我々が届けているもの。
わたしが代表を務めるALL東北教育フェスタが届けている・届けたいことについて。
自分の人生を自分で歩む感覚を持って生きられる人たちで溢れた世界を我々はみたい。
目の前の人が本当にみたいミライに進めるために我々は"あたたかいおせっかい"をしています。
活動としては宮城県庁と合同で動いている「みやぎ小中学生いじめ問題を考えるフォーラム」の企画運営や、日常的にゆるく学びをアツく議論する場など色々なことを行なっていますが、特に一番力を入れている「夏フェス・冬フェス」について書かせていただきます。
夏フェス・冬フェス(以下フェス)は1泊2日の合宿型イベント。教育に興味のある学生が自分自身のキョウイク観を見つめ直す場、大学外の仲間をつくる場です。
特に教育学部でかつ大学外に出たことがない人に来てほしい、、!と思い、企画・集客をしています。
どのようなことをやっているかというと
①現在地を知る
②視野を広げる
③自分自身と向き合う
④もやもやする
⑤日常に落とし込む
1つずつ説明させていただきます。(本当は色々なところにフックをかけているのですが伝えきれないので大まかに)
①現在地を知る
自分がここにきた理由。
どんなことを学びたいのか。
普段どんなことをしているのか、何を学んでいるのか。などを班のメンバーと共有する時間。
自分の現在地を知り、フェスの2日間の学びをよりよくするためのワーク。
②視野を広げる
キョウイクに携わる大人を6人お呼びし、自分の聞きたい講師の方の話を2人聴く時間。
様々な分野の大人の方をお呼びしています。
学校教員、塾の社長、NPO代表、行政、地域教育、社会教育など。
話の内容は How to というよりかは講師の方の人生や、どんな想いで活動しているかなどを話していただいております。
これは去年の冬フェスの講師の認定NPO法人底上げ代表矢部寛明さんのお話。タイトルからインパクトが!(笑)
(もちろんキョウイクの話もあります!そして講師の方も宿泊していただける方にはしていただき、夜はもっとニッチなお話を聞けます!)
③自分自身と向き合う
講師の方のキョウイク観や人生観に触れ、感じたことから、自分は「何を大切に生きたいのか」「なんでキョウイクに興味を持ったのか」など仲間と一緒に考えます。
我々ALL東北教育フェスタはその自分自身と向き合うお手伝いをしています。
④もやもや
(一番大切な時間だと思っています。)
多くの大学生が自分自身に矢印を向けることで色々なことが頭をぐるぐるします。1人ではとても不安な時間だと思います。
しかし、ALL東北教育フェスタでは夜通し仲間と語ったり、向き合ったりできる場を用意しています。
いくらでも思う存分考えることができるし、わたしたちも一緒に考えます。(時間が足らず消化不良のときがありますが)
⑤日常に落とし込む
1日目の夜から自分自身と向き合い、少しでも自分の大切にしたいことやどう生きたいかが見えたとき、
2日目にどう日常に落とし込む?どうしていきたい?ということを考えます。
そしてここで大切にしているのが宣言の時間。
たった2日間だけれど、参加者は仲間です。
ただ楽しいだけではないこの合宿。自分自身と向き合い、たたかっている仲間。
その仲間同士で応援し合う関係をつくるためにもこの宣言の時間を大切にしています。
しかし、ここで「この二日間で明確になりました!〇〇やります!!!」というような宣言をわたしたちは別に求めていません。
わたしたちはフェスで人間が変わるなんてそんなこと思っていません。
どちらかというと「まだまだ分からないけれど自分自身に問い続けて生きていきたい」ということを感じてほしい。
宣言の場はありのままの自分で感じたことをシェアする場。
自分の言葉でぽつりぽつりと宣言をする姿は思わず涙が出てしまいます。
参加者からは「全員で創り上げた二日間は私にとって一生忘れられない日になる」、「このイベントでの気づきや学びをいかして、これからも自分の人生をがむしゃらにより価値のあるものに彩らせていきたい」などといった言葉をいただいております。(うおおお、うれしい!!)
参加者の言うとおり、実行委員だけがつくる場ではなく、その場にいる参加者、講師、実行委員、全員で共につくる場だからこそかけがえのない2日間になると信じています。
そして今後の我々の課題。
フェスから日常につなげること
フェスが終わり、日常に帰るとフェスで考えたことはあるけれど、1人だと状況を変えられないと思ってしまったり、向き合うことを忘れてしまったりします。
今ALL東北教育フェスタという組織は実行委員という形でしかかかわりを持てていませんが(最近少しずつ変わっています)そうではなく、日常的に対話ができる環境を作っていきます。
改めて。
わたしたちは自分の人生を自分で歩んでいる感覚を持って生きられる人たちで溢れた世界がみたい。
そんな教育者が増えたら子どもたちもきっとイキイキするとわたしは思っています。
しかし、それ以上に我々が考えているのは参加者が本当にみたいミライに進めること。そのためにフェスをつくっています。
三月に冬フェスを開催予定なので今から楽しみです!!本当に企画準備が楽しいのです。今度はどんな場になるかなあ。
いつも見守ってくださりありがとうございます。それだけでうれしい。サポートは誰かの応援につかいます。