ちょっと嫌いで恥ずかしい恋愛の記憶

初恋は3歳。おませな私は、幼なじみの男の子に7年以上恋をしていた。この頃から恋愛体質だったのかな、笑
結婚する約束してたな、可愛いね。

小五の頃。彼氏と呼んでいいのか分からないけど、手紙や交換日記をしてた両思いの男の子がいた。
交換日記が返ってくる、2日に1回のその日が毎日待ち遠しかったことを今でも覚えてる。

高１の春、彼氏が出来た。
好きかわかんないのに付き合ったから、あんまり上手くいかなかった。
子供の私の恋愛とも呼べない恋愛だった。

高２の春。可愛い、好きをいっぱい言ってくれる人がいて。ちょろい私だもん。まんまと落ちた。毎晩遅くまで電話して、たまに家まで送ってもらって。
ある日告白されたけど、まだ付き合う覚悟がなかったから断って、もう少し待って欲しいと言った。後に後悔することになる。
告白の日から2、3週間経って、私も好きって伝えよう！って思い始めてた頃から、だんだん彼が素っ気なくなってきた。好きも可愛いも言われなくなって毎晩の電話もなくなった。突然疎遠になってしまった。後から知ったことだけど、私に思わせぶりされていると感じてたらしい。
初めて感じる胸の重苦しさ。痛くて、辛くて、涙が出そうで。失恋がこんなに辛いなんて知らなかった。
音楽好きの彼が、一目惚れしたんだよねって教えてくれた曲。彼のおかげで知ったバンド。私の知らない世界を沢山みせてくれた人だった。

そしてこの失恋に沈んでいる中、友達の紹介で知り合った人と仲良くなり付き合うことになる。高２の夏。
以前のnoteにも散々書いた元彼。付き合うってこんなに幸せなのか〜って、付き合った当初はすごく満たされていた。しかしこの元彼もまた、だんだん返信が遅くなって、毎日してた電話の頻度も減っていき、私の優先順位低くなったなあと感じるようになった。そのうち一緒に帰る約束もドタキャンされることが増え、学校ですれ違っても目も合わせてくれなくなった。
そんな状態で付き合ってるのが耐えられなくなって私から別れを切り出した。引き止めてくれることをほんの少し期待しながら。
俺も好きか分からなくなってた、というLINEの文面を見て、心臓を刃物で刺されたような、そして心がずぶずぶと重く沈んでいくのを感じた。
またこの感覚だ、と前よりは冷静でいられたし少しだけ楽だった。前の彼のおかげだった。

そしてここから私は変わろうと本格的に努力を始めた。
外見も内面も。可愛くなって見返してやる！と。
このおかげで今はだいぶメイクもできるようになったし、恋愛にのめり込むのはよくないということにも気づくことが出来た。
この別れは自分自身成長を感じる出来事だったから、なんだかんだこの機会を与えてくれたことに今では感謝している。

そしてこの恋愛観成長期の中、友達づてで知った後輩の男の子がいた。
そう、彼こそ今の好きな人である‼️^ ^
高身長イケメンで落ち着きのあるすごく感じのいい人だった。今まで好きなタイプを聞かれた時に答えてた理想の人が現実で現れた、みたいな感じの。
だけどその頃の私にはもう恋するエネルギーがなかった。散々傷つき恋愛に疲れきっていたから彼のことは好きにならないと思った。
恋愛体質の私が、どタイプの彼を前にして恋愛感情を抱かなかった。以前より人のこと好きになりにくくなっていた。
それでもいつかは惹かれてしまうんだと予感はしてた。そういう男の子だった。

そして色々あって、1年の時を経て、この彼のことを好きな私が今います。
今までの人とはまるで違う。ていうか普通の男の子と違った。
そして彼に恋する私もまた今までと違っていた。
今までの私にとって、3日以上LINEや電話をしていないということは、盛大に病むほどの一大事。
それが今！1ヶ月以上連絡をとってない現状にあるにも関わらず一切不安を感じてない。友達に心配されて、それ冷められてるんやない！？て言われても、彼なら大丈夫だという絶対的な安心感が何故かある。
LINEは必要な連絡のみ。続けようとか思わずにぽんぽんっと終わるからすごく気が楽。
初めてこんなに穏やかな恋愛をしてるな〜と思う。きっと彼もそうだと思う。私が何も無しに離れていくような人じゃないと信じてくれているから、可愛いとか好きとか今までの人みたいに簡単に言ってこない。
だから私は1度だけ聞いた、俺も好きです、の言葉を宝物のように胸に抱きしめている。

私たちはよく似てると言われる。顔も似てるし、同じ雰囲気を纏っているよ、と。
素直に嬉しい。にやける。
彼は今の私の目標であるから。
なりたい人物像を挙げるなら彼は確実にトップスリーにランクインする。

付き合うのかな。いつか。
出会って1年。あの告白から5ヶ月。
彼は、私の受験が終わるのを待ってくれているようで。
そういうとこも好きだけど。そろそろ付き合ってもいいんじゃないかな、なんて、思ってるんですが。
どうかなあ。どうなるかなあ。わかんないなあ。

これまでの、全部の恋が今の私をつくってて、過去のおかげで今の幸せがあるってことを昔を思い出す度に痛感する。
あの時の辛くて苦しかった失恋もちゃんと今に活きてるよ。
あの時のおかげで今があって。
そう思うと、この先だって何も怖くない気がするよ。
ありがとう。ただ感謝。