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心理学に基づいた幸福度を高める3つの鍵とは

■人生の大きなテーマ”幸福”

時が経つのは早いもので、2020年もあっという間に師走ですね。
年齢を重ねるごとに、時が経つスピードが速過ぎて…

1年の締めくくりの月=12月になると1年を振り返ったり、新しい年に向けて想いを巡らせたりすることも増えてきます。
その中で、自分の人生をみつめることも。

人生について考える時、私にとってベースにあるのが”幸福”というテーマです。
おそらく、私だけではなく多くの人にとっても、”幸福”というのは、人生の大きなテーマだと思います。

確かにどんな人生を送っていきたいのか、人生におけるテーマや人生で実現したいことは、人それぞれ違いますが、”幸福”というのは人生における土台になるものだと思います。

まさか「不幸になりたい」なんて人はいないはず。


■自分軸が重要とされる風の時代の幸福論

さて、2020年12月22日から風の時代になりました。

この風の時代の重要なキーワードの一つに、『自分軸』があるそうです。

自分軸というと、少しふわっとした印象を受けるかもしれませんが、世間の価値観や他者目線ではなく、「自分がどう思うか」「自分がどう感じるか」「自分がどう考えるか」など、「自分にとってどうか」という自分軸が大切になるということだと、私は理解しています。

幸福について考える上でも、世間や多くの人が憧れる幸福像ではなく、自分にとっての幸福を追求することが重要ですよね。


■心理学の幸福の方程式

心理学者のセリグマンは、幸福を次のように定義しています。

心理学者セリグマンは、幸福を高める要素として

・快楽
・意味
・没頭

という3つをあげ

幸福=快楽×意味×没頭

と定義しています。


快楽というのは、「楽しい」とか「気持ちいい」「心地よい」と感じること

意味というのは、自分にとって意味を見出せること、言い換えれば「達成感」や「充実感」「やり甲斐」を感じること

没頭というのは、夢中になれること 
没頭しているときに、人は幸福を感じるというのは、心理学や脳科学においても有名な話ですね。

この快楽・意味・没頭が、幸福を高める3つの鍵となるのです。

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そして、幸福の方程式【幸福=快楽×意味×没頭】の最大のポイントは、3つの要素の足し算ではなく、掛け算になっていることです。

3つの要素のうち、どれかひとつでも0ならば、幸福も0になる

すなわち、3つの要素のうち、1つまたは2つを満たす場合、一時的な幸福感は得られるけれど、それは、持続的な幸福つまり本質的な幸福とは違うということ。


たとえば、YouTubeを見ることは、私にとっては、楽しい・面白いという感情を得られたり、時間を忘れて見てしまうことがあります。
これは「快楽」と「没頭」の要素を満たしていますね。

しかしながら、YouTubeを見ることに、意味や意義をほとんど感じません。

自分にとっての意味を感じないから、見終わったときに、「またこんなに(長い時間)YouTubeを見てしまった」と、ちょっと時間を浪費してしまったような罪悪感を抱いてしまいます。

この状態は、幸福とは言えないなぁと我ながら思います。

もちろん、YouTubeを見ること自体が、幸福に繋がらないと言いたい訳ではありません。きっとYouTubeを見て、幸福になる人もたくさんいると思います。

ただ、私にとっては、YouTubeを見ることは、幸福に繋がらないというだけで。

あくまでも、重要なのは、「私にとって」という自分軸ですから。


反対に、私にとって、ヨガをすることは、自分の幸福に繋がっているなぁと実感します。

身体と心がほぐれて整う心地よさや、できないことができるようになる楽しさ、自分の可能性や限界に挑戦する面白さを感じるし、

ヨガをすることで、身体と心を含め自分自身がよりよくなる実感があるので、私にとってヨガをすることは、とても意味のあることだし、

呼吸に意識を向けたり、身体を動かしてポーズをとったり、身体の感覚を感じたりすることで、今ここ自分に集中できて没頭もできる。

事実として、ヨガをすることで幸福度が高まっていると実感しています。


■幸福の方程式の生かし方

自分が今やっていることや、これからやろうとしていることが、果たして自分の幸福に繋がっているのかを考える際に、幸福の方程式は、とても参考になります。

仕事や趣味、ついついやってしまうことや、なんとなく続けていることなど、自分のことに当てはめて考えてみると、自分をよりよく理解するうえで、とても役に立ちます。

自分事として考えてみたときに、仮に今の時点で3つの幸福の要素を満たすものがなくても、たとえ今の仕事に楽しみを見出せなかったとしても、落ち込む必要なんてないと私は思います。

なぜなら、最初から幸福の3つの要素を満たすものが、都合よく目の前に現れたりはしないし、何より幸福は育んでいくものだから。

私が幸福を感じるヨガにしても、ヨガを始めた時から意味を見出してやっていたり、没頭していた訳ではありません。

やっていく中で、続ける中で、没頭し、意味を見出すようになりました。


もし今の仕事に快楽も意味も感じないという場合、仕事自体を変えられたらいいのですが、今すぐ転職するというのは、簡単ではないですよね。

そういう場合は、どうやったら今の仕事を自分になりに楽しめるか、どうしたらやり甲斐や達成感を感じられるか、発想を転換してみるといいんじゃないかと思います。

たとえば、決められた業務がある中で、改善や創意工夫して、仕事をどれだけ定時間内や短い時間内にやり切るかというのを楽しみながらやるなど、自分のなりの楽しさを見つけていく。
何をというWhatの部分つまり仕事自体を変えるのではなく、「どうやって」というHowの部分にフォーカスして取り組み方を変えるといいんじゃないかと。


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今の時点で、幸福の3つの鍵が揃っていなくても、ひとつずつ育てて、増やしていくことはできます。

最も大切なことは、幸福の3つ鍵【快楽・意味・没頭】を育み、幸福度を高めていくこと。

手探りでもいいから、幸福の3つの鍵を自分の手で育んで、自分にとっての幸福度を高めていきましょう。










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