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それは愛情なんですか?~娘の心を傷つける性暴力と教育虐待~





あなたは誰かを愛していますか?
愛情をもっていますか?

そしてそれは正しい愛情ですか?

今一度考えてほしいと思い、投稿いたします。



※性暴力と教育虐待とは書きましたが、
これが暴力・虐待に当たるかは
人それぞれ感じ方が違うと思います。
ただ、私がそう感じ、心を傷つけられたという事実は間違いないため、
そう書いていることをご承知おきください。



心が苦しくなったので、
言葉足らずで書きますが
ぜひご覧ください。


はじめに


私は母親を7歳の時に病気で亡くしました。

妹もまだ幼く、父と妹と私の3人では生活していけないということになり、

すぐに父親の実家に頼ることになりました。

私と妹はそれぞれ小学校・幼稚園に転校・転園し、

新しい環境でなんとか頑張っていましたが、

父親はすっかり気力をなくしたみたいで、

実家に移ってから約10年以上(今ももしかしたら)

社会生活を送ったことがありません。

つまり、働いておらず、部屋に引きこもり状態ということです。

それは何を意味するかというと

私は学校以外の時間をほとんど父親と一緒に過ごしたということです。

父と妹と私の3人でひとつの部屋に暮らしていたため、

プライバシーも何もありませんでした。


父親に支配され、私は父親に依存していた。

そんな生活でした。


辛かったこと


1.一番辛かった性暴力


先述のように同じ部屋に住んでいたので、

幼い妹が寝るときは

父親が添いながら

一緒のベッドで寝ていました。

小学生の私は少し「いやだな...」と思いながらも

ベッド(寝るところ)はひとつしかなかったので

私も一緒に寝ていました。

小学生のうちはまだ良かったです。

(ただ、ぎょう虫検査というものがあったので、

そのときに父親にプライベートゾーンをみられるのが

少し苦痛でした...)



問題は中学生になってからです。

思春期に入ってから下着を買わなくてはならず、

父親にしか買ってもらえないため、

すごく嫌でしたが、

買ってもらうほかありませんでした。



前の記事にも書きましたが、

生理用品を買うことも難しかったです。

父親から生理についての配慮もなく、

自分から言うのは恥ずかしかったため、

「勉強に必要だから」といろいろ言い訳を考えてお小遣いを頼み、

父親にバレないように買っていました。




「(男性だから)女性のそういうことは分からない」

と父親が言っていたことがあって、

じゃあ思春期の娘が父親に詳しく教えなければいけないの?

親が自分で調べることはできないの?と

いらだったこともありました。



特に辛かったのは、

寝るときに必ず何度も長い強いキスをされたり、

布団の中に入ってきて、抱きしめられたり

脚を触られたり、

これは小学生のときからだったか記憶が定かではありませんが、

ミニゲーム感覚でよだれをつけるか、つけないかみたいなことを
されました。

つけられたときは地獄でした。


言われた言葉も辛かったです。

父親が私に何度もキスしながら

「かわいいね」と

中学生ましてや高校生になってからも言われたことは

忘れられません。

それは親としての愛情の言葉であったとしても、

思春期の私には異性の親に言われている、

好意をもたれているという事実が

辛かったです。


高校生になってもそういうことが続いて

心がだんだんと崩れていきました。

学校で異性を好きになったとしても、

ああ男性ってこういうものなんだな、

「嫌だよ」、「やめて」といっても

自分の思い通りにさせられるんだなと


恋をしても、

その後が怖くて、

恐怖で

そういう感情(トラウマ)が

今も続いています。


今も男性が苦手で

トラウマって後に引くんだなと実感しています。


2.教育面でのこと


記憶にあることですが、

100点を取れば~円をくれるというルールだったため、

毎月ちゃんとしたお小遣いをくれることはありませんでした。

それが自分で買わなくちゃいけない生理用品の購入にも響きました。

(本当は生理用ナプキンだけではなくて生理用ショーツとか生理痛み止めとかもちゃんと買いたかった…)


生理中であっても父親には関係ない、

私はどんなに生理痛(頭痛・腹痛・だるさなど)がひどくても我慢のみ、

正直経血が出まくってて漏れるか心配でそれしか頭にないのよ...

もう絨毯が血だらけになっても

特に何も言われず

何時間も勉強させられたのは

これほどない地獄だった...


「なんで今回90点なの?」

「100点じゃないとだめでしょ?」

「この大学に入らないとダメ」

「それ以外の学校なんて行くもんじゃない」

「進学に失敗したら人生やっていけないよ」

とか

がんばっても報われず

かなりプレッシャーになる言葉を散々言われてきました。


「〇〇(私)で失敗したら
妹のときに活かすから」
(意訳)

この言葉は忘れません。


高校1年の時から体調を崩しはじめ、

試験期間中は気持ち悪くなって、

試験はなんとか終えたものの、


帰り道に道路に吐いてしまったことがあって、

それが人の家の前だったので

バレないように1人で片付けていたときは

「何やってるんだろう…」

とは思いながら

涙も流れない状態にまでなっていました。


そして授業も受けられない状態になり、

不登校になり、

家にずっといたことで

今度はまたあの恐怖がより訪れることになります。


キスされる恐怖

布団に入ってこられる恐怖

その他にもいろんな恐怖が。

解離していてもう思い出すのも難しいですが…


学校に行けなくて辛い、家にいても辛い

じゃあ私の居場所は何だろう?と


無意識のうちに
夜の森の中へ行ってしまったこともありました。

「もう迷子になればいい」

「消えたい」

「お母さん助けてよ」

そんな気持ちも届かず、家に帰る…


結局なんやかんやあって家出しました。






高校1年のときに家出をしましたが、

高校卒業後に保育士学校に行きたくて

でも自分には学費を払えるお金もないので

奨学金のサインをお願いしようと

意を決して父親に電話したときも

「(父親の望む)~大学に行くの?」

「奨学金なんて借りるもんじゃない」

「保育士なんてなるもんじゃない」(意訳)

と言われ、電話を切られました。

結局学費を払えず退学しました。


(というか自分は父親の希望通りになれるようにがんばってたのに
引きこもりの父親自体はなにかしてるの...?
みたいな気持ちになってた)


さいごに


最初にも書きましたが、

これを性暴力・教育虐待とみるかは

人それぞれ感じ方が違います。

「ただの愛情でしょ?」

「教育熱心だからだよ」

そういう言葉を言われたこともあります。

確かに愛情からそういう行為をしているかもしれない。

それは私も感じます。

ただ、なんでも行き過ぎてはいけないと思います。


なにより、子どもの気持ちを考えてほしいということ。


子どもの気持ちを考えない愛情はもはや愛情ではなく、

ただの支配ではないでしょうか?


親にコントロールされても思い通りにされても

周りには「教育熱心なお父さんね」「愛情を感じるわね」

という言葉で片付けられては何度も心を砕かれました。


「じゃあ自分の気持ちを親にぶつけてみては?」と思うかもしれませんが、

自分が親の言うことを聞かなければ

捨てられるという恐怖もあったからです。


「どうやったらお父さんが喜んでくれるかな?」という気持ちはやがて

「お父さんの望むままにしなきゃ。言うとおりにしなくちゃ。」という

プレッシャーに変わり、

だんだんと自分の気持ちを見失っていくのです。



最後に。


人の気持ちを考えることは難しいけれど、

でも人の気持ちを考えようとする気持ちがあれば十分なんだよ。



長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。



こちらの記事もご覧いただけるとうれしいです!

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