見出し画像

【家14】断熱気密③トリプルガラスの断熱窓設置

2023年新年は窓を入れる工程から始まりました。

窓(開口部)は、断熱でとても重要なパーツです。
なぜなら家の中で熱の出入りが1番大きいのは窓だから。

YKKの窓の教科書によると、
家における熱の流入出の割合(アルミフレーム窓の場合)は
なんと冬に50%、夏には74%!
換気や屋根からの流入出よりも圧倒的に多いそうな。

今住んでる賃貸もアルミの窓だけど、
窓際はかなり寒いし冷気も入ってくる。
窓を制覇すればだいぶ住みごごち変わりそう。

で、窓の話の前に、まずは年末に打ち損じた釘を抜いて打ち直しと、破風の取り付けから。

年末に打ったつもりが
間柱に刺さってなかった
打ち損じの釘を抜く。
抜くのにもけっこう力がいります
新年早々歯食いしばりすぎて
父ちゃん歯が欠けそう
&顔変わっちゃいそう
間違えて節があるところに釘打ったら、
節が硬すぎて釘打ちのパーツが取れた


あと、屋根の破風(はふ)なるものもつけてました。

屋根は上から拭く風には強いけど、
横や下から拭く風には弱いので
強風から屋根を守るために破風をつける
取り付け中
吹いてきた風を切り裂き、
屋根が飛ばされることを防いでいるから
破風というらしい。
我が家をよろしくお願いします!


では窓の話。
我が家の窓は、YKKのAPW430というシリーズを採用しました。
ペアガラスよりさらに断熱性能が高いトリプルガラス+樹脂フレームで、
気密性能も確保してます。

設計段階で窓を決めるときに考えたのは、次の3つのバランスです。

①景色を楽しみたい(窓は大きく&たくさん欲しい)という要望

断熱等級HEAT20のG2クラスの断熱と気密の基準を満たすか

③高性能なほど高いコストをどこまで許容するか
(初期コストは高いけど、住んだ後の冷暖房効率が良いので、その後のエネルギーコストは抑えられる)

窓(開口部)の打ち合わせはかなり長引いて、
あーでもないこーでもないと言いながら
たくさん悩んで決めました


我々としては外の山々の景色を眺めたいので
とにかくリビングも家中全面窓にしたいくらいでしたが、

・ここの窓はマストで欲しいか?
・サイズは大きくしたいか小さくてもよいか?
・窓は開けたいか、FIX窓(開かない窓)で良いか?

を設計担当の皆さんと何度もやりとりしました。

窓を決めながら、間取りや屋根なども
建もの燃費ナビというシステムに入力して一次エネルギー消費量を計算し、
G2クラスをクリアするかチェックしながらの作業でした。

思い返してみると長い道のりだった。
設計の皆さん長きに渡りありがとうございました、、!

かんばって奮発してリビングに入れた
窓、YKKの大開口スライディング。
フレーム大きいよ〜



で、実際に窓を入れる工程はざっくりこんな感じでした。
(記憶違いもあるかもだけど、とりあえず)


窓を入れるためのまぐさ、窓台なるパーツを色々つくる

→窓枠周りに防水処理する

→窓を入れる
※大きい窓の場合はガラスなしの窓枠を入れて、後日ガラスを入れる

→外壁ぐるりと透湿防水シートを貼る

窓の図面。一枚の窓に対して情報量が半端ない
窓の高さを出すために、
水平機を使って柱、間柱に墨出し
間柱を、窓の高さに合わせてカット
職人さんたちは
丸鋸も使うし、もちろん手鋸も使うし、
いろんな道具の使いこなしがかっこいい
窓の上の横材のまぐさ取り付け中。
まぐさって初めて聞いた
手を乗っけてるのが窓の下の横材の窓台


窓を入れる前に、透湿防水シートとブチルテープで防水処理をしてました。
透湿防水シートはデュポンのタイベックを使ってます。

室内の湿気は「透湿」で外に逃して、外からの水は「防水」するという優れもののシート。
タイベックには遮熱の機能もあるそうで、これが貼ってあればとりあえず外壁材貼ってなくても機能的に大丈夫、ひと安心。

サッシが入るところ、
透湿防水シートを室内側に入れ込むように貼って水が入らないようにしてる
ブチルテープは、屋根のてっぺんの
妻部分に貼ってたのと同じ


防水処理ができたら窓を入れていきます。

大開口スライディング取り付け〜
取り付け〜
サッシ自体はビスで留めてるだけ
他の窓もどんどん入れていきます
どんどん設置

窓を入れたら、透湿防水シートのタイベックを外壁にぐるりと貼っていきます。

ぐるぐる巻き
窓の周りは細かく切りながら貼る
遮熱の機能もあるので光を反射して眩しい
一周ぐるりとタイベック巻き完了!
後日、瑕疵担保責任保険の検査に
外壁の防水チェックに来てました。


窓がついて、屋根防水も外壁の防水もできてるので
もう住める状態です。


早く引っ越したいような、まだ家づくりしてたいような、
変な感じです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?