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違法建築みたいな企画

商品企画には商品の4P(Product, Price, Place, Promotion)同士の整合性が取れた内的一貫性の取れた状態と、消費•競合•取引•組織の4項目と整合性が取れた外的一貫性の取れた状態が重要視されます。

会社の都合や企画者の思い込みによって整合性が取れていない企画を私は違法建築と呼んでいます。

一見するとしっかり立っているようで、ちょっと揺らしたり押したりすれば崩れてしまう企画、芸術的なプレゼンの勢いで乗り切ろうとするようなアーティスティックな企画など、原理原則に則っていないものは違法建築のようなものです。

建築基準法を知らずに建てれば違法建築ですし、万一強いコンセプトがあったとしてもできるのはせいぜいテントです。

土台を作り、柱を立てて、相互に強度を高めあい、長期にわたる耐久性を成してこそ建築物です。

外的環境を考え、コンセプトをしっかり立て、強固に4Pが支え合い、短期的には崩れない企画を立てることが企画者の仕事です。

違法建築、ましてや廃屋を作らないよう、基本をしっかり押さえるようにしましょう。

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