自分
始まりは
生意気そう 冷たそう
そんな第一印象
男ばかりの中で育ったためか
同姓からは 集中攻撃で出迎えられる
これがお決まりのパターン
人を70%以上では信じられない
年齢と共に そのパーセンテージも下がる
そんなトラウマを持ったまま
生き延びていく運命
うわべだけの優しさにうんざりし
中途半端な同情からは遠ざかる
本当は臆病なくせに 行動は大胆
一度決めたことは 他人の意見を聞く耳がない
他人に興味津々なくせに
近づいてくる人間は警戒し
助けを求めてこない限りは 見て見ぬふりをする
そのくせお人好しですぐ騙され
嫌とは言えないヘタレ
寂しいと思う時でも
他人とつるむのは苦手
さぁご一緒に どうぞ仲間に
そう招き入れられた場所は居心地悪く
一見 自分のことしか興味のない 自己中心的に振る舞う人物か
同じ匂いのする人間達と
つかず離れず 行動する方が居心地が良い
寂しい人ね 可哀想な人ね
そんな陰口も
言っている人間達の方が
よほど窮屈で 不自由な世界で生きている
そう思えてしまう ずぶとさ
だから 味方よりも敵が多く
でもその味方は 濃い信頼で成り立つ宝物ばかり
本当の幸せは 他人が決めることじゃない
他人に委ねるものでもない
私は 私以外の何者でもなく
そんな自分が愛おしい
最近やっとそう思えるようになった気がする
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