メンタルの小さな乱高下に振り回される日常
顔を洗って、化粧水をつけてクリームを塗って…。
眠ろうと目を閉じる。
保湿されてぺたぺたの顔、右の頬骨の上のあたりに細い髪の毛が張り付く感覚が不快。
なんでか拭っても払っても不快な感覚が消えない。
今すぐ確実に張り付いた髪の毛をどかしたい。わたしは眠いんだ!
鏡を見に行くほどの気力は残っていないので悔しいがスマホのノーマルカメラのアプリを開き、内カメにする。
……髪の毛なんてついていない。
髪の毛かと思ったら違う何かだったとかいうことも無く、ただの私の肌が映っているだけ。
おかしいな。
不快な幻触は消えない。
意識すればするほど違和感と不快感が募るばかり。
私は眠いって言ってるでしょ。
最近まじで何かがおかしいんだよな。
小さな乱高下を繰り返す日常。
元気に仕事に行って、職場の人とおしゃべりして、いつも以上にちゃんとした店員になる。別にやらなくてもいいのに暇なのが耐えられなくて掃除をし続ける。担当のレジ周りは綺麗になる。
違う日、元気に仕事に行く。同じものをいっぱい買っていたお客さんがいた、わたしは数えながら「これ、全て同じ商品でお間違いないですか?」(お客様の認識が合っているか/違う商品が混じっていないかだけの確認で済ませるため)と聞いた。
お客さんは、「そのはず!でもちゃんと数えてね笑間違えてとっちゃってたら困るから笑」と笑いながら言っていた。と、おもう。
…?????
何もおかしくない
何もおかしくない!
なのに、なのに何も分からない
おかしくないのにおかしい
そうかおかしいのはわたしだ
思考停止
何も分からなくなる。
自分は今何をしていた?
なんて言われた?
どういう意味?
何を、しなきゃいけないんだっけ?
とりあえず目の前に私が続きをするのを待っている人がいるのでほかの店員さんを呼ぶ。
わたし、今、あれ、なんだっけ?
「レジ変わってくれませんか」
「え、うんわかった、どうしたの?」
「……?」
何も分からない。
わたし、どうしたの?
何が分からないの?
自分はいま何をしているの?
この後わけのわからないことを言いながら結局早退した気がする。
何してんだよ
仕事中に思考を放棄するとは我ながらびっくり、最悪、やめてほしい。その限りである。
色々考え続けたけど、最終的に自分が無知で愚かでクソ最悪って事しかわかんなくなって色んなことがどうでも良くなって、自傷行為をしたい衝動にかられる。アームカットは少し飽きたので、ボディピアスを開けることにする。
前回は耳のロブにニードルで開けようと思ったけど、まっすぐに刺せず途中でやめた。
その前は鎖骨下にチェストピアスを2つ開けたが、直接見えない位置で綺麗に出来なかった。
今回は見えるとこにしよう。
フィンガーピアス。これは絶対にかわいい。
そう思い立ってから準備をして、片付けるまで、多分5分も経っていない。
普段痛みは怖いもの。でも痛みを怖いと感じなければピアスは綺麗にあけられる。
14ゲージのニードルを刺していく。ああ意外と太いんだよな、コレ…確か14Gは、直径1.2mmくらいだったか…とか思いながら一思いに、でも一定のスピードを保ちながら貫通させていく。
痛い、異常に手汗が、指の震えが止まらない。
でもそんなことは関係ない。
身体にニードルを刺して貫通させて金属の棒を傷にさしたまま放置するんだからそりゃいたいよ。そんなん知ってたよ。
知ってて、やりたかったんでしょ?
高揚した。痛みでおかしくなっているだけかもしれないけど、左手中指に一見指輪みたいに輝くシルバー、かわいい……!!
人の身体と金属の組み合わせをわたしは美しいと思う。綺麗だと思う。
自分の指に曲線的な金属の棒がぶっ刺さっていてとてもかわいい。
わたしは満足して、眠りについた。
起きてその日の夕方頃には精神的な不調も落ち着いていて、お母さんにみてー!ピアス!かわいい!なーんて言い始める。
ただ苦しくて、自分を傷つけたくて、痛みが欲しくて開けたピアスだったのにな
そしてこれぶつかると痛いんだよね。
日常生活が不便になる。だから2日目に外した。だいぶ綺麗に開けれてたんだけどね。
もったいなーい。
綺麗なふたつの小さい穴から血がとめどなく滲み続ける。周りも痣みたいになって、中指だけとっても不健康そうに見える。
あーあ、、
教養まとめ、みたいな本を読み漁る。教養がほしいわけじゃない。面白いから、わたしの知的好奇心を満たしてくれるから、だから読む。
科学と歴史と心理(言語、文化)を深くまでやればほとんど全ての教科に通ずるのでは?と思った。
面白い。
好奇心を抑制する。
やりたい!何それ気になる!
という自分のそんな気持ちに対してとことん無関心の振りをする。
今までのわたしは…
色んな人と話してみたい。
話してみたい!会ってみたい!
遊びたい!
でもそのどれも、変な人だと思われたくないな…嫌われたくないな…って、猫かぶった自分で関わるか、そもそも関わることを避けるかどちらかだった。
本当は色んな人と話してみたい色んな人と会ってみたい仲良くなりたい。もっと知りたい。
なのに、何も出来なかった。
恐怖の前に立ち竦むばかりだった。
他人が当たり前のようにこなしていることが自分には到底出来そうもない無理難題に思えること。
自分の問題なのに、
自分のやりたいことをやって、自分を受け入れている人が羨ましかった。悔しかった。
どうして、どうしてわたしはそうできなかったの?なんで?って欠点ばかり探した。今の時点で浮き彫りになっている欠点だっていっぱいあって、それだけでもいっぱいいっぱいなのに、自分から、不幸を求めていた。
こんな自分誰も助けないで欲しい。と、自ら孤独になりたがった。可哀想でいたかった。
不幸じゃなければ、幸せになりたいと望むべきだ、望まなきゃいけない、と思い込んでいた。
極端だが、元気になったらちゃんとしていなくちゃいけない、と思っていた。
完璧主義はわがままなだけだとお母さんは言った。妥協ができない。自分を客観的にみろ、弁えろ。あなたがそこまで出来なきゃいけない、ちゃんとしていなきゃダメ!なんてことはないんだよ。自分の出来ることをできるところまでやればいいって言ってくれた。
もうずっと、わかっているのにできない。
もう何が自分に出来ることなのかも分からない。
もう終わりたかった。未来なんていらないって思った。もうめんどくさいって。
今迄も何度も何度も思ってきたことだ。
何度も思ってきたのに、今、生きている。
これからもどうせわたしは生きる。
どうせ死ねないんだから楽な死に方よりも楽な生き方を考えたらいいのにね!!
最近メンタルの調子が良くなくてnoteをかけていないどころか、相互さんたちのも読めていない。読みたいのに、書きたいのに。
うーん。
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