【1】コーチを「仕事にする」ためのスタートライン
こんにちは。
ひとり起業の流儀、おおのぎむつこです。
2021年7月からおよそ7か月間かけて、CTIジャパンで「コーアクティブ・コーチング」を学びました。
起業して10年。既にコーチングもやっています。
クライアントさんを含め周囲の反応は、「なんで今さらコーチングを勉強するの?」がほとんどでした(笑)
でもCTIでの学びはとても意義深く、自分自身のブラッシュアップのため、勉強してよかったと心から思っています。
104時間のコアコースを修了すると、CPCCの資格取得のための上級コースを受講することが出来ます。
コアコースまで一緒に学んだ仲間のほとんどが、上級コースに進むことを決めていました。
私も最初のコースを申し込んだときには、上級コースまで進むつもりだったのですが、最終的には上級コースには進まないという選択をしました。
その理由や、そもそも既にコーチングの実績があるのに、なぜコースを受講したのか、ということは、また別の機会にお話ししようと思います。
まずは、初めての有料クライアント獲得に挑む仲間たちに伝えた集客の基本の基本をお伝えします。
初めての有料クライアント獲得の流儀
CTIでは上級コースの受講条件として、「6か月のコース受講期間中、5名の有料クライアントを持つこと」という規定があります。
5名の有料クライアントがいないと、上級コースを受講することは出来ません。
コアコース終了後、資格取得のための最初の壁、有料クライアント5名の獲得に向けて仲間たちは、「なんとかしなければ!」「一緒にがんばろう!」と士気を高めていました。
高めていたのですが。
「あー、それ、ぜったいやっちゃダメなやつ…」
エラソーにしゃしゃり出るのもどうなんだろう、と躊躇したのですが。
でもやっぱり、しなくていい苦労はしない方がいい。
居ても立っても居られず(笑)、集客の基本の基本についてお話しすることにしたのです。
コーチに限らず、無形の商品を売る人が集客でやりがちなこと、苦戦してしまうポイントがあります。
起業において一番重要なことなのに、なかなかハラ落ちしないところでもあるんですよね。
だから逆に言うと、多くの人が間違えているここを押さえれば、集客できない集団から抜け出すことが出来ます。
それを知っておくのは、早ければ早いほどいいですから。
最初の有料クライアント5名を獲得するために、具体的に何をどうやれば、上級コース受講までに間に合うのか。
もちろん、それもアドバイスいたしました。
すると翌日から次々と、「クライアント獲得出来ました!」「上級コースに間に合いました!」の報告があり、しゃしゃって良かった(笑)やって良かったなぁと思ったのでした。
限られた時間なので、そのときに伝えたのは、集客のほんのさわりくらい。
やらなくていい苦労はやらなくていい。
最初からこれを知っていれば、悩まなくて済むのに。
というポイントがたくさんあります。
つまり、ほとんどの人が躓いているポイント、稼げていない人が例外なくやっていることがあります。
それをこれから数回にわたって、書いていこうと思います。
他のコーチングスクールの規定を私は知りません。
でも、どんなコーチでも、コーチ以外の仕事であっても。必ず、『最初の有料クライアントの獲得』という壁は越えなければなりません。
そして起業している限り、有料クライアントの獲得という課題が消えることはありません。
だからすでに開業している人でも、今、思うようにクライアントの獲得が出来ていなかったり、それなりに集客は出来ているけれど、独立して食っていける状況ではないのならば(←ここ重要!)
逃げずに、この問題と向き合って欲しいと思います。
せっかく取得した資格がもったいない。
何より、コーチという素晴らしい仕事を志したときの想いが、消えて行ってしまうのは寂しくはないでしょうか?
これから起業の人だけでなく、起業したものの鳴かず飛ばずの人にこそ、耳の穴かっぽじって聞いて欲しい(笑)
前置きが長くなりました。
さっそく、最初のポイントから。
それはやっぱりこれですっ!
「コーチになる」と「コーチを仕事にする」は全く別のスキル
くどいようですが、くどいほど繰り返すのにはワケがある。
売れないコーチ、開業したものの稼げていない人の一番の原因は、これが本気で腑に落ちてはいないから。
なぜなら、お客さんは勝手に湧いて出てくるものではないからです(笑)
資格を取っただけでは、「仕事」にはなりません。
資格を取っても、お客さんはやってきません。
「仕事にする」スキルを身につけない限り、お試しセッションすら受けてもらえません。SNSで毎日発信していても、体験セッションの問い合わせすら来ない。それが現実です。
エラソーに語っていますが、私も「やります!」と宣言してブログを書き始めて、だいぶたってから気づいたのです。
「あれ?お客さんってどこから来るの???」
(笑笑笑)
ほんとにね、そんなもんだったんですよ、私も。
「商売」だという自覚が無かったのはもちろん、「仕事」だという意識すら無かった。
そしてそのこと自体を、わかってはいませんでした。
そりゃ売れんがな(爆!)
「なる」と「仕事にする」は違う。
痛い思いをして学んだことです。
コーチングスクールで教えてもらえるのは、「コーチになる」ためのスキル。「コーチを仕事にする」スキルは教えてもらえません。
「コーチになる」ために、お金と時間を使って、コーチングのプロのもとでスキルを学び、日夜そのスキルを磨き続けているのと同じように。
「コーチを仕事にする」ためには、お金と時間を使って、ビジネスのプロのもとでスキルを学び、ビジネスのスキルを磨き続ける必要があります。
天才でもない限り、知らないことは知っている人から学ばなければ、身につけるのに、途方もない時間がかかってしまいます。
大事なことなので、何度でも繰り返します。
「なる」と「仕事にする」は違う。
「コーチになる」と「コーチを仕事にする」は、まったく別のスキルです。
クライアントがいなかったら、「コーチを仕事にする」ことは出来ませんよね?
さらに言えば。
クライアントがいなければ、コーチングをすることは出来ません。
コーチングセッションをしていなくても、「コーチになった」と言えるのでしょうか?
辛口に聞こえるかもしれません。
でもこれが、「仕事にする」ということの現実です。
この現実を知ったあなた。
おめでとうございます。
さあ、ここからが始まりです。
やっと、「コーチを仕事にする」ことのスタートラインに立ったのです。
「仕事にする」ための流儀。
次回から、具体的なお話に入っていきます!
こちらからどうぞ。
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