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努力・貢献・影響

努力を声高に叫ぶのではなく、貢献を示しなさい。
マネジメントの祖であるドラッカー氏の言葉の一つです。
どれだけ努力したのか、どれだけ頑張ったのかはあくまでも個人の気持ちの問題であって共有も客観評価もできません。
その積み重ねが成果を上げて組織に貢献した時に初めて評価されるべきなのです。
頑張るかどうか、気持ちと姿勢の問題ではなく、成し遂げたもので考えるというのはどこか冷たいようでもありますが、無駄をなくして成長するには適切な考え方のなのでしょう。

努力が大小あるように、貢献にも大小があります。
事業成長に繋がる貢献から、従業員の快適さを高める貢献まで幅広くあります。
全ての活動が何かの貢献になるように意識することは大変尊いことですが、忘れてはいけないことがあります。
それが貢献の影響度です。

個人の努力が組織にとって望ましい結果を生むとは限らないように、闇雲な貢献が本当に価値あるものかは分かりません。
貢献だけでなく、その影響度を考えなければ本当の価値を測ることができません。
影響度の高い貢献、これこそが仕事をする上で重要なのです。

商品に付加価値は必要ですが、顧客にとって影響度の低い付加価値は作り手のエゴや余計なコストに繋がるリスクがあるのと同じです。
影響度の高い貢献こそが真の価値だと言えるでしょう。

あなたは努力をしていますか?
努力など面倒だと思っていますか?
どちらにしても貢献していれば問題ありません。
貢献しているはずなのに評価が上がらない、そんな不満を感じる時は影響度を考えましょう。
特定の仕事、特定の組織の中だけで止まっているのであれば、その貢献は小さなものなのかもしれません。

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