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『IVS2022 NAHA閉幕。濃度最高潮の3日目レポート』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】・Web3ニュース2022.7.9

■IVS2022 NAHA 怒涛の3日間が終了

昨日でIVS2022 NAHAの全日程が終了しました。本当にすごい熱狂が続いた3日間でした。

昨日もメインはセミナー・講演・展示・ワークショップだったのですが、スタートアップピッチもあり大盛況だったようです。IVSから新しいビジネスが具体的に立ち上がっていくのは胸アツです。でもそのピッチは日程の都合で見れなかったんですが。残念。

初日のオープニングイベントの薄く広く名刺交換から始まって、2日目~3日目と経るごとに顔見知りも増えて具体的な情報交換や相談ごとの濃度がどんどん高まっていきました。

3日目は名刺交換の枚数はそれほど多くなく、Twitter DMで直接ご相談の連絡を頂いたり、3日目のアフターイベントである屋台村でも具体的なビジネスの話がたくさん飛び交うようになっていました。

いきなり展示やセミナーから始まるビッグサイトや幕張メッセでのイベントと違って、パーティーで広く顔見知りを作ったあとに3日間全体+夜の飲み会も全部セットでビジネスの話を具体化していくというIVSの流れは相当理にかなっているなと感じました。


■催しも大盛況

NFT落札者は作者に似顔絵をその場で描いてもらえる特典

NFTオークション会場はずっとたくさんの人がいてIVS Cryptoの会場内での交流の場になっていました。中でもNFTオークションが超活況!

隣の部屋でセミナーを聴いていた時からずっと入札のコールと参加者のどよめきが漏れ聞こえてくるほどでした。

イーサが安くなっているとはいえ15.4ETHはすごい。
IVS2022をきっかけに流行るプロジェクトが生まれたら、その時に落札されたNFTだというハクがついてさらに値上がりするかもしれませんね。


■真田さんIVS Crypto会場での講演

BLOCKSMITH&Co.社長でKlab会長の随行で来ているので真田さんレポート多めです。

GameFiも過去のゲームの歴史を踏襲する

3日目17時からの講演に真田さんが登壇。テーマは「韓国と日本におけるGameFi産業の最前線」。幻冬舎の設楽悠介さんをモデレーターに、韓国KlaytnからYifei SHIさん、ゲーム専用チェーンを標榜するOASYSから松原亮さん、そして日本のゲームメーカーからBLOCKSMITH&Co.の真田哲弥社長とgumiのブロックチェーンビジネスの責任者、寺村康さんが登壇されました。

登壇者の皆さん

真田さんはBLOCKSMITH&Co.でPRリリースしたばかりの「Quizo.ooo」の話題にも触れながら、ブロックチェーンゲームが今後どう広まっていくのかを歴史を紐解きながらわかりやすく解説。

「ソシャゲ」黎明期からスマホゲームを出し続けているのは一日の長。
コンソールゲームをスマホに単純移植しようとするゲームメーカーが数多く失敗していくのを横目にスマホに最適なUI/UX、売り切りゲームではなく追加課金モデルに最適化したゲーム設計を追求することが必要であったように、Web3時代にブロックチェーンゲームとして最適化することが重要であると説く真田さん。

時代に最適化したエポックメイキングなゲームが登場すると、他のゲームメーカーがそれを学習し似たようなゲームが増える。すると最終的にはそのゲーム性の上に有名IPのキャラクターや世界観を載せるIP勝負になっていく。
しかしその後さらにエポックメイキングな発明が登場し、再び学習競争に戻っていくということをリピートするという歴史を、ブロックチェーンゲームも踏襲するだろうという歴史の観点からわかりやすく予想します。

GameFiの「Fi」の部分がブロックチェーンゲームで独特な部分なのは間違いないので、Earn原資や運営原資をきちんと確保しないとEarnできなくなって破綻する、そのためにローコストでライトなゲーム性の方が「to Earn」のゲームには向いている、という話にも触れました。

この話題は私モリプトと真田さんが出会うきっかけになった5月25日の記事『STEPNに学ぶ「to Earn」実現に必要な構造』で提示した考え方でもあります。

他にもこれからブロックチェーンゲームを出すにあたって最適なチェーンはどれか?という設楽さんの質問に対して「EVM互換であればどれでもいい。マルチチェーン対応がベスト。」「Grantがあるところ(笑)」でYifeiさん、真田さん、寺村さんが一致しつつ、ゲーム専用チェーンを標榜するOASYSの松原さんからは「汎用チェーンはすぐ詰まる。トランザクションの多いゲームには不向きなのでOASYS一択!Grantもあるよ!ポジショントークだけど!」でひと盛り上がり。

聴取者の反応を感じるに、最後に決めがちなチェーン選びについては具体的にWeb3プロジェクトをやっている人には興味関心が高い話題なのだなと現場でも感じました。


■夜はさらに熱狂、続きは東京で!

最終日も開かれた屋台村。2日目と同じく数名と事前に合流して一緒に向かいました。最終日は当日便で帰る人がいる中で屋台の座席には少し余裕があるように感じました。

ただ、すでに場の雰囲気やお互いのWeb3に対する考え方などが分かりあっている人が増えている中では超具体的な話題が濃く交わされるのが2日目との違いだなと感じました。

もしIVSが2日制だったらこの濃度で打ち解け会話できることはなかっただろうなと思います。

屋台村でもいろんな人と席を変えて話をして新たな発見がたくさんありました。沖縄から戻ってもまた東京で会いましょう!という方々もたくさん。
ホントぜひまた東京でも情報交換させてください!


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