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ねねちゃん連れの避難について考えた

地震怖かった…

ねねちゃんと私は今、築69年の家で暮らしている。水回り等はきれいにリノベーションされているものの、窓は木枠にペラベラの硝子がはめられた昔ながらのもの。しかも窓が多く、廊下だけで16枚。そのため、揺れると1枚1枚の硝子がガタガタと鳴り響き、躯体も頑丈かどうか甚だ疑問。
“10年前の震災時の揺れに耐えたのだから”と思う一方、そこから10年が経過している訳だからその分劣化も進んでいるはず。“うーん、倒壊するかも…”

一方のねねちゃんはのんびりしたもので、しばらくはそのまま気にせずロフトで寝ていたが、いよいよ揺れ・音が激しくなったら起き出して“なにごと?”と私を見下ろした。
“ねねちゃんおいで!”と呼ぶとすぐに降りてきて、抱きかかえるといつもなら嫌がるが、このときは揺れが収まるまでそのまま素直に抱かれていた。

様々な方向に揺れる家、バラバラに音を立てる硝子に心臓をバクバクさせてねねちゃんを抱きしめながら、もしガラスが割れたら・家が倒壊したらどうするかを考えていました。“ねねちゃんをキャリーバッグに入れてそこに通帳をいれ、いつものかばん(免許証・保険証入り)を持ち、ねねちゃんと私の防寒のために毛布を被って出よう”
最低限ないと困るものはこれでカバーできるだろうと思って頭の中でシュミレーションしていました。

でも後で冷静になって考えてみると、もし直下型のような大きな地震が来て東京が大きな被害を受け、家に帰れないような状況になったとしたら…。
今のねねちゃんは1日薬が飲めなくなっただけで血中濃度が保てなくなり病状が悪化して助けられない状態になるだろうと思います。そう考えるとせめて3日分ぐらいの薬は常にキャリーバッグに入れておいた方がいいのかなぁと思いました。となるとカリカリも必要だよね。ねねちゃんは枕が変わると眠れない神経質な人のようにトイレの砂が変わるとおしっこできないから砂も必要だな…。

避難が必要な状況になった時に、人間に対しての支援はされてもペットを守れるのは飼い主だけ。そう考えると自分のものよりもねねちゃんの防災グッズを優先的に備えておかなくてはいけないなぁと思いました。
私は個人的に3月11日を防災の日として最低限ではありますが備えの見直しをしているのですが、ちょうどいい時期なので今年はねねちゃん主体で防災グッズを考えていこうと思います。

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