ひとり
退院して1日経った。今日から完全に1人。
退院をしてまず思ったことは「あぁ、生きてしまっている」だった。病院にいた時は感じることのなかった空の青さと生暖かい風、太陽の眩しさを感じて生きていることを今まで以上に実感した。辛かった。あんなに死にたかったのに回復して今ここにいることが何よりもしんどかった。
入院していた時にみんなから心配してもらうことで感じていた「生きてていいかも」という思いが日に日になくなっていっていた。それが怖かった。色んな人と色んな約束をして死なないと決めたけど、日が経つごとに希死念慮が自殺願望に変わり、気づいたら「次はどうやって死のうか」と考えてしまっている自分が怖かった。暇になるとそれしか考えられなくなっていた。死ぬ時のことを考えると楽しくてわくわくした。こうやって死んだらみんなどんな反応するかな。楽になれるかな。そんなことをまだ考えている自分が嫌だった。
早く明日にならないかな。
明日はメンクリに行く予定だ。区役所に行って手帳用の診断書とヘルプマークをもらって、メンクリに行って、最初に行ってたメンクリで初診証明書出してもらって、また区役所戻って書類を提出して…やること山積みで病む暇もない1日かも。
でも、本当は怖くて怖くて仕方ない。区役所で書類を欲しいと言うのも、担当医に診断書を書いて欲しいとお願いするのも、それを提出するのも…色んなことが怖くて仕方ない。それを否定された時「お前のはただの甘えだ」と言われているような気がするから。そんなこと耐えられない。でも、向き合わないといけない。本当にそろそろちゃんと向き合わないと。
だから、頑張る。1人でも生きていけるように。頑張る。
また明日、いい報告が出来ますように。
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