ミッドサマーを観た

数ヶ月前から心待ちにしていたミッドサマーがやっと公開されたので観てきた！

なぜ心待ちにしてたかというと　このアリ・アスターという監督の前作「ヘレディタリー/継承」がそらもう恐ろしすぎて、何ヶ月経ってもトラウマが拭えないような衝撃作だったの。

チャーリーももちろん怖かったけど

お兄ちゃんのこの表情ね…

それまではホラー映画に見慣れすぎて、完全に楽しむ為に観るものという認識になってたんだけど　あ〜そういえばホラー映画って怖いんだったな…と再認識させられた作品だった。

それから数ヶ月、ヘレディタリーショックを和らげるために色んなホラーをあさったけどなにを観てもトラウマの上塗りはできなくて　じゃあ同じ監督の最新作観るしかないね！と思って満を持しての鑑賞でした。

前情報はほぼ何もなしで　なんか祝祭の話やろ〜ぐらいの認識で観てたんだけど序盤から鬱展開。

主人公のダニーが家族を失って、錯乱して彼氏のクリスチャンに電話するシーンがあるんだけどこのときの悲痛な叫び声がもうダメ。

直接的なゴア描写よりも不穏な叫び声の方が想像力を掻き立てられて心にズンとくるよ〜

そんでなんやかんやあって主人公たちはスウェーデンの夏至祭に参加するんだけど、白夜だから基本的に画面が明るいし　村の人たちはひたすら牧歌的で　お花は咲き乱れていて、逆にヤバい！逃げろー！という雰囲気がムンムン

主人公ダニーは終始不安定だし、不気味な音楽や長回しも相まって没入感がすごい。崖のシーンはもうトリップしそうだった

渾身の大ジャンプを決める老人

伏線がいっぱいだったらしいので観終わったあとに公式の完全解析ページを読んだけど、私はラブストーリーのタペストリーしか気づかなかったな〜

かと言ってもう一度観たいとは絶対思わない！

不気味！

私はめちゃめちゃ嫌な映画だと思ったけど、ヘレディタリーと同じく観る人によっては全然怖くないのかもしんないな

そしてカップルで観に来てる人が結構いたんだけど　盛大に観る映画間違えとるやろ、と思った。