【家20】焼杉②祝!焼きから貼りに進化

        ついに! 2023年1月28日をもって、約2週間ひたすら焼き続けた焼杉が終わりました。 外壁の東西南北ぐるっと一周分、214本、全部焼けました。 一緒に焼いてくださったみなさま、 遊びに来てくださったみなさま、 声をかけてくださったみなさま、 本当にありがとうございました!!泣 やったことは前回焼杉のことを書いたnoteと何も変わってないのですが、 ひたすらに焼いて焼いて焼いた記録を残しておきます。 焼杉記録① 杉板を組む 焼杉記録②杉を焼く 焼杉記録③焼けたら消火

        • 【家19】断熱気密⑥見えない性能を可視化する気密測定

          前回のnoteで執念の気密施工を経て、 高断熱高気密な家の肝心カナメとなる 第三者機関による「気密測定」が行われました。 まず結果はというと、 家にあるスキマの大きさを示すC値0.3㎠/㎡と、目標クリア。 我が家の断熱性能G2クラスは、C値1.0以下を推奨してるので、 無事クリアしました👏 いきなりC値ってなに?という感じですが、詳しくは後述するとして、まず気密測定について解説します。 1)見えない性能を、UA値とC値で可視化する そもそも「高断熱高気密な家」といって

        【家22】廃材で玄関枠づくり

          【家18】断熱気密⑤みんなで壁にネオマ施工

          断熱施工の最後は壁です。 年末に屋根、床に断熱材のネオマフォームを入れたので、 あとは壁にもぐるりとネオマフォームを入れていきます。 壁の断熱施工は、「断熱DIYの教室」と題して中田製作所のみなさんに教えていただきながら 一部をワークショップ形式で行いました! ①壁に断熱材を入れる 100mm厚のネオマフォームを、ひたすら柱と間柱の間にはめていくという作業です。 断熱材にもいろんな種類がありますが、グラスウールというガラス繊維のものは、 ふわふわしてる状態を潰さないよ

          【家18】断熱気密⑤みんなで壁にネオマ施工

          【家17】断熱気密④夏暑い?息苦しい?なんでもQ&A

          「断熱って夏は暑くないの?」 「高気密って息苦しくないの?」 高断熱高気密の家を建ててると、幾度となく聞かれるこの質問たち。 我が家の設計施工をお願いしている中田製作所のみなさんから 教えてもらいながら私たちも勉強中ですが、まとめてQA形式にしてみました。 暑い・寒いを、快適な温熱環境にするための、断熱と気密。 その原理原則がわかれば、暑くて寒い家をどうにかしたいとき、小屋や家を建てたいときに、応用できるはず。 具体的なhow toはまたの機会に、、ですが、 いったん、

          【家17】断熱気密④夏暑い?息苦しい?なんでもQ&A

          【家16】フローリングの製材やってみた

          家づくりの過程をとにかくなんでも自分たちでやってみたくて、 フローリング、製材してきました! わが家のフローリングを考える上で大事にしてたのは2つ。 まず1つ目は、 断熱性能G2クラスのあったかい家にして、冬も裸足で過ごしたいから、 素足でも気持ちいい無垢材がいい! 2つ目は、 できるだけ地元の山の木を使いたい! 藤野はこんなに山に囲まれてるんだから、とにかく地産地消! そんな思いで色々検討してたときに 「一緒にフローリング製材してみる?」と声をかけてくれたのが、 藤

          【家16】フローリングの製材やってみた

          【家15】焼杉①外壁の杉214本のうち、4分の1完了

          外壁は、焼杉を採用することにしました。 東西南北の外壁4面をぐるっと焼杉にするので、 3m長の杉材214本。 焼いて焼いて焼いております! (現在進行中。まだまだ終わりません) 焼杉とは、杉の表面を焼いて炭化させることで耐久性を持たせた外壁材のこと。 風雨にさらされても腐食せず、長くメンテナンスフリーで持つそうです。 で、漆黒だし渋いしシックスパックみたいに割れてるしとにかくカッコ良いのですが、 講師してくださった藤野在住の長崎さんいわく 「カッコ良いだと陳腐化するので

          【家15】焼杉①外壁の杉214本のうち、4分の1完了

          【家14】断熱気密③トリプルガラスの断熱窓設置

          2023年新年は窓を入れる工程から始まりました。 窓(開口部)は、断熱でとても重要なパーツです。 なぜなら家の中で熱の出入りが1番大きいのは窓だから。 YKKの窓の教科書によると、 家における熱の流入出の割合(アルミフレーム窓の場合)は なんと冬に50%、夏には74%! 換気や屋根からの流入出よりも圧倒的に多いそうな。 今住んでる賃貸もアルミの窓だけど、 窓際はかなり寒いし冷気も入ってくる。 窓を制覇すればだいぶ住みごごち変わりそう。 で、窓の話の前に、まずは年末に打

          【家14】断熱気密③トリプルガラスの断熱窓設置

          【家13】屋根の防水&外壁張り

          2022/12/29の年末仕事納めまでにやった、屋根の防水処理と、外壁張りの記録です。 断熱材のネオマフォームを敷き詰めた屋根には、 通気層を確保するための垂木の上に野地板を張り、 その上に防水のアスファルトルーフィングなるものを葺きました。  屋根はさいごガルバリウムを葺きますが、その一歩手前までの工程です。 土台、柱、桁をつなぐ金物もいろいろ取り付けてました。 みんな顔みたいでかわいい。 あとは柱と柱の間に間柱を入れて、壁の構造用合板を張っていきます。 外の景色が

          【家13】屋根の防水&外壁張り

          【家12】断熱気密②床の断熱

          屋根の次は、床の断熱気密施工です。 足元の断熱の種類には、基礎断熱と床断熱がありますが、 我が家は傾斜地で基礎がかなり高いので基礎断熱は難しく、 床断熱を採用。 屋根と同じく、床もネオマフォームを10cm敷き詰めていきます。 屋根にネオマフォームを入れた時は 丸鋸でカットしたり、垂木とのピッチがずれないように微調整しながらの作業でかなり時間がかかりましたが、 床はプレカットされたものをはめていく作業なのでスムーズです。 プレカット素晴らしきかな。 さらに、材同士をボ

          【家12】断熱気密②床の断熱

          【家11】断熱気密①屋根に断熱材を入れる

          棟上げ後、年末までにやった断熱・気密施工のうち、 まずは屋根についてです。 寒がりな我が家は高断熱高気密がメインテーマなので、 この施工は1番大事なところです。 何をやってるかというと、 断熱材を入れた後に、空気の漏れ(移動)がないように隙間を埋めて気密を確保する、 という施工です。 断熱だけでなく、なぜ気密が重要か?というと、 寒い日にどんなに温かい羽毛布団をかけて寝ていても、 布団が浮いていて少しでも隙間があるだけで冷気が入ってきて寒い、 あの寒さを防ぐため。 家

          【家11】断熱気密①屋根に断熱材を入れる

          【家10】棟木を上げる、棟上げ

          2022/12/19(月) 棟上げしました! 山梨の清里から応援も駆けつけて、 総勢9人の職人さん(+夫も参加)で棟上げする様子は ほんとうに圧巻で、感動でした。 この世にこんな美しくてカッコ良い仕事があるなんて、知らなかった。 長い長い1日の記録です。 最初に、製材所から届いた木材を13トンのクレーンで 土台の上に積み上げていく作業から始まりました。 13トン! 材が準備できたら、土台と大引の上にどんどん柱を立てていきます。 柱が立つと、柱と柱の間に桁が渡されて

          【家10】棟木を上げる、棟上げ

          【家09】土台敷きと、化粧野地のやすりがけ 

          基礎工事が終わると、次は土台を組みます。 基礎の立ち上がりの上にのっかるのが「土台」、105角の角材。 土台と土台の間をつなぐのが「大引」、90角の角材。 どちらもヒノキです。 棟上げ前の準備が、この土台と大引を組む土台敷きという工程です。 このあと鋼製束というのを設置して、 2日間、文字通り朝から晩まで作業して終わりました。 材を組んだ時のピッタリ感は見ててとても清々しい気持ちになります。 あとはロフトの天井になる化粧野地板をやすりがけしました。 家づくりって色々

          【家09】土台敷きと、化粧野地のやすりがけ 

          【参加者募集!】断熱DIYの教室

          絶賛新築工事中の我が家で、断熱DIYを学ぶ教室を開くことになりました! 計5回ですが、1回〜の単発参加も可能です! 興味がある人に届きますように。 一緒に学びましょう〜! じぶんでできる みんなでやろう セルフビルドやDIYの家づくり、エネルギーに依存しない暮らしに興味があるけど、しっかり断熱されて、冬も暖かい家は自分ではつくれない? そんなモヤモヤを解消する教室を開きます! ※計5回の講座ですが、1回〜の単発参加も可能です。 高断熱高気密の仕組みを包括的に学び、実際

          【参加者募集!】断熱DIYの教室

          【家08】基礎工事最終回と、土中環境のこと

          基礎工事が終わりました。 こんなにしっかりしてると、 これだけで家が建ったような気がしてきます。 コンクリの継ぎ目の部分に、防水材を塗りました。 基礎工事はプロにお任せだったので、 家づくりに参加するのは、これが初めてです。 自分ごとと思うと力が入りました。 家が建ったら基礎の部分は一生見えなくなると思うと変な感じでした。 なんか落書きでもしておこうかな。 目指せ!水と空気が巡る土中環境 ちょうど基礎工事が佳境のタイミングで、 『杜人 環境再生医 矢野智徳の挑戦』とい

          【家08】基礎工事最終回と、土中環境のこと