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外資系コンサルの知的生産術ープロセッシング②(40〜63)

40.とにかく人に話してみる

人に話すメリット

①その問題の当事者ではない他人にもわかるように話すことによって、話し手の思考が改めて整理され、ポイントが明確化されること

➡️「一言でいえば、〜です」という抽象化できること

②他人のアタマをプロセッシングに活用できること

41.ヒューリスティックを意識する

知的生産に臨む際、アプローチの取り方には、

①オプティマル➡️事実と論理を厳密に積み上げて解を出すアプローチ

②ヒューリスティック➡️ある程度のレベルで正解に近い解を得るアプローチ

③ランダム➡️サイコロを転がして答えを出すアプローチ

➡️ある程度の妥協と8割程度で満足する日常を過ごす

42.視点・視野・視座を変える

①視点➡️対象に着目するポイント

②視野➡️検討する対象の空間的、時間的な広がり

③視座➡️対象を考察するうえでの自分の立ち位置

43.視野を広げる

プロセッシングに行き詰まっている時、視野を広げることで打開策が見えてくることがある。視野を広げるというのは、考察の対象となる時間、空間を広げてみることであり、視野が狭くならないように偏見をやめて、広義で考える。

44.視点を変える

視点を変えるというのは、モノゴトの多面的な側面に着目してみるということである。メリットとデメリットの両側を知っておくことでリスクヘッジができる。つまり、多面的な視点を設定して、それらを柔軟に行き来できる包容力のある知的態度を身につけられるかどうか、ということである。モノゴトを左右に決しようとしているとき、多面多岐な側面に視点を置く態度が求められる。

45.視座を上げる

視座を上げるというのは、誰の利益を背負っているのかという立場を変えること。革命家の視座を持つ。

46.アンラーンを繰り返す

アンラーン = 反学習 = 一度学んだことをまっさらにしてしまうこと

理由は、昨今の全ての環境変化が著しいからである。

47.問いに立ち返る

①なんのためにこんなことをしているのか

②そもそも、何に対して答えを出そうとしているのか

48.問いを進化させる

問いを明確化し、そこから離れないようにすることが重要である一方で、知的生産の過程において、問いは、しばしば他の問いに変質する。つまり、本質を捉えて抽象化する

49.問いをずらす

現状とあるべき姿のギャップを明確化し、あるべき姿を横にずらしてギャップの傾きを変える。

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50.問いを裏返す

現状とあるべき姿の位置関係をひっくり返してみること。

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51.気合い系の情緒言葉に逃げない

情緒に流された感情的な表現、気合い系の言葉を使わない

52.用語を厳密に定義する

カタカナ用語の使いすぎに注意

53.思考停止ワードに注意する

グローバル化といった思考停止ワードが出できた時には、それが具体的に何を指し示しているのかを明確化させ、関係者間で相違点がないようにする。

54.浅薄な帰納に流れない

帰納よりも演繹に注力する

55.反証例を考える

反証例をいつも考えるようにすることで、「薄っぺらい帰納」はある程度防ぐことができる。つまり、自分で自分にツッコむということである。

56.なぜ?もし?を多用する

常に思考を停止させないトレーニング

57.数値の皮膚感覚を磨く

メリットは、アウトプットの精度が上がる。数値感覚は、新聞でもよく、数字が掲載されているものであればなんでも良い。

58.想像力を働かせて人を思い浮かべる

ビジネスには必ず人が関わる。この世界において、具体的に人の立ち場で考える想像力が求められる。

59.定説に流されて思考停止しない

型を知ることは大切だが、型にハマるのもよくない

60.禁じ手に着目する

情報の非対称性は資産になる。禁じ手を抑えることで、思いもよらないような発見、出会いがある。

61.作用と反作用を意識する

インプットされた情報を取り扱う際、作用と反作用を意識することで視界が開けることができる。

62.わからないという勇気を持つ

わかっている と わからない のとを厳密に見極めることは難しい。

63.権威に盲従せず、逆に従わせる

人によって態度を変えない



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