日本にいながら北欧へトリップできる北欧の町ドロフィーズへ
先日、静岡県浜松市にある北欧の暮らしを体感できる北欧の町ドロフィーズへ行ってきました。
ドロフィーズは、浜松在住の私でも、家から車で50分くらいかかるとても長閑な場所にあります。
今回の目的は、北欧家具セミナーを受けること。
(写真奥の黒茶色の建物が、セミナーの開催場所であるドロフィーズカフェ)
ほんの数年前まで、北欧家具に関心はなかったのですが、長時間座っても、お尻や腰が全く不快にならない北欧のある椅子に出会い、静かな衝撃を受けて以来、北欧家具に興味を持つようになり、今では、家でも北欧の椅子を愛用しています。
そんな私が、セミナーの存在を知り、居ても立っても居られずに参加した北欧家具セミナー。正確には、「北欧デザイン&ファニチャープチセミナー」(タイトル長い!)。
ご丁寧に、資料もいただけます。
このセミナーは、家具の中でも、椅子に特化した内容で、北欧家具入門編といった内容でした。
北欧家具の背景や、北欧家具を代表する4人のデザイナー【コーア・クリント、オーレ・ヴァンシャー、ハンス J. ウェグナー、ボーエ・モーエンセン】、彼らの代表作の8つの椅子、椅子のお手入れ法などを、北欧家具の椅子に座りながら、正真正銘"座学”で学んでいきます。
そのあとは、4人の著名デザイナーの代表作である8つの椅子の座り比べを。
これが、とても楽しく、落ち着いた雰囲気を装うフリをしながらも、思わずはしゃいでしまうほど、今回のセミナーの個人的なピークとなりました。
それぞれ椅子のコンセプトやデザインが違うのはもちろん、座り心地も全く違います。
「この椅子は、私の身体には、ちょっと馴染まない感じがする」
「お!この椅子、身体にフィットして座り心地がいいなぁ」
「肘掛けのカーブのなめらかな触り心地が堪らない」
「この座り心地うっとりする」
といったように、セミナーという名目のもと、気兼ねなく、まとめて座り心地を比べることができるのは、自分に合う椅子を探すのによい機会に。
椅子選びにおいても、最終的には、自分に合うかどうかという相性が最も大切だと、改めて実感しました。
何事においても、自分に合うかどうかは、やはりとても重要ですね。
今回のセミナーでは、同じデザイナーの同じ型の椅子で、ヴィンテージのものと、リプロダクトのもの、両方を座り比べることができたのですが、やはりヴィンテージの椅子の方が圧倒的に座り心地がよいことに驚きました。
お値段も、ヴィンテージの方が圧倒的ですが。
実は、私が北欧家具に魅了されるキッカケとなった椅子もヴィンテージのものでした。
時代や世代を超えて受け継がれているものは、本物だと思わずにはいられません。
本物とは何かを考えるよいキッカケになりました。
本物に触れるというのは、本物を知るということでもあります。
できれば、誰だって
偽物(の自分)じゃなくて
本物(の自分)になりたいはず
じゃあ、本物の自分って何?
そもそも本物って何?
となる訳ですが、
机の上で、うーんうーんと考えてみても、そんな簡単に答えが見つかるものじゃないですよね。
そこで、重要になるのが、実際に本物に触れることだと思います。
本物に触れるというのは、
本物とは何か?
本物とは、どういう存在なのか?
本物になるには?
といった問いを解くための、手掛かりやヒントになると私は考えています。
自分の脚を使って、目で見て、耳で聞いて、手で触れて、つまり身体と五感を使って、本物に触れる経験をこれからも積んでいきたいと思いを新たにすることができました。
北欧家具は、「一生もの」であり、世代や時代を超えて受け継がれ、人の生涯に寄り添うような存在。
一生ものだけあって、プライスも一生分か!?というくらいします。
いや、一生分と考えると、実は高くはないのかな。
だからこそ妥協せずに、自分にフィットした生涯をともにできる椅子を探していきたいと思います。
ドロフィーズには、北欧の家具や照明といったインテリア以外にも、カフェやレストラン、北欧雑貨や食器のお店、マリメッコの専門店、お庭、ハートの形をした池、ハンモック、宿泊施設、蔵の本屋(なぜか本屋は、北欧ではなく和風だった笑)があったり、ヤギやお地蔵さん(!)なんかもいて、1日遊べる感じでした!
北欧の風を感じたい方は、ぜひ。
↑ハートの形をしているの、分かります?
私の型落ちのiPhoneで撮っても映えてる気がするのですが、どうでしょう?
↑マリメッコ生地を始め、北欧の生地を切り売りで販売しているお店もあり
↑これが蔵の本屋さん(ちょっと沖縄っぽい感じがするようなしないような)
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