「できる前提で話す」ことと「できない前提で話す」こと。
人との関係で最も大事なのは
『相手の可能性を信じる』『相手を認める』ことです。
このような姿勢はだんだんと浸透おり、
とても素晴らしいですよね。
指導者が選手に、親が子どもに、キャプテンがメンバーに、また、メンバー同士で会話(対話)する際にもこの姿勢は考慮したいことです。
ただ、会話(対話)において、一辺倒とはいかない場面・ケースもあります。
「できる前提」と「できない前提」とは…?
それぞれのメリットとデメリットがある
「できる前提で話す」
★メリット…
言われた側のモチベーションや自己肯定感がアップし、
自分のことを信頼できる、もっと頑張ろうと思えます。
★デメリット…
言われた側によっては、つまずき・不調・技術的な不安などのネガティブなことを言い出しづらい、打ち明けづらいことがあります。
(個人の性格による)
常に「君なら大丈夫」「できるよ」といったポジティブな空気感。
「ネガティブなことを言うと雰囲気を悪くしてしまうのではないか…」と考え、そういった空気を読んで言い出せない…ということもあります。
そして「空気を壊すかもしれない」と不調等を言えないままだと、
チームの敗北、不調の悪化などにつながる恐れもあります。
心理的安全性を整える
なかなか自分の本音が言えない、自分の抱えてる問題が言えないのは、
チームの心理的安全性に関わっています。
風通しは当然大事ですし、
「何でも話ができる」「言いにくいことも言える」環境。
それが《心理的安全性が整っている》と考えています。
「できない前提で話す」
★デメリット…
言われた側は『信頼されていない』ように聞こえます。
親が子供にいうように、「大丈夫なのかな?」「できるのかな?」と心配されると反発したくもなりますよね。
★メリット…
例でお話ししたほうがわかりやすいので、架空の例を出します。
「物事や相手によって使い分ける」とはこういうことです。
もちろん、相手の経験などを加味する必要がありますよね。
上記の未経験新入部員の中に経験者がいる可能性もあります。
その場合はまた違った対応が必要ですよね。
また、目標設定など 『きちんとやってほしいこと』や『管理したいこと』なども「できない前提」でフィードバックしたり、ケアすることが必要です。
この場合も「大丈夫できるよ」と本人たち任せにしていると危険です。
疑問・不安に感じながら進める人、そもそも止めてしまう人もいるかもしれません。
まとめ
できる前提・できない前提のどちらかに偏るのではなく、
両方のメリット・デメリットを理解した上で
バランスを取りながら、相手を見ながら、対話をしながら使い分けることが必要です。
一歩先に進んだ対話で選手やメンバー、子ども、また、自分自身の成長にも繋がりますね。
▼音声配信もあります。
心理的安全性、メンバー・選手への声掛けで結束力の強いチーム作りができます。メンバーの入れ替わりやシーズン初めはそのチャンスです。
メンタルコーチをチームに入れることにより、
それらが劇的に変化しますのでご検討ください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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