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【こどもの中に答えはない。そして、間違いもない】

子どもは、友だちの行動を観察し、真似をする。そして、安心する。遊びの中で、自分ひとりでできるようになることを身に付ける。友だちと自分の関係を比べる中で、自我が生まれてくる。想像力が生まれ、さまざまな体験を通して、名前やなぜを知りたがる。わくわくが増えてくる。こんなころに、子どもと一緒に過ごす人の存在は、子どもにとって、とてもとても大きな存在になる。

幼児期において、さらに10歳までの発達において、大きな存在になるのは、保護者である。そして、子どもたちが尊敬に値すると感じるもの・人である。「子どもたちが尊敬に値すると感じる」部分が大切である。子どもは、あくまでも行動を観察し、真似をするだけである。この遊びが将来に結び付くからとか、こうするといい給料がもらえるから、いい大学にいきたいから真似するわけではない。身近な友だちが、そうしているから真似をするのだ。子どもは正直なのだ。尊敬に値するかどうかさえ、単に笑顔など様子や行動から判断しているにすぎない。

こどもの中に答えはない。そして、間違いもない。ただし、最善はある。こどもはいつだって正直に行動しているだけ。こどもは安心とか、楽しいと思うから、そう行動している。

この大切な、大切な時期に、保護者や大人は、子どもたちに何を伝えるか?どんなメッセージを送るのか?

ゲームを与えますか?
スマホを与えますか?
絵本を与えますか?
人のことを悪く言うことを与えますか?
先生の悪口を与えますか?
勉強なんか無意味だということを与えますか?
努力はなんの役にも立たないことを与えますか?
友だちは大切だということを与えますか?
迷惑はかけるなということを与えますか?

人は迷惑をかける生き物です。私なら、迷惑を受け入れられる人になれと伝えます。
スマホやゲームを与えるなら、プログラミングのできるもの、マインクラフトをやらせます。
絵本を渡すだけでなく、読み聞かせをします。
人のことを悪く言わず、「ありがとう」とどんなことにも感謝することを伝えます。

保護者よりも多くの時間を過ごす先生、新しい勉強を教えてくれる先生、どんな先生でも好きになるように、素直にものごとを聴けるように、学校のこと、先生のことをじっくりと話し合います。子どもがはじめて出会う大人、社会を学ぶ入り口、一緒に育てていく姿勢を見せます。

どんなときも勉強すること、努力することの大切さを伝えます。めんどくさいことから、逃げていて、成功した人はいません。宿題があれば、一緒に取り組んで、一緒に考えます。

子育てに、答えなんてありません。だから、間違いもありません。でも、こどもが何かを考えて行動しているとしたら、それが正しいのです。どこかで大人が、そうやって行動しているだけ。勉強しないと将来、いい仕事につけないよとか、悪いことをしたら謝りなさいなんて、何百回、何千回言ったって、大人が心からそういうことをしていないと、素直に真似をします。いまは、勉強する時間だよとか、宿題をやってから遊びなさいって言っても、一緒に時間を過ごして、遊んでくれたことしか覚えてません。あなたのことを、どれほど大切に思っているかを伝えても、遊んでくれたことしか覚えてません。どんなに上手に叱っても、怒られたとしか思ってません。だから、子育てに、嘘は通用しない。本気で語り、本当に行動するしかない。

幼少期、一番一緒に過ごした人、尊敬に値すると感じさせるもの・人の行動・様子が何より。そのとき、あたなは、こどもにどんな力をつけたいですか?

大人の思い込みや社会の枠組みで、子どもたちの大きな大きな可能性を潰してしまう。それならば、、、ふと10年後の未来をイメージする。きっと、学校は、なくなっている。教育を学校にだけ任せる時代は終わる。そして、教育の価値はもっともっと高くなる。家庭を土台にして、身に付けたい学校へ通わせる時代になる。教育は、家庭と学校の両方で。本当の意味で合理的配慮を考えたものになっていく。5年後、教育の革命が起きる。世界は、もう進んでいる。入試制度が100%変わっていく。基礎知識はなくちゃだめだし、基礎知識だけでもだめ。日本はそこへなんとかして追い付こうとする。自分が時代を作っているんだという当事者意識を持つものだけが、成功する世の中になる。やりたいことをやる。楽しいことをやる。行動し、真っ先にやるものが成功する。

こどもをなめたらあかんぜよ。

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