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6月の読了本


『パラダイス・ガーデンの喪失』 若竹七海

若竹七海さんの葉崎市シリーズ。

学生時代図書館で何回も借りて読むほど好きで、
新刊が出ると知った時は飛び上がりそうなくらい嬉しかった👏

「とにきりトリッキー ガツンとビター」という煽り文句からして期待感が止まらず。

読み始めてからも、やっぱりこのシリーズと若竹七海さんの作品好きだな、とあらためて感じました😌

好きすぎて、読み終わった後も余韻に浸っていたくて、感想書くかどうか迷ったのですが…
でも読んだ証として軽くでも書こうかなと。

***

作中でキルト作家が登場するのですが。

表紙のイラストもキルトっぽい雰囲気(おそらく)を感じるし、
章のタイトルもキルトの専門用語が使われているし、

そしてなによりも物語全体がキルトのように徐々に組み合わさっていくように描かれていて。

そこが本当にもうたまらなく興奮しました。

すごい!最高!面白い!

そしてもちろん、ちゃんとビター感も。

学生時代は図書館で借りていたけど、他作品もちゃんと購入して読み直したくなってきました 📚️

『つまらない住宅地のすべての家』 津村記久子

渋谷の本屋さんで、単行本の表紙を見かけてから、ずっと気になっていた本。

表紙のイラストが、なんだか気になる雰囲気で、ずっと心に残って?引っかかって?いました。
青いイラストの感じと、タイトルの ”つまらない” 部分が、穏やかになれないような印象を受けるのですかね…🤔

とある父子のエピソードで、父が息子のためと思ってした行動があり。

ただ私はその行動に、息子目線で、「なぜそんな余計なことをするの!?」と憤りを感じました(笑)
精神が子どもすぎるのかな…笑

でもその憤りが少し落ち着いてきた頃に、
その余計な行動も、物語の進行的には大事な行動だったよね…と思えるようになりました😌

目に見えての大きな変化は無いけども、家庭内だったり町内だったりに、小さな小さな変化が見え始めた、
というところが本当に好きだと思います。

リアリティと言いますか、現実にもありそうと思えるところが、個人的にとても心地良いのかもしれないです。

『やめて見た。』 わたなべぽん

たまたま手にとる機会がありまして。

コミックエッセイということもあり、気軽に読み始めてみたら、サクサク読み進めてしまいました。

土鍋派なの同じだー!と思ったり、
マネしてみようかな、と思うところがあったりで、
読んでいて楽しいし勉強になる本でした。

『洋食 小川』 小川糸

初・小川糸さんでした。

すてきな暮らしぶりと、間違いなくおいしい食事の描写で、読んでいてほっこりしました♡

これがシリーズものエッセイの途中の作品だと知らずに読み始めまして。

ちょこっとずつ続きを読みたいなと思います。

『路地裏のほたる食堂』 大沼紀子

表紙のイラストが好みすぎて…手に取りました。

毎話毎話、屋台の店主がおいしそうな食事を出してくるんですよ…

それも子どもが好きそうなものばかり。
(子どもはタダで食事可、という設定ある屋台です)

そこに屋台というロケーションがプラスされて、おいしさ倍増間違いなし👍

こんな屋台、家の近くにあったら行きたい!

同じ作者さんの『真夜中のパン屋さん』も積読しているので、そちらも読みたいです 📚️


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