新型試作移動ロボットと自律走行進捗

こんちには。トクイテンの森です。来週は名古屋港近くのポートメッセ名古屋で開催されるメッセナゴヤ・アグリクロスでの展示とデモのために修羅場になっております。

今回は開発の進捗状況のご報告です。弊社独自の新型移動ロボット開発と農場での自律走行に進捗がありました。

移動ロボットの開発

既存の移動ロボットを購入して作業を行うことも考えていましたが、以下の点を考慮して自社開発を行なっていました。

  1. 屋外の不整地に対応した移動ロボットは高価

  2. 細い通路などハウス内の農業用途に見合った必要十分な製品がない

  3. 自由にカスタマイズできるロボットが欲しかった

  4. 自社農場で自分達で使うロボットであり単体で売る必要は当面ないので、機能面に集中して取り組める

この移動ロボットに収穫用のアームや画像モニタリングのためのカメラなどを取り付けて農場を周回しながら作業をさせる予定です。アタッチメントを取り替えることで様々な用途に使用できるロボットとして基礎となるものと考えています。

ハードウェアは大体完成しましたが解決すべき問題点はいくつかあります

自農場での自律周回走行を実現

マーカーに基づく位置認識とLiDARに基づく通路と障害物の認識による自律走行を実現しました。ビデオ(10倍速)では10分かけて5周しています。通路の直線に関しては意外と速度も出ていますが、実際の農作業では速度を落とすつもりです。まだ、アルゴリズムの検証段階でエラー処理やフェイルセーフの仕組みは整っていませんが、苦労していたところなので少し安堵しているところです。今後はこのアルゴリズムを新型車両に載せてテストする予定です。

まとめ

ロボット開発がハード・ソフト共に目に見える形で進んできて少し安心しました。大きな山は越えたと思いますが、先は長いです。もっと高い山はまだあると思います。我々と一緒に農業の未来を作ってくれる方の応募をお待ちしています。


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