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海はリセットの場所

冬の海もなんだか寂しくて好きなんだけど、どうしても寒くて海の中に入れないから、やっぱり気にしないで入れる夏が好き。

スカートの裾が少し濡れても「まあ乾くっしょ」と先のことを微塵も考えなくていい、なんでも許してくれるような太陽がたっぷりの夏と夏の海が好き。



海が好きすぎる私は、日中半袖でもぎりぎりいけるだろうという日が続いてくるとすぐに海に行きたくなる。

5月に入ると今か今かとわくわくする。
6月には行きたくてたまらなくなる。


海とは縁もゆかりも無いけれど、何かに悩んだり辛いときには自然の中や、どうにか綺麗な景色が見える窓を探すような私だから、海をぼーっと眺められる、波の音しか聞こえないひとりぼっちの時間が好きなんだと思う。

海が嫌いな人っているのかな。

生き物は海から生まれたから、私たちは海に惹き付けられるんだよって何かで読んだ。そうだと思う。

九十九里浜

1年前くらいにも彼に「海に行きたい」ってだけで、海に連れて来てもらった。

その時から、私は迷うことばかりだった。
今のままでいいのかなとか
自分のやるとこ成すことに自信が無いとか
進路とか、これからとか。

あの時から私はなにか変われたのかな。
なにか進んだかな。


こんなことになってしまっているから、進んでるどころか後ろに下がっている気がする。未来を見ることから後退りして、見ないように目を背けている気がする。

でも、進まなきゃ。進もう。

やっとそう思えた。


そういえば1年前もなにかに迷って、動き出すために、意気込むために海に来た気がする。昨日までの自分さよならって。

広島も言ってしまえば海ばかり。私がそれを望んだからそうなったのたけれど、宮島にしろ、尾道にしろ鞆の浦にしろ、瀬戸内海も。とにかく海ばかり行っていたね。


今日も、今もそうだ。

やっと先日、私は私に戻った。

今までの1ヶ月半無駄にした。何してたんだろ
これだけあれば、あれやこれやいろいろできたのに
なんてもったいないことしたんだろう。
なにかしなきゃ、動かなきゃ、
こんなところで止まってちゃダメだよ私。動け。

そう思えたから、今日は最後に、昨日までの自分にさよならしに来た。

後ろ向きの私、さよなら。
これからは目を背け無いで、怖くても前を向いて歩き出すよ。

私のスイッチの切り替えは海に来ることなのかもしれないね。

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