アイデア創出の因数分解
アイデアを100個考えましょうと言われて無茶だと思ったことはありませんか。
確かに数を多く出せば偶然新しいアイデアが生まれるかもしれませんし、アイデアの複合によって思いもしない案が出るかもしれません。
狙いが分かったからと言ってアイデアが出るなら楽なのですがそうもいきません。10や20は出てきても、30、40と進めていくと段々出なくなってきて、70くらいになると限界を感じてしまうかもしれません。
そんな時に困らない方法が中学の数学にありました。
因数分解です。
小難しい数式を簡略化された掛け算の式に置き換えるアレです。
マーケティングとは構造化と整理であるという持論を唱える私としては、この因数分解は大いなるマーケティング手法であり、アイデア創出の源泉であると考えています。
沢山のアイデアを出そうとした時に難しく考えるのは、ただ闇雲に積み上げているからではないでしょうか。
目指すべきゴールがどんなもので構成されているかを理解すれば、アプローチは変わってきます。
100のアイデアのゴールである100を分解してみましょう。
まず、100を掛け算で表すと、20×5、10×10、5×5×4…いくつかの数字に分解できます。
次にこの分解した数字の一つに意味を持たせます。
5つのグループ×5つのルール×4つのアイデアというように。
こうすることで、闇雲に積み上げていく100という目標が別の構造になります。
例えば「人生を豊かにする100のアイデア」を考える時に、衣食住×人の為/自分の為×物理的/精神的と分けていくことでアイデアを出すヒントが生まれてきます。
一度の因数分解でアイデアがでなければ切り口を変えればいいのです。
闇雲な積み上げではなく、因数分解による構造化されたアイデア創出、是非一度試してみてください。
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