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海と多彩な文化に想いを馳せる2015年のシチリア旅行まとめ③セリヌンテ~

シチリア旅行まとめその3です。今回は海を望む古代ギリシアの植民地時代の遺跡が残るエリアです。パレルモとはまた様子ががらっと変わります。

ちなみにまとめ②はこちら。

ではセリヌンテ編です。先ほどのモンレアーレからそのまま直行しましたので、まだシチリア旅行自体はまだ2日目ですね。内容が結構濃いのであまり実感がない・・・

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パレルモ観光ではまさに市街って印象だったのですが、こちらは小さな海辺の街です。ここにくると一転雰囲気が変わります。建物の白い壁が空と海の青さに本当に映えます。

空気感はまったりしていてのどかだけど、記憶に残るような鮮烈な色彩です。陽の光って本当に美しいって素直に思えますね。心が洗われるとはまさにこのこと

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海風が本当に心地よい。下のツイートに貼ってある動画でその心地よい風とさざ波の音がちょっとでもわかるといいなあ。

てなわけでいろいろ観光前にまずランチです。お店は可愛い雰囲気のこちらの2階建てのお店「Pierrot」さんになります。

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トイレの看板が可愛い

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てなわけで早速のワイン。ううっ・・・海のブルーとワインの色がまざって宝石のようです。

このお店の立地本当に最高ですね・・・

海鮮の美味しい国は良い国

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え、海老がしゅごい

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ツイートにも書いていますが、この豪勢なクスクスがめちゃめちゃ美味しいです。食べる前に手前にある魚介の旨味たっぷりすぎるスープをかけていただくのですが、海の恵みがこの一皿にすべて詰め込まれていてこれだけでフルコースですよもう・・・

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ううっ美味しい・・・ 

しかもこれ食べながら見ている風景これだからなあ・・・五感で得られるありとあらゆる恵みをいただく贅沢。食事はやはり五感で楽しみたい

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あ~~~~やっぱりカンノーロですよね!!!!!カンノーロはいくらでも食べれますね!!!!ほんと宇宙一の菓子ですね!!!!オレンジピールの風味が引き立つ爽やか目の仕立てで海の空気ととってもマッチ

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こちらのお店のカッサータはこんなかんじ。こういう素朴ポップなセンスがまたこの小さな海の街に合ってる。ううっ胃の容量の問題上さすがにこれはスルーしてしまったのですが、ほんと食べ物が全部美味しいので味わい尽くせない~~

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レモン~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

また食べ物で記事が終わってしまいそうなのでそろそろ観光します・・・

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お店の裏の坂を登っていきます。

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このめっちゃ長い道を歩いていくと・・・

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突然のギリシャ感

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そんなわけでセリヌンテ遺跡群です。ギリシャ植民地として紀元前5世紀くらいに発展していたエリアで、巨石を豪勢に使った神殿の跡が広大な敷地内に広がっています。

ツイートにも記載していますが、古代ギリシアの遺跡はギリシャ本土よりもシチリアのほうが多く残ってるんじゃね?って話もあるそうです。

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めちゃめちゃ広大なエリアの中に所々にでっかい石柱跡が点在しています。歩き回るのは相当な覚悟がいります!あまりに広いせいか、トローリーみたいな乗り物を利用した有料ツアーのサービスもあったよ

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現状調査範囲内で見つかっている神殿は3つあるそうで、あくまで調査範囲内での話らしいので、まだ全容は明らかになってないようです。

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周囲に森や山がなくて本当に開放的な場所です。遺跡から広大な海が見渡せる・・・

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写真じゃどうしようもないんすけど、潮風が本当に最高です。遮るものがなにもない・・・

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全盛期はこのあたりは本当に反映していて広大な街が広がっていたらしいんですが、カルタゴに滅ぼされて破壊されつくしたうえに、ビザンチン時代に起こった大地震に加えて、あげくのはてには採石場扱いされて、貴重な建材はどんどん持ち去られてしまい、街の面影はもうほぼ残っていないそうです。そういう夢の跡とか思うといろいろと感慨深い場所でもあります。

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こんなに陽光のまぶしい心地よい空気感にあった超大都市かあ・・・当時の人々はどんな気持ちでここで生活してたんすかね。そういう古代ロマンに思いを馳せれる人向けのスポットです。

逆にそのへんのロマン感無い人には、よくわかんねえ石がごろごろしてるクッソ広いだけの公園ってなっちゃうかも・・・


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この巨大オリーブは、このめちゃめちゃ広大なエリアの中にある貴重な休憩所(ただしベンチだけ)

栄枯必衰だなあ・・・思いながら遺跡を出ると、お土産屋さんに鮮やかなお皿が並んでましたよ。

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可愛いんだけどけっこうでかいので、持ち帰りの難易度がそこそこ高いんすけどw

前の記事の様子と比べるとほんとにガラッっと雰囲気変わるので、この島ちょっと奥深すぎますね・・・

そんなわけで今夜の宿は、次の目的地アグリジェントに移動して、こちらの「Colleverde Park Hotel」さんにお世話になります。ホテルに関してはまた次回にお話しできれば。

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部屋についたらウェルカムドリンクにワインが置いてあってびびった・・・

えっそんなフルボトルでいいんすか(困惑

しかもグラスもよくわかんねーコップじゃなくてちゃんとしてるし!シチリアの土着品種であるネロ・ダヴォラのワインですね。Cantine Paolini Nero d'Avola スパイシーでカジュアルなやつ 

さて夕食はこのホテルの近くのレストランで済ませることにしました。

けっこう口コミ評価も高いらしい「Trattoria dei Templi」さんです。いかにもイタリアにあるレストランって感じのカジュアルな印象ですが、本格的シチリア料理のお店だそうで。とにかく美味しかった記憶だけはすごい。

ここもなぜかツイートがないので詳細とかメモってないのが悔やまれる。

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ゴマをまぶしてあるパンはシチリアのスタイルらしいです。

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マグロと甘えびとカジキとアンチョビのカルパッチョ カルパッチョからしてこの豪勢さはなんなんすかね

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多分コースでお願いしたかなと思います。やはり海鮮がメイン。海鮮はさいこうです。海鮮の美味しい国は良い国(二回目)

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なんだっけこれ・・・ニンニクとオイルの風味が最高によすぎてとにかく美味しかったことだけ覚えてる

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こちらはおなじみボンゴレビアンコ

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銘柄メモってなくてミスった・・・まあふつうにハウスワインで頂いたと思うんですが、成熟度高くてフレッシュな酸味でどんどん海鮮が進んでしまう

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白身魚をポテトで包んでチーズで焼いたものが美味しくないわけがない!!!!!!!!!

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シメはやはり外せないカッサータ

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とりあえずたくさん歩いたこともあって今日はこのまま就寝です。おつかれさまでした。

次回はアグリジェント観光です。また出だしはホテルすげえ!ってやってそうな気がします。


シチリア旅まとめその①はこちら


シチリア旅まとその②はこちら


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