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【詩】祝福

【詩】祝福

わたしは小学生だった
仲良しの友達はいなくて
学校では
本を読んだり空想したりしてた

そんな頃
あなたは生まれた
まんまるお月さまに祝福されて

わたしは
あなたが生まれたって知らずに
本を読んだり空想したりしてた

学校で友達はいなかったけれど
本の中にも空想の中にも
親しい人たちがいて
わたしは豊かだった

豊かだけれどさびしいなんて
そんなことすら気づいてなかった

そんな頃
あなたが生ま

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[短歌]いつだって

いつだって
死んでも悔いは
ないけれど
君がいる世の
瑞々しさよ

パンセクシャルなわたしは性別の認識の仕方がちょっと変わってるみたい

パンセクシャルなわたしは性別の認識の仕方がちょっと変わってるみたい

パンセクシャルなわたしは、恋愛対象に性別の垣根がない。好きになった人が男性だったり女性だったりトランスだったりノンバイナリーだったり、、なんだけれど、なんていうのかな、性別はその人の構成要素のひとつとして捉えているところがある。そして、それも含めたその人だから、大切な要素ではある。
たとえば、今の恋人はノンバイナリーなんだけれど、それは彼女の大切な感覚だと思っているし、もし彼女の性自認が女性に振り

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[小説]月が綺麗ですよ

ようやく仕事を終えて、窓を開ける。
草むらの湿った匂いを吸い込みながら、大きく伸びをする。

明るい夜だな。そう思って空を見上げると、月がとても綺麗だった。
それで、ユウに伝えたくなった。

コール音を数えながら、深夜だし迷惑だなと気づく。
切ろうとした瞬間

「もしもし?カオリさん?」
戸惑っている声に、ちょっと緩んだ。

「はい、カオリです。操作ミスじゃないですよ。」
先日、操作ミスでわたしに

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[小説] 君がいること

日曜の朝、姉貴に叩き起こされた。
「イヤリングがこわれちゃったの、なおらないかしら」
パワーストーンだかなんだが知らんが
ボンドではっつけてあるのが、とれただけだ。
「そんなの、自分でなんとかしろよ」
なんて言うと、余計にややこしくなって気分が悪くなるのでつけてやった。

姉貴は女子会とやらに、出かけていった。
女ってのは、わからねぇ生き物だ。女同士で出かけるのに、念入りにおめかしする。誰に見せる

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