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コロナが教育に及ぼす影響を自分ごととして真剣に考えた 【後編】

前回の記事を読んでくださりありがとうございました😊後編です。

▶︎前編はこちら

オンライン学習環境の整備は待ったなし

今回のコロナでオンラインでの教育が大きく需要を伸ばすことになると思います。

在宅でできる。しかも安価。

在宅での学習という選択肢しかなくなったことで、今まで我が子にリアルな場での教育しか与えてこなかった層でもオンライン教育サービスに触れることになるはずです。「やってみたら意外とこれでいいじゃん!」と思った層はもう戻って来ません。

スマホに慣れてしまった人がガラケーを使わなくなるのと一緒です。

学校もインターネット環境にまだ課題があるところが多いですが、今後タブレットや動画配信を使っての授業など、どんどん進化していくと思います。

例えばYouTubeを使った生配信などで、授業の配信は技術的にはいくらでも可能です。しかも無料。

動画の良さはアーカイブという形で残せるので、理解できなかったところは繰り返し復習として視聴できるようになります。

ゲームの要素を取り入れるような形にできれば(「ゲーミフィケーション」というらしい)子どものモチベーション維持の効果も期待できそうです。

家庭での学習サポートの面でのメリットも大きいと思います。

オンラインでの教育サービスを利用しない選択肢はないと言わざるを得ません。

リアルの場じゃないとできないことを再定義する

では、「学校などのリアルの場が不要か?」というと僕はそうは思いません。

結局、人と人とのつながりで社会は成り立っていますから、すべてをオンラインでやるというのも違うなぁ、、、と。

特に年齢が小さいうちは、幼稚園や小学校が社会の縮図として社会性を身につけていく機能を果たしています。

親以外の人との関わりの中に身を置き、承認を得られ、自己の存在を認識していくのはとても大切なことです。

つまり、今あらためてすべきは、、、

「リアルの場でないとできないことは何なのか?」

「学校で集団の中で身につけないといけない力は何なのか?」

ということを再定義することだと思います。

これからは一問一答のような「正しく正解を出す」(=認知の部分)という価値はどんどん落ちていき、それこそオンラインでのコンテンツに一瞬でとって変わられる可能性が高くなります。そのうち塾でやっているような内容を「無料」で見れる教育動画サービスみたいなものがどんどん出てくるんじゃないかと思います。

知識偏重の教育よりも「お金」「経済」といった生きていくのに必要な知識、体験を重視して、きちんと稼げる人材育成ができるような仕組みをリアルな場で構築すべきだと思います。

教えられる指導者の育成とセットで考えていく必要があります。

「稼ぐ」ということは他の人が気づかない着眼点に気づき、価値提供をしていくことです。

自ら課題意識を持ち問題を提起できるような力、困難なことでもあきらめずやり抜ける気持ちを育てていく(=非認知の部分)ことがますます重要になっていくのではないでしょうか。

「生き方改革」が起こり、子どもに与えたい教育観も変化する

最後です。

今回のコロナは、私たちに「これからどう生きていくのか?」という問いを投げてきているように思えてなりません。

「家から出られない」「人と会えない」

今まで当たり前だったことが、急に当たり前でなくなりました。

満員電車での通勤。人口の多い町に住んでいるということ。それだけでリスクになるということが顕在化しました。

こういう事実に直面したことで、大袈裟に言うと「生き方改革」が起きると思います。一人ひとりがこれからの自分の生き方を見つめ直し始めます。

これは、子どもたちへ与える教育観にも影響を与えていくと思います。

「テストでいい点をとって、偏差値の高い学校へ進学する」という幻想はどんどん崩れていきます。

教育というのは、その時代によって変化していくものだと思います。昔は最適解だったものが今でもそうとは限りません。

これからいかに柔軟に変化していけるかが間違いなく問われます。ますます曖昧な時代を生き抜いていかないといけない子どもたちに今、どんな教育を与えていくことができるのか、、、

最後に、最近読んだ『シン・ニホン』という本をご紹介しておきます。読みごたえのあるですが、これからの日本の在り方を考えさせられます。


未来は僕たちにかかっています。僕も学び続けようと思います。

、、、早く日常が戻りますように!

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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