春の日に想うのは…
周りが新しい世界への旅立ちにワクワクしている時
仲間たちとの別れに涙している時
私はボンヤリと君の事を考えていた
最後の日にも 君は現れないようだから
君と言葉を交わしたのは
いつの事だったかな?
その時の君はどんな表情だったのか
もう覚えていない自分が悲しかった
せめて今日だけは
君と何らかの言葉を交わして
笑顔で別れたかったのにね
君は久しぶりも おめでとうも
サヨナラも云わせてはくれないのだ
さよならしてないから…
また会えるよね
なんて淡い期待を抱く程に愚かではないけれど
君に会いたかったし
話したかったんだよ
卒業おめでとうって言い合って
みんなと記念撮影をして…
そんな時間を夢見てた
制服を身に纏う君を目に焼き付けて
想い出の1ページに刻みたかったなぁ
もう叶わない事だけれど…
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