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「覚悟」ってなんだろうと思う

常に自らに問い続けている【覚悟】という言葉。
〇 逆境の中で「絶対に強くなるぞ」という思うこと。
〇 誰かのために何かの目的のために自分を犠牲にしてでもやり抜くこと。
【覚悟】とは単なる精神論ではありません。未知未踏への挑戦です。自分ができる範囲のことをやっていたら成功はあり得ません。だからと言って自分を追いつめて自分の身を犠牲にして突き進むことでもないと思っています。それは根性論です。

こうやって生きたい、こうなりたいと思い、その一点に向かってわき目もふらず、一心に進むのがいい。てっぺんを見て来た人は、必ずそうしています。いろんな道を見て、複合的に上手く構成しながらてっぺんを極めて行くのが大切だというのは、てっぺんにいる人が、絶対にてっぺんに来ることができず、迷走している人へかける情けの言葉です。

生きることは、木の命と似ていて、枝葉を伸ばしつつ太く高い幹を育てるか、幹を育てつつ枝葉を伸ばすのかでは、似ているようで美しさはまったく異なります。多様性を認め合う社会は理想ですが、自分自身まで多様に生きていたら、それは結果として中途半端に陥ります。成功のために小さな失敗をおそれず繰り返す。致命傷になりかねない大きなリスクのある勝負に出てはいけない。それはヤケになっているだけ。大やけどで死んでしまいます。がむしゃらに無我夢中で全力を尽くすことと、無鉄砲に一発勝負を狙うことは見た目は同じ全力のようでも全然違います。未知未踏の領域への挑戦を怖れたり躊躇したりしない。自分の弱さに負けず勉学に励む。将来に向けてあせることなく静かに身を守って進む。【覚悟】とは暗闇の中を突き進む時に、道を切り開く一筋の光です。

〈覚悟を決める人たちへのおすすめ映画紹介〉
○ 「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)」
素敵な結末。そして、この話がドイツの実話というから驚きです。視覚障害というハンディキャップを隠しながら、夢を諦めない姿は、涙が出て、感動します。サリーの誠実さや勤勉さに、応援せずにはいられなかった。恋愛も、とっても素敵です。
○ 「60歳のラブレター(2009年製作の映画)」
はじめは、淡々としていてなんだろうと思っていたけれど、ラストに近づくにつれて、それぞれのラブレターに涙してしまう。イッセー尾形さん、中村雅俊さん、戸田恵子さん、原田美枝子さんの真っ直ぐな姿に感動した。いい映画です。覚悟を決めた女性たちへ贈りたい映画です。
「好きじゃないでしょ」「この年になって恋をするって奇跡」「これから本当の恋をする」
ああ、「わかるわかる」と共感しっぱなしでした。胸が苦しくて、ぐぐっと来た。苦しさ、哀しさを知っているから、分かる映画だなと思います。
○ 「聖の青春(2016年製作の映画)」
「羽生さんとの対局はね、20勝分の価値があるんですよ。あなたの1勝とは違うんですよ」
 実在する棋士村山聖さんの一生を描きます。道徳の教科書にも掲載されている方で、松山ケンイチさんが見事に描き切っています。すごく深い作品です。

「覚悟」って、なんだろう。。。

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