大学生活終わりのカウントダウン
「みんなで最後に飲み会しようよ」
研究室の幹事の子がそういったとき
あぁ、研究も終わりが近いのか。とようやく実感した。
就活の終わりが見えて、それと同時にこの生活も終わりがあるんだと気づいて、バイトが無くなってしまうことがたまらなく寂しくなってしまった。
それは研究の終わりでもあることを、その時はまだ実感していなくて、ようやく気づいた。
逃げ出したかった環境とも、さよならまであと2ヶ月ほど。
あんなに望んで、キラキラした未来を想像してはじまった研究室での生活もカウントダウンできてしまうほど、残りが少なかったんだ。
あの時の選択があったから、私は就活という道を選んだ。もし違う研究室だったら、もし転科していたら、研究者を目指していた未来とあっただろう。この選択だから、私は就活をした。
あの時の情熱はどこへ行ってしまったのかと思いを馳せることもまだあるけれど、きっとそのうち「この道を選んでよかった」と思えるだろう。いや、そう思えるようにするまでだ。
でも、終わりが見えると突然、切なくなる。
なんだかんだ楽しかったな。
大変だったけど、道は大きく変わってしまったけれど、
この中で私は精一杯頑張って、やってきた。
あと3ヶ月
何をしようかな
どうやって過ごそうかな
やり残しはないかな
そんなことを考え出した。
飲み会は基本行かない質だけど、
美味しいお酒とそれを共に楽しめる人、無理に頑張りすぎないで居られる人とでしかお酒を飲まないようにしているけれど、これで最後で先生も居ないし最後くらいはいいかなと、性にあわないけれど最後の飲み会には行く約束をした。
そっか、私の大学生活4年間ももう終わってしまうんだ。
4年ぶりの別れの季節がやってくる。
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