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旅ブックスMAGAZINE|2022年10月記事まとめ


2022年10月に公開した記事を紹介します。



10月3日(月)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 19 リマの手荒い歓迎【リマ編】

ペルーの首都リマで滞在中のホステル「パリワナ」(Pariwana)は高級地区ミラフローレスの一角にあるが、音楽フェスやパーティー好きのいわゆる「パリピ」が集まるホステルだった。夜ともなれば吹き抜けの会場では踊りが始まり、その回りを一拍約2,000円ほどの10人部屋のドミトリールームが囲む。


10月3日(月)
「全国最中図鑑」37 大曲花火男最中(秋田県大仙市)

『大曲の花火』は、1910(明治43)年に諏訪神社の余興として開催された「奥羽六県煙火共進会」がその始まりである。100年以上の歴史を誇り、毎年70万人以上の観光客が集まる、日本最高峰の花火大会だ。



10月6日(木)
「リヤカーマンの日本再会 ― 30年ぶりの日本徒歩縦断 ―」|永瀬忠志 【14】 時を経て流れ続ける水 / 九州山地の四つの峠

九州の中央部を縦断するために、別府市から九州横断道路を通って、まずは阿蘇山を越える。熊本から宮崎へは、さらに国見峠、飯干峠、尾股峠、輝嶺(きれい)峠と四つの大きな峠を越えなければならない。



10月10日(月)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 20 熱帯雨林の暑い夜 【イキトス編】

せっかくの楽しい旅も、体調不良が重なるとテンションが下がる。
6月からスタートしたこの旅も、まもなく3ヶ月が経とうとしている。
アルゼンチンとチリでは持病の喘息の発作があり、ペルーに入国して治まったと思いきやアンデスの高地では高山病になり、リマでは食中毒のような食あたりに見舞われた。



10月13日(木)
【新刊試し読み】『ふるさと再発見の旅 東北』|清永安雄 撮影

写真紀行シリーズ第6弾『ふるさと再発見の旅 東北』が10月13日(木)に発売されたことを記念して、本文の一部を公開します。



10月17日(月)
「全国最中図鑑」38 甘ほたて(岩手県大船渡市)

大船渡は海と山が近く、山の雪解け水が海に流れ込んで海中のプランクトンがよく育つ。そのプランクトンを食べて育った帆立は、大粒で肉厚、帆立本来の味が濃く、甘味が強いのが特徴である。



10月17日(月)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 21 英雄の残像【サンパブロ編】

イキトスで喘息を悪化させたゲバラは約5日間入院してアドレナリン漬けになっている。故郷のアルゼンチンを出発して半年近くが経っていた。旅の疲れが最高潮に達していたのだろう。



10月20日(木)
「リヤカーマンの日本再会 ― 30年ぶりの日本徒歩縦断 ―」|永瀬忠志 【15】 廃村になっていた村

 30年前、尾股峠を登っていたら雨が降り出し、びしょ濡れになった。雨に打たれながら、峠の下にある集落、西米良村の尾股を目指す。



「橋に恋して♡ニッポンめぐり旅」|吉田友和 第8橋 あやとりはし 前編(石川県)

 小松行きを決めたきっかけは、ANAの「トクたびマイル」だった。通常よりも大幅に少ないマイル数で特典航空券を発券できる、マイラーにはお馴染みのサービスだ。割引される行き先が週替わりなのが特徴で、タイミングが合えばかなりお得に旅できる。



10月24日(月)
「しあわせの花束とゲバラを探して——南米大陸縦断の旅」|北澤豊雄 22 雨夜のタクシー【ボゴタ編】

 コロンビアの首都ボゴタに着いたゲバラたちは、宿泊先がなかなか見つからなかったり警官と揉めたりして早々に隣国ベネズエラに向かっている。


10月27日(木)
「寂しさから290円儲ける方法」|ドリアン助川 第十話 奈良・ならまち(後編)

 予期せぬ言葉やふるまいによって、人の印象は大きく変わるものです。
 おはぎさんがまさにそうでした。



10月31日(月)
元気の出るカツカレー|17皿目 専門店の本気の一皿! ー カツカレーの虎

今回訪れたのは佐賀県。佐賀市を拠点にしつつ、唐津の呼子や羊羹で有名な小城などいろんなところを巡ってきました。かつて、芸人のはなわさんは佐賀について自虐的に歌っていましたが、なかなかどうして、佐賀県に見所は多いです。



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