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まずちゃん付けで呼ぶのをやめろ

最近、医者や看護師に対する不信感がどうしても拭えない。 最近というか結構前から ん??と感じるところは多々あって、でもまあ向こうからしたらビジネスだしな〜と思って流していたんだけど どうにも言うことがコロコロ変わるの。 まず仕事のことでしょ。 抗がん剤治療を始めた頃は、「最初だけ2週間入院してもらうけど、その後は通院治療だから普通に仕事もいけるよ!」と言われてた。 でも実際やってみたら1ヶ月につき10日間の入院が半年くらい続いて、結局仕事は辞めることに

    • ミッドサマーを観た

      数ヶ月前から心待ちにしていたミッドサマーがやっと公開されたので観てきた! なぜ心待ちにしてたかというと このアリ・アスターという監督の前作「ヘレディタリー/継承」がそらもう恐ろしすぎて、何ヶ月経ってもトラウマが拭えないような衝撃作だったの。 チャーリーももちろん怖かったけど お兄ちゃんのこの表情ね… それまではホラー映画に見慣れすぎて、完全に楽しむ為に観るものという認識になってたんだけど あ〜そういえばホラー映画って怖いんだったな…と再認識させられた作

      • ギャグみたいに生きたい

        これはもうずーっと、病気になる前から思ってたことだった。 きっかけがなんだったのかはもう忘れてしまったけど。 ちびまる子を読んで育った小学生の頃か、 SAKEROCKを聴いてると目に映るものすべて冗談に見えることに気づいた高校生の頃か いつだったか忘れたけど 昔読んだ小説に「深刻なことほど陽気に伝えるべきなんだよ」という一文があって エッ 超その通りじゃん!と思ったときか。 とにかくいつも私の琴線に触れるのはそういうちょっとだけ不謹慎で、ふざけた

        • つらい副作用と國村隼の思い出

          抗がん剤にも色々種類があるというのは当事者になって初めて知ったことだった。 私が使ったのは5-FUとシスプラチン、アービタックスという薬。 薬を入れる前に強力な吐き気止めを飲むので、実際に戻したりすることはなかったんだけどそれでも毎日気持ち悪くて死にそうだった。 元々めっちゃ大食漢なのにウィダーしか飲めなくなったり。なんか食を削られると人って本当に元気がなくなるんよね。 他にも味覚障害・腹痛・下痢・耳鳴り・倦怠感とかあって、治療のために薬入れてんのにそ

        まずちゃん付けで呼ぶのをやめろ

          抗がん剤治療に至るまで

          癌の肺転移が分かってからも3年ほどは無治療で過ごしていた。 大学を1年遅れで卒業して(これは病気のせいじゃなくて遊びすぎて単位が足りなかったから)、普通に就職して酒もガバガバ飲んでいたので傍目にはとても癌患者とは分からない状態だった。 なんで治療をしなかったかと言うと、もう肺に転移してる時点で完治を目指すのは難しいと言われたから。 抗がん剤で延命治療をするしかないけど私の癌に薬が効く確率は20%ほどとのことだった。 効くか分かんない薬のために髪の毛や肌

          抗がん剤治療に至るまで

          20代で癌になった話

          酒の味も覚えてちょっとだけ大人の仲間入りをした気分で 世間知らずだから怖いもんなしでこれから楽しいことばっかり待ってるような気になってる、そんな歳の頃に突然ガンだと診断されたら皆なにを思うんだろうか。 わたしはもうひたすら絶望だった。 勿論病気それ自体も衝撃で悲しかったけど、私の場合は当初治療するには顔面神経を取らなくちゃいけないって言われたから。 ハタチそこそこで顔が別人のようになってしまうんだったら、たとえ癌が治ったとしたってその後の人生生きる意味なんかないと思った

          20代で癌になった話