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パクソジュンの沼にドボンした話



出演作はまだ3本しかチェックしていない新参者なんですが、それでもパクソジュンはいいぞ!の気持ちなので取り急ぎ沼の様子を記しておこうと思います。あと作品についてもばしばし語ります。




キム秘書はいったい、なぜ?

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ルックス、スキル共に完璧すぎるがゆえにナルシスト、大企業であるユミョングループの副会長で超絶エリートなイヨンジュン(パクソジュン)と、そんな彼が唯一頼りにしている敏腕秘書のキムミソ(パクミニョン)。9年間一緒に仕事をしてきた2人だが、ある日ミソが「自分の人生を歩みたい」とヨンジュンに辞職を宣言する。突然の出来事に動揺を隠せないヨンジュンは、あの手この手でミソを心変わりさせようとするが…!?


GFRIENDが歌うOST『Wanna Be』をきっかけに観始めたこのドラマ。




とりあえず主演2人のお顔が大優勝すぎるんですよね。
そしてまた身長差もいい感じ。




ヒロインパクミニョンさんが164㎝で、バリバリ働く秘書ということでヒールを履いている場面が多いんですが、それでもこの差が保たれるあたりにパクソジュンさんの高身長(185㎝)を感じてときめきます。




あと仕事の時はスーツにかっちりとしたヘアスタイルでバシッと決まっている姿がイケ散らかしてるんですけど、オフの時のノーセットで無造作な感じもまたかっこよかったです。




からの終始パクミニョン様の綺麗さがどえらい。
お仕事コーデがブラウスにタイトスカートなので、ほっそいウエストやらすらっとした美脚やらが頻繁に画面に映るわけですよ。痩せなければ、と強く思いました。




そしてそんなその辺で突っ立ってるだけでも余裕で絵になるパクソジュンとパクミニョンが、素晴らしい演技力で胸キュンシーンからテンポのいい掛け合いが光るコミカルなシーンまでこなしちゃうからもう最高です。




ヨンジュンの筋金入りのナルシスト感にはもしかしたらむかつく人もいるかもしれないんですけど、個人的にはなんかもう一周回って可愛く見えたし、パクソジュンだしいっか!ってなる。




そしてパクソジュンフィルターを外してみても、ヨンジュンっていうキャラクターは魅力的だなと思います。少々的外れで強引なところはあるけれど、憎めなくて応援したくなる人です。




ミソへの気持ちを自覚してからのデレ具合もすごいし、相手のために合わせる、自分が変わるっていうアプローチの仕方もすごい。ミソの家族に交際を認めてもらえるように奮闘したり、親友のユシクにあれこれ相談してみたり、それがまあまあな割合で空回りしがちなところもふふってなります。




仕事に関しては冷静でスマートに立ち回るのに、恋愛のことになるとなんか色々と下手くそになってしまうのもいいし、あと私ギャップのある人に弱いので、ヨンジュンの普段の強気でマイペースな感じと、昔のトラウマに関するシーンでの脆さとか実家で見せるシリアスな雰囲気の対比にやられました。




そして誘拐事件にまつわるミソを守るための優しい嘘も素敵。




自分だってあんなに小さかったのにそれでも年下を守るために勇気を出して行動して、そんでもってやっとの思いで家に帰ったら今度はお兄ちゃんがああなっちゃって、家族の平穏を取り戻すために自分が犠牲になる道を選ぶってさ、もうさ…ってなります。




その後も結束バンドやら若い女性やらあの日の悪夢やらに苦しめられつつもミソのことを思い出しながら気丈に生きてきたところで、自分が勤める会社にミソが入社するという運命の再会を果たします。




そこで自分のことが誰だかわかるかと声を掛けるのですが、覚えていなかったミソに会長の息子さんですと返されます。




それでも、




『あの日の記憶に苦しめられるのは俺だけで十分だから、覚えていなくてよかった』




と初対面のふりをして流すんです。




ここにイヨンジュンという人の本質が見えて好き…ってなりました。
なんで覚えてないんだ、じゃなくて覚えてなくてよかった、になるところがあ~いい人だなって。




その後も日本語ができなくて仕事がうまくいかず落ち込むミソを目撃し、勉強をサポートしたり(スパルタだけど)、徹夜で仕事をこなしていたミソのために裏でお願いして資料の提出を遅らせたり(本人の前ではただ延期になったと伝えただけ)と、ミソからは見えないところでミソを思って行動する副会長がかっこよすぎてだめでした。



ヨンジュンの兄ソンヨン、問答無用でヨンジュンと険悪な雰囲気になるしことあるごとに昔のことを引っ張り出してくるしでなんやねんってちょっと思ったりもしてたんですが、よくよく考えるとお兄ちゃんもお兄ちゃんでしんどいんですよね。




長年そうだと思って生きてきた事実が事実じゃなくて、しかも弟に全部背負わせてたって考えたらもう世界がひっくり返るくらい混乱すると思います。




あとはシンプルに、ソンヨンのキャラクターもなんか好きだなってなりました。




ミソの花粉アレルギーにいち早く気付いたところとか、プロポーズの仕方に悩むヨンジュンにアドバイスをするところとか、そういう細やかさとか柔らかさがある優しさを持つ人だなと。作家をしているのもぽいなあと思います。




最後は2人とも以前より和やかな空気で話せるようになって、それぞれの人生を歩もうとしていたので本当に良かったです。




ドラマへの熱量がすごくなってきちゃったのでちょっと話を変えてキュンポイントを。





日本にはない韓国の文化として、年下が年上を呼ぶときの呼び名(女性から年上の男性:オッパ、女性から年上の女性:オンニ、男性から年上の男性:ヒョン、男性から年上の女性:ヌナ)があります。
実の兄弟姉妹間でも使えるし、そうじゃなくても使えます。
年功序列を大切にする韓国なので、たとえ仲が良くても年齢差があれば呼び捨てにすることはありません。




付き合ってからも「キム秘書」「副会長」って呼び合うのは…ってなった2人が「ミソ」「オッパ」って呼び合おうとするんですが、ヨンジュンはすんなりミソ呼びできるものの、ミソはオッパって呼ぶのに苦戦します。




そんなミソがたま~にオッパ呼びするシーンがあって、それにヨンジュンがすごい嬉しそうにするんですよね。完全に日本にはない文化なので、呼ばれる側の気持ちも呼ぶ側の気持ちも想像しかできないですがなんかいいなって感じる。




あともう1つこのドラマの推しポイントは、根っからの悪人が一切存在していないところ。




ドロドロした感じのもめごともないので、ひたすら主演2人の顔面偏差値に圧倒されながら、ツンデレなヨンジュンと一枚上手なミソとの面白くてきゅんとくる駆け引きを楽しむのみ。




中でも私はあの愉快で賑やかな秘書室メンバーたちがお気に入り。
いつも同じようなコミカルさで見てて楽しいし、あんな職場で働けたらいいのになって思います。




そしてサブキャラのストーリーも話の中でしっかり進んでいって、最終的にメインカップル以外で3組(よりを戻した1組含む)成立するところも好きです。サブキャラも大事にしてくれるドラマって基本的に外れないよな~って個人的に思う。




キムジア秘書とコ代理の2人がだんだんとお互いの良さに気付いて惹かれ合っていくのが良かった。コ代理、笑っちゃうくらいの倹約家&口止めにすさまじい執念を持っていて最初はネタキャラ(ミアネ)な感じでしたけど、途中からの追い上げがすごかったです。




サム、マイウェイ

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高校時代にテコンドーの選手として名を馳せたものの訳あって引退し、ダニ駆除の仕事をしているコドンマン(パクソジュン)。幼なじみであるチェエラ(キムジウォン)も、子どもの頃からなりたかったアナウンサーではなくデパートの受付として働いていた。そんなある日、エラはデパートの館内放送を任されたことをきっかけにアナウンサーの夢を実現させようと奮起する。それに触発されたドンマンも再び格闘技を始めることを決意。一度は諦めた夢にまたチャレンジする2人の「マイウェイ」と、友達以上恋人未満、もどかしい彼らの関係の辿り着く先は…




ここでは先ほどの黒髪スーツなエリート男性から一転して、茶髪ジャージ姿の運動バカ・コドンマンを演じるパクソジュンさんを見ることができます。
元テコンドーの国体選手、格闘技をする役なだけあってものすごくできあがった肉体美でした。格闘シーンでのガタイのよさや肩幅に圧倒されます。




あのね、コドンマン、超、良い。




思考回路が透けて見えちゃうようなわかりやすさで基本単純。そんな彼の魅力は、エラのことになるとなりふり構わず一生懸命走ってきてくれるところ。




エラの年下彼氏が実は食堂のおばさんとデキちゃってたことが明らかになったときは、鞄と靴を買って嫌な思い出を塗り替えてくれるし、男たちに絡まれて喧嘩になった時はどこからともなく現れて成敗しちゃうし、デパートの館内アナウンサーの面接を出来レースで落とされた日には、泣き出すエラの肩を抱き、黙って隣にいてくれる。




あと私が印象に残ったシーンは、デパートで万引きをしようとした女の人をエラが捕まえたにもかかわらず、その人が羽振りのいいお得意様だったために逆に悪者に仕立て上げられてしまい、土下座までさせられたところ。


ドンマンは、

「今日で辞めます」

とエラが被っていた制服の帽子を投げ捨て、

「いくらお金を使おうと、人が人を土下座させる権利はない」

と女の人にきつく吐き捨てます。



人が人を土下座させる権利はない。



まああんまり日常的には使わないフレーズだしあんまりないシチュエーションだとは思いますが(笑)



ここでなんだかはっとさせられました。
大切な人が傷つけられている姿を黙って見ていられないドンマンの正義がかっこいいなと。



そしてその後、いきなりのドンマンの行動に驚き、自分は大丈夫なのにどうしてこんなことをしたのかと強がるエラをそっと抱きしめるんですよ。




こんな風にエラにまっすぐに向き合いながら良い時も悪い時もそばにいようとするドンマン、最高すぎて軽率に惚れました。




あと、何か悔しいことがあったとき、当事者である自分よりも怒ってくれる人がいるってすごく心強い。それだけで理不尽な目に遭っても救われるんじゃないでしょうか。



ここからは眼福タイム〜〜〜!
サムマイウェイの女優さんたち、みんなタイプが違う美人の集いで画面が華やかすぎました。



エラ役のキムジウォンさん。

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綺麗も可愛いも兼ね備えてる天才的なお顔。

エラの時はくるりん前髪(彼女がやるから大丈夫なのであって私がやったら確実に外に出られない)にメイクも薄め、それでも元が良いので普通に可愛かったんですが、こうやってポテンシャルを活かして本気を出してくると余計お顔のよさが際立ちますね。




ペクソリ役のソンハユンさん。


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瞳の色が薄めでどこか異国の雰囲気が漂う美人。

役ではロングのソバージュでしたが(これも私がやったら確実に外に出られなくなる髪型パート2)もちろん他のヘアスタイルも似合います。ソリのおおらかさと愛らしさ、健気さが存分に出ている演技が魅力的でした。
梅酒が売れ始めたあたりから生き生きしてて、ソリ、良かったね…ってなった。




パクへラン役のイエリヤさん


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役柄的に常につんとした感じだったけど、他ではこういうふんわりとした表情がとても綺麗な女優さん。


嫌な女を演じるときの目線の使い方が上手いし、ドンマンに「オッパ~」って擦り寄るヘランの十八番を繰り出す時のかわい子ぶり方が天下一品でした。プライドの高いすました美人役がハマってたけど、メイキングではにこにこ話していてギャップ!ってなりました。声が低めで落ち着いたトーンなところも素敵。




チャンイェジン役のピョイェジンさん。

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ロングも可愛い!!ってなったのでこっちも。


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キム秘書はいったいなぜにもキムジア役で出演していました。

あっちでの普通にいい子な後輩役と違って、こっちではジュマンに猛烈なアタックを繰り返すお邪魔虫な感じ。でもコピー機が壊れちゃって…のくだりで見せた眉を下げて困り顔をする子犬みたいな表情とかシンプルに可愛くて憎めなかった。ピョイェジンさんは客室乗務員から女優に転向したという異例の経歴の持ち主だそうでびっくり。




あとドンマン、エラ、ソリ、ジュマンの仲良し4人で同じアパートで暮らしてるの超いいな~ってなった。屋上のナミルバーでお酒飲んだりするのにも憧れる。




作中でエラもドンマンも愛嬌をするシーンがあるんですが、授賞式でそのシーンを流されて恥ずかしがり、次に再現させられて恥ずかしがる2人の照れ具合がもう可愛くて可愛かったです。


気になる!って思った方、こちらのYouTubeよかったら見てみてください。









そんな感じで照れるパクソジュンとキムジウォンがひたすら可愛いな~って思いながら見てたんですけど、それと同時に愛嬌をするのはやっぱり恥ずかしいだろうにカメラの前ではしっかり役になりきって演技をこなす役者さんってすごいな~とも思いました。



このドラマのOSTのひとつである「알듯 말듯해(Ambiguous)」もとても好きで、ストーリーにぴったりな歌詞と明るい曲調の、何度も聴きたくなるめちゃくちゃいい歌です。




歌ってるのは歌唱力ぶっとびアイドルBTOBのウングァンさんヒョンシクさんソンジェさんなんですけど、3人の包み込むような優しい歌い方と声も素敵。


KBSドラマOST大賞を受賞したときにステージで披露している映像が、ドラマのキャストの皆さんも時々映って楽しいのでぜひ。(このときソンジェさんは腰の負傷でお休みだったため、メンバーのチャンソプさんがピンチヒッターで歌ってます)



タイトルのサム、マイウェイの「サム」は、韓国語で喧嘩という意味の「サウム」と男女の微妙な関係を表す「ソム」を掛けているそうです。





ドンマンとエラをはじめとする登場人物みんながそれぞれの道を進もうと奮闘する「サム、マイウェイ」は、ラブコメでありながらも明日を頑張る元気をくれる、応援ドラマのような存在。




最終話、いつもの4人でナミルバーで乾杯するシーンでの一人ひとりの言葉、



「食えなくても好きに生きるのが最高だ」
「成功は挑戦の先に」
「他人と比較せず」
「今いる場所がメジャーよ」



にはなんか感動しました。




普通の若者たちが主人公で、等身大に迷って悩んで挫折して、夢を捨てずにまた立ち上がっていくところが素敵。現実にはドンマンみたいな幼なじみはいなくて、エラみたいに超ド級に可愛いわけでもないけど!!!



それでも私もマイウェイ頑張ってみよっかな、ってちょっと思いました。






 ビューティー・インサイド




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目覚めるたびに容姿が変わってしまうという奇妙な体質を持つ家具デザイナーのキムウジン。ある日アンティーク家具店を訪れたウジンは、店員のイス(ハンイェジン)に一目惚れする。イケメンになる日を待って彼女をデートに誘い、寝ないで過ごして容姿をキープすることで夢のような3日間を過ごすものの、うっかり眠ってしまいイスが知っている見た目の「ウジン」ではなくなってしまう。落胆したが彼女との関係を諦めきれないウジンは、本当のことを話す決心をする。


人は見た目か、中身か。




ありえない設定で、誰もが感じたことのある普遍的な問いに切り込むこの作品。きっかけはパクソジュンさん目当てだったのですが、本当に観てよかったと思える映画です。落ち着いた雰囲気で進んでいく中に深いテーマがあって、たくさん考えさせられました。




主人公ウジンをオーディションを含めると総勢123人の役者が演じるという今までにない試み。
老若男女、国籍も問わずたくさんの「ウジン」が映画に登場します。




パクソジュンが演じるのは、ウジンがこれならイスをデートに誘っても勝算があるだろうという容姿になるまで待ち続けた結果選ばれた「ウジン」。





ここね!ここで伝家の宝刀パクソジュンを出してくるわけね!って納得しました。大きすぎる秘密を抱えて、一世一代の思い切ったアプローチをする場面で選ばれるような外見の持ち主ソジュンさん。すご。




イスとソジュンフェイスのウジンのデートシーンはとにかく美男美女でほっこりしました。ゆっくりと、でも確実にお互いがお互いを好きになっていく様子が見て取れる3日間は美しくてロマンティック。




終始和やかな雰囲気だったので、ソジュンフェイスのウジンが声を荒げたり感情的になったりすることはありません。
そういう場面なのでもちろんそこにはなんの異論もないです。



なんですけど個人的にはキム秘書やサムマイウェイでパクソジュンの演技を見てきて、彼は「怒り」や「悲しみ」といった濃い感情に包まれるような、気持ちの振れ幅が大きい演技がすごく上手で、見ている人の心を揺さぶる役者さんだなと思っていたので、そういった意味で本領発揮することがなかったのがちょっぴり残念でした。




いやでも普通にやっぱりかっこよかったですパクソジュン。





他には女優の上野樹里さんも「ウジン」役で出演しています。
ウジンが外国の人になった場合、韓国語は聞き取れるけど話すことはできないというオプション付きなので、上野樹里さんのシーンはウジンは日本語で話し、イスは韓国語で話す(イスさんは仕事の関係で日本語ができます)という、二か国語が飛び交うなんとも不思議な雰囲気のシーンでした。




そういうちょっと間違えればトンチキな感じになりそうな場面でも、しっとりとした質感やいい意味で淡々と進んでいく感じはそのままだったところがこの映画の魅力だと思います。




だって視聴者側が一番目にするはずの主人公ウジンがシーンごとにころころ見た目を変えていくような映画ですよ?





なのになぜかたくさんのキャストが演じる1人の人間「キムウジン」にはしっかりと軸があって、こちらもすんなり受け入れられる。





ウジンとイスが2人で過ごすシーンでも2人の間の空気がいつも同じで、ウジンを演じた役者さんたちと、その演技を受け止めるイス役のハンイェジンさんの演技力のたまものだなあと感嘆しました。





18歳の時に突然そうなってしまってから、学校にも行けず、誰にも会えず、秘密を知っている母と親友にしか自分をさらけだすことができない日々。




服や靴や眼鏡など、毎朝どんな姿の自分になってもいいようにたくさんの種類が備えてあり、毎日その日の自分の姿で動画を撮る。
どんな人になっても、かならず右手の中指には決まって同じ指輪をはめる。




そんなウジンの暮らしぶりが最初は興味深かったのですが、ありえない設定ではあるけどこれがもし自分だったらと考えると怖くなりました。





ウジンがそうだったように、友達関係は確実に今より狭まるでしょう。話して理解されなかったら、気味悪がられたら、そんな恐怖が先回りして、もしかしたら誰にも言うことができないかもしれません。





私の好きなファッションやメイクだって、今の見た目の自分に合わせて洋服やコスメを買って使っているものなので、他人になっちゃった時点でもうアウト。





どんな容姿だって、どんな性別だって、着たい服は着ていいししたいメイクはしたらいい。こんな風に多様性への理解が広まってきている時代ではあるし、素敵な流れだと思います。





でも現実問題として考えると難しいだろうなあというのが正直なところではある。





それから、そんなウジンが好きになった人、イスの立場になって考えてみても複雑な気持ちになりました。(余談ですが、ヒロインの名前はイス。ウジンは家具職人でイスの職場も家具屋さん。もちろん椅子が出てくるシーンもたくさんあるわけで、日本人としては示し合わせたような名前だなあってちょっとおもしろかった)





付き合い始めたときは、ウジンの奇妙な体質もあっけらかんと受け入れ、日替わりフェイスを楽しみながら楽しくお付き合いしていた彼女。しかし、デートをするたびに待ち合わせに現れる恋人の見た目がわからず、自分がウジンだと名乗ってもらわないと認識できないという交際環境はストレスとなってイスの中に蓄積されていく。





この過程が見ていてつらかったです。お互いにお互いを思い合ってるのに、少しずつ疲れていく2人が切ない。誰も悪くないからこそなおさら。





今までは起承転結!という感じの映画ばかり観てきたし、映画はドラマと違って2時間一本勝負だからこそ起承転結がわかりやすいことが当たり前、映画とはそういうものだという固定観念があったので、この作品のような全体的に落ち着いた空気でどこか掴めない、独特な雰囲気が漂う映画は観るのが初めてでした。





そして、終始しっとりした感じで進んできたからこそ、ラストのポップな音楽と一緒に流れるいろんな見た目の「ウジン」とイスが向き合うシーンがすごく良かったし心揺さぶられました。




あの2人、幸せになれるといいなーと思った。映画の中の人たちだけど。




まとめとTMI


なんか途中からパクソジュンの良さを語る会っていうより作品のすばらしさを語る会になっちゃった気がする。




でもいろんな物語の中でのパクソジュンさんを見て改めて演技上手いな~!って思ったし、パクソジュンさんきっかけで今まで知らなかった作品を知ることができたのでとってもよかったです。




ネトフリに入りたい入りたいって思いながら結局ずっと入ってないんですけど、梨泰院クラス未視聴なのでいがぐり頭ソジュンさんを拝むためにもネトフリ民になろうかなあ。他にも気になるドラマいっぱいあるし。




ということで今日はここまでにします。
もしここまで読んでくださった方がいれば、ありがとうございました🕊



あとまじでTMIなんですけどこのnote書いたの実は2020年の9月29日でした。汗




一時期めっちゃnote欲があってたくさん書いてたんですけどいつのまにかフェードアウトしちゃってて、最近また書きたくなってきたので昔の記事を下書きから引っ張り出してきてちょっと加筆修正したあと出すっていうムーブやってます。




熱しやすく冷めやすいの手本みたいな人間ですが今年はもうちょいアウトプット頑張りたいなあという気持ちを込めて、今度こそ本当に終わりにしたいと思います。^^


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最新の公式インスタにいた爆イケパクソジュンさん




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