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ナチュラリストの聖地 Byron Bayエリア。ここが私の理想郷かもしれない


オーストラリアの東海岸沿いにゴールドコーストから1時間ほど南下したエリア、Byron Bay。

隣にLennox headやBrunkwick head, Bangalow, Mullumbimbyなど、
魅力的なまちが集まるこのエリアは、サーファーナチュラリストヨガを愛する人が世界中から集まり、Byron Bayを筆頭に今や大人気の観光エリア。

このあたりで一番の観光地であるByron bayから数十分車で移動すると、一面牧草地が広がったファームや、美しい海岸線、トロピカルな熱帯雨林へとすぐにアクセスすることができて、
ローカルに愛される魅力的な街を見ることができる。

それらの町では、地球にしっかりと根を張ったような、ナチュラルな生き方が垣間見れて、
「あぁ私のしたい暮らしはこれだ」と感じれてとても居心地がいい。


街自体の規模は小さく、それでいてファームは多く、安全で美味しい食品が手に入りやすい。

毎週どこかの街を回って行われるマーケットでは、ローカル住民が瓶やエコバックを持ってこぞって集まる。

このヒッピーでメロウな雰囲気は、
自然を愛するスローライフな人々を呼び寄せるのだなぁと思う。



住民のほとんどがサーフィンを愛し、
毎日サーフボードを抱えて海へ行く人々。
(私が知るコミュニティグループでは、ほぼ全員がサーフィンを通じて出会ったそう)


週末は家族や仲間内でビーチでBBQをして、
当たり前のように根付く、エコでサステナブルな暮らし


オーガニックスーパーや、ファームの人が大切に育てたナッツや蜂蜜の無人販売。食べ物から洗剤までなんでも量り売りのローカルショップ。
各家庭で鶏や蜂蜜を育てる人も決して珍しくなく、ソーラーや雨水タンクも普及率高め

この場所は先住民が大切にしてきたスピリチュアルなエリアでもあり、
クジラやイルカ、ウミガメが身近にやってくる。(サーフィン中にそばへ泳ぎに来ることも)

そして言わずと知れた、ヨガの聖地



私、この場所が理想郷かもしれない。



そう思える具体的な理由を考えてました。
大きく分けて、
人々の暮らし方のナチュラルさと、環境面から。
この2つの面において、この場所は割とパーフェクトに近い。

まずは、人々のナチュラルな暮らしについて。
私が生きる上で大切にしたいのが、まず自然との共存
暑いなと思ったら海や川に入り、
雨が降ったら森へ入って深呼吸する。
裸足で歩いたり、身に着ける衣服さえも、
「自分が今着たいものを着る」。

そんな選択が当たり前にできたり、そんなことがなんのストレスもなくできる場所は、すごく価値の高いことと私は思う。

先日行った病院のドクターでさえも、日焼けした肌にチラリとタトゥーが見えるワンピースを着た女性で、「サーフィンが好きで移住してきた」そう。
受付の方も、バッチリとメイクが決まった美しいトランスジェンダーの女性だった。


スローで自然回帰的な田舎には、保守的な風潮が根強く残る地域がほとんどであると思うが、
この場所は比較的若く新しい人をどんどん呼び込むため、街全体が新しくて洗練されている
もともとヒッピー文化が根付く場所であるため、”あえて”スローにナチュラルに生きようというまず順番から逆なのがこのエリアの特徴。

そして、日本食が手に入りやすい
元々ヒッピー文化が根付いている地域であるから、
東洋の文化や食に関して関心が高く、
オーガニックの味噌、醤油などの調味料はもちろん、無添加のだしや美味しい日本食も食べれてそのクオリティに驚きました。
ニュージーランドでは絶対に食べられなかった、このクオリティ。

手打ちうどんのお店、Tombo
気絶するかと思うほど美味しかった


ヒッピー文化を調べると、
彼らは戦争や世の中の資本主義に反対する中で、
西洋と東洋文化のミックスを目指して理想郷を目指したため、ヨガや自然療法などの東洋的文化が浸透している。
だからこの街は日本の線香が売られていたり、
日本の調味料が手に入りやすいんだろうなぁと。

美味しい豆腐も、ニュージーランドで派手にはいらなかったオーガニックのポン酢も、柚子胡椒だって手に入ります!最高。


そして、環境に優しい暮らし
この場所はオーガニック食品、ビーガン食品、プラスチックフリー製品が本当に手に入りやすい。

そして、周りがそれを「当たり前」に実践しているという点でも、このエリアはやっぱりオーストラリアの中でも特別な地域と思う。


みんなが自然を大切にしながら、自然を愛する暮らしをしているので、
地球に今起こっていること、戦争や政治情勢についてもみんな意識が高い。
各国から移住してくる人も多いので、街全体がグローバルマインド

地球に関して、
そして食に対して関心が高い人が多くいるのが、それがもはやあたりまえの認識であることが、私にとってとても住みやすいと感じる。

ビーガン、ベジタリアンにも優しい。


そして二つ目の環境面については、やはり気温がちょうどいいというのが大きい。
少し北へ行くと暑すぎて、エアコンは必須なことを考えると、
この暑すぎず穏やかで、冬でも寒すぎない気候は、とても住みやすいと思う。

思わず「わあ!」と声が出てしまうような美しい海があるし、豊かな熱帯雨林があるし、
水がないと生きられない「水際族」にとっては、ほとんどベストに近いエリアであると思う。


海が大好きで、自然に寄り添う優しい暮らしがしたい。
でも大自然すぎず、おしゃれなカフェやナイトライフ、
アートや音楽を楽しみたい。
そんなナチュラリストには本当におすすめの場所です。


私はこのエリアの魅力にどんどん引き込まれています。
やはり自然が豊かな場所は、人々の幸福度も高い
いろんな街を見てきて、本当にそう思う。
だから海のある街、もっと言えば海も山もある場所が好きです。

ニュージーランドにいた頃から、”なんとなくオーストラリアに行くならバイロンベイなら住みたいかも”と直感で思っていたのが、
わりと正しかったみたい。


もっとこの地区で見つけた良さを発信できたらと思います。





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