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『NEARをSweatcoinが採用。今年後半dAppsで選ばれるチェーンになるか?』~【新しいWeb3ビジネスのアイディアのタネ】・Web3ニュース2022.7.2

■「STEPN」のDEX、ソラナ上で利用者数1位に

「Move to Earn」分散型ゲームアプリSTEPN(ステップン)が展開する独自分散型取引所「DOOAR」のデイリーユーザー数が約77,000人に達したことが確認された。ソラナ(SOL)を基盤とするDEXとしては、最大(第1位)の日間利用者数となる。

STEPNは経済崩壊の渦中にありますが、ユーザーは運営からの朗報を期待しつつ日々コツコツ歩き続けています。

STEPNが上がり調子だった時は歩いて稼いだGSTをレベル上げなどで消費したり将来の値上がりを期待して蓄える人も多く、毎日利確のためにDEXを使う人は多くなかったのですが、今は毎日GSTが値下がりし続けるので仕方ない安全策として毎日USDCやSOLに交換する人も増えていると思います。

STEPNの独自DEXがソラナ上で利用者数1位になったというニュースは「STEPNから逃げるために利確換金するユーザーが増えたおかげで1位になった」とのが理由なのでしょう。何とも皮肉。

しかし運営はこれまで「ORCA」という外部DEXに手数料を支払って両替していたのを自社独自の「DOOAR」に切り替えたことで、DEXの手数料という新たな収益源を得ることができました。

新規ユーザーが課金し続ける以外に収益源を持っていなかったウィークポイントをDEXで補えればSTEPNの追加開発や運営維持の原資が手に入り、崩れたSTEPNのトークノミクスバランスを改善する施策が打ちやすくなるかもしれません。

ソラナチェーン全体に「DOOAR」をDEXとして提供すれば自社運営のSTEPN以外からも収益を得られるようになることも良い点です。

ただし2つ問題があります。

・ソラナはSTEPN以外のユースケースが目立たない。他のサービスが多くない中でDOOAR DEXでどのくらい稼げるのか?

・STEPNの経済構造がワークしていないのはSTEPN自体の問題。運営はDEXで稼げるようになった暁に儲からなくなったSTEPENに再投資するとは限らずDEX屋さんに鞍替えするかもしれない。

ソラナチェーンはSTEPNによって注目され、日本国内でもBTCやETHは持ってないけどSOLなら持ってるという人が結構いるはずです。

今後新しいdApps、to Earnサービス、メタバースなどをソラナチェーン上でリリースすればSOLに慣れた人がたくさんいるぶん初期ユーザーを確保しやすいかもしれません。

ソラナチェーンの利用者数増はSTEPNのおかげと言っても過言ではありません。


■Sweatcoinに採用されたNEARチェーン

dAppsを出そうかな、と考えた時に思い浮かぶチェーンはEVM互換のPolygon、Binance Smart Chain、Avalancheあたりがメジャーどころだと思いますが、ここに来てEVM互換勢力の一角、NEARに注目です。

STEPNに先駆けて非ブロックチェーンゲーム、普通の健康アプリとして2016年にリリースされ、35か国以上で9,000万人以上のユーザーに利用されているモンスターサービスです。

そのSweatcoinが「今夏」にブロックチェーンゲームとなり歩くと稼げるMove to Earnになることが発表されていましたがいよいよ9月12日にトークンを発行すると公式発表されました。

そのSweatcoinに採用されたのがNEARです。

これまでdAppsのチェーン候補としてあまり名前が上がらなかった印象があるNEARですが、Sweatcoin効果で一気に注目を集めるかもしれません。STEPNがソラナを流行らせたように。


NEAR上のステーブルコイン「USN」も裏付け資産をUSDTに一本化するという発表がされました。

先日のTerra/LUNA崩壊が契機だと思いますが、裏付け資産がないか弱いステーブルコインがある意味「狙われて」チェーンごと崩壊させられる可能性もあるため、Sweatcoinのトークン発行イベント前に対策を打ったかたちです。

弱気相場モードとなるフェーズ1は、担保不足のリスク解消と利回りの安定化を優先する。この間、USNはUSDTで100%裏付けられ、ユーザーはUSDTでのみUSNを発行できる。準備金に配備されたNEARや助成金は、今後もUSNの利回りの発生源として維持される。

現在の悪い市況の中でも崩壊しないように100%USDTで裏付けることで安心感を高めています。また助成金(Grant)にも触れ、NEAR上のdAppsを開発するためのGrantがNEARで支給されたとしても安心感が高くなります。

強気相場モードとなるフェーズ2では、NEARを再導入し、より高い利回りを追求する。USNの発行に使用されたNEARはネットワークにステークされ、さらなるUSNの金利を生成する。「良好な市場環境下でNEARトークンを担保として再度受け入れることで、NEARの強力な価値創出につながる可能性がある」と説明されている。

市況が回復すれば一層加速度的にUSNステーキングによる投資加速、それを原資としたNEAR上のdAppsへのGrant支給でサービス開発を加速するという好循環を図っていく模様。

今まで少し縁遠かったNEARが今年後半から注目を集めるようになるかもしれません。

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