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漫画「バーテンダー6stp」感想(完結作品を語る! #404)

「バーテンダー6stp」(原作:城アラキ / 作画:加治佐修)
連載期間 2016年~2019年(グランドジャンプPREMIUM、グランドジャンプむちゃ)


昼でも夜でも、おはようございます!音楽家のhiro’です。

・hiro’と漫画
高校在学時に1000冊近く持っていて、その後は漫画喫茶(ネットカフェ)で読む日々で、現在も100近い連載中の作品を追いかけています。


「バーテンダー6stp」は、酒の知識と雑学いっぱい、バーテンダーによる人情味あふれるシリーズのラスト!四作目!
全4巻。ヤンジャン!というアプリで全話無料で読めます!読みました!
とはいえ、毎日コツコツポイントを貯めてそれを使ったりもして、ですが!

タイトルはカウンターの中が6歩の世界ということからシックスステップ。
その場所から客の心と・魂と触れ合う
わけです!

今作は、
世界中を旅して帰ってきたバーテンダースキルはほぼ皆無の20歳の青年・酒井俊が主人公

成り行きで、前作の主人公の佐島蓮のお店で働くことになります。
少年っぽさ含め主人公らしく、成長を描きやすいのでイイ設定です!

というのも、
凄いスキルの主人公は佐々倉溜でもうやってますし、佐島蓮はちょっと中途半端さがありましたからね。

話を戻して、
佐島蓮が他の店に行くことになり、酒井俊はけっこうすぐにお店を任されます!

印象的だったのは「幼なじみ」という話。
過去も現在も二人の繋がりが友情が優しく、赤ワインのジンジャー割りも呑みたくなりました。

そして、
最終巻では作画の先生も別人だった第一作の登場人物の成長した、現在の姿を見ることが出来ます!

まぁこれは、ファンサービス的なことでしょうねぇ。
あの女性バーテンダーは自分の店を持ち、佐々倉溜はあの人と結婚し子供もいることがわかります。

さらに、
第二作のヒロインのサラが日本語も話せるようになり佐島蓮のバーを酒井俊らと共に訪れます。
バーでは親密になることはなかったものの…、詳しくは読んでみてください。

ということで、
バーテンダーシリーズが好きな人、お酒や雑学への興味がありありの人、
繋がっていく想いを最後まで味わいたい人にもオススメ
です!


・終わり方について(ネタバレなど気にする人は読後に確認してください)

最終話は自暴自棄になっている二人の客が出てきます。
出てくるお酒はウイスキーの水割り。アインシュタインの名言の引用も心地良いです!

が、一作目の主人公の佐々倉溜は後ろ姿しか描かれずですし、自殺しようとしている人が最後に相談するのが牧師とバーテンダーというのはこのシリーズですでに出ている話です。
佐々倉溜を苦しめることになった客の自殺を、今作では(別の客ですが)救うことが出来、その繋がれていった想いみたいなものの凄さを感じられなくもないですが、それなら最低二話以上使って酒井俊が奔走したりとドラマチックな構成にしてほしかったです!

とはいえ、
主人公を変えながら・作画の先生を変えながら続いてきた四作のバーテンダーシリーズ、読めて本当に良かったです!


ここまで読んでくれてありがとうございました。
「バーテンダー6stp」を読んだことがない人はよかったら読んでみてください。

完結済マンガについては、動画でも語っていますので是非こちらも御覧ください↓
https://www.youtube.com/playlist?list=PL_jdbW5Bz5KltANE26MreYasFwOccSouU

hiro’


#マンガ感想文 #漫画 #マンガ #バーテンダー6stp #バーテンダー #城アラキ #加治佐修 #お酒

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