【過去問解説】第31回 柔道整復師国家試験 午後
【2024/03/22 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。
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▶第31回柔道整復師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第31回柔道整復師国家試験問題(午後)徹底解説
▶第30回柔道整復師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第30回柔道整復師国家試験問題(午後)徹底解説
▶第29回柔道整復師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第29回柔道整復師国家試験問題(午後)徹底解説
▶第28回柔道整復師国家試験問題(午前)徹底解説
▶第28回柔道整復師国家試験問題(午後)徹底解説
引用:https://www.zaijusei.com/2023_shikenmondai.html
問題001 解説
【解説】
【一次予防の具体例】
▶生活環境の改善
▶適切な食生活
▶運動・活動の励行
▶適正飲酒
▶禁煙
▶ストレス解消・発散
▶介護予防
▶予防接種
▶事故防止
▶職業病対策
▶公害防止対策
【一次予防】
▶健康促進
▶疾病予防
▶特殊予防
▶栄養指導
▶検疫
【予防の覚え方】
▶一次予防はそもそも病気にもなんにもなっていない状態。
→現在健康で健康状態を維持するのが目的
▶二次予防は健康かもしれないけど検査した状態。
→健康診断とか詳しく調べたら何もなかった。
→なにかあった場合も、どちらも二次予防です。
▶三次予防は病気を直したあとの話
→病気を治療したあとのリハビリや後遺症の予防など
問題002 解説
【解説】まれな疾患に用いられるのは、症例対照研究です。
症例対照研究は知りたい疫学の疾患を持っている対象者を集めるところから始まります。
別名:後ろ向き調査などとも言われています。
その対象者の過去の生活習慣から原因を探っていくのが後ろ向き調査です。
理由:無作為に集めても該当者がいない可能性が高いため。
【症例報告】
病院であった症例をもとに報告する
【症例対照研究】
▶疾病の原因を過去にさかのぼって調査する方法
【コホート研究】
仮説要因を持つ集団と持たない集団を追跡
疾病の罹患率または死亡率を比較する方法
【横断研究】
ある集団の、ある一時点での疾病・健康障害の有無と
要因の保有状況を同時調査する方法
【生態学的研究】
個人ではなく、地域や国・県・市町村といった集団単位を分析対象とし、異なる国・地域間の要因と疾病の関連を検討
【介入研究】
介入研究では研究者自身が積極的に介入を行う。
疾病との因果関係の推理がなされた要因について、これを慎重に除去・適用するなどの介入をして集団を一定期間観察し、疾病の増減を実験的に確かめる研究方法
【ランダム化比較試験】
別:無作為化比較対象試験
研究の対象者を2つ以上のグループに無作為(ランダム)に分けて治療法などの効果を検証する試験
バイアスがかかりにくく、信頼性が高い。
問題003 解説
【解説】ロコモティブシンドロームの直接原因となるのは骨粗鬆症です。
骨粗鬆症により、骨折を引き起こし、その結果筋力低下を起こす場合があります。
【ロコモティブシンドローム】
略:ロコモ
別:運動器症候群
加齢に伴う筋力低下・関節変形・骨粗鬆症などにより運動器の機能が衰えてしまっている状態。
介護になるリスクの高い状態
問題004 解説
【解説】
【国民の健康づくりのための食生活指針】
食塩:🚹8g 🚺7g 以下
野菜:350g以上
問題005 解説
【解説】
【気分障害】
鬱病・躁病(躁うつ病)
双極性障害
問題006 解説
【解説】
1.医療法で規定されている。✘
→地域保健法
2.地域住民に対して健康診査を行う。✘
→行わない
【保健所】
▶食品衛生に関する業務
▶環境衛生に関する業務
▶エイズに関する業務
など
3.各都道府県に1か所設置されている。
4.医事および薬事に関する事項を取り扱う。◯
保健所は、次に掲げる事項につき、企画、調整、指導及びこれらに必要な事業を行う。
一 地域保健に関する思想の普及及び向上に関する事項
二 人口動態統計その他地域保健に係る統計に関する事項
三 栄養の改善及び食品衛生に関する事項
四 住宅、水道、下水道、廃棄物の処理、清掃その他の環境の衛生に関する事項
五 医事及び薬事に関する事項
六 保健師に関する事項
七 公共医療事業の向上及び増進に関する事項
八 母性及び乳幼児並びに老人の保健に関する事項
九 歯科保健に関する事項
十 精神保健に関する事項
十一 治療方法が確立していない疾病その他の特殊の疾病により長期に療養を必要とする者の保健に関する事項
十二 感染症その他の疾病の予防に関する事項
十三 衛生上の試験及び検査に関する事項
十四 その他地域住民の健康の保持及び増進に関する事項
問題007 解説
【解説】アニサキスは魚に寄生する寄生虫です。
1.カンジダ
→菌
2.アニサキス
→寄生虫
3.クラミジア
→細菌(クラミジア・トラコマチス)
4.リケッチア
→細菌(原核生物(グラム陰性菌))
【アニサキス】
肉眼で確認できる寄生虫
【クラミジア】
最小の細菌で、細胞内でしか増殖できない。
[クラミジアにより病態]
▶トラコーマ(眼病)
▶STDの鼠径リンパ肉芽腫
▶非淋菌性尿道炎
▶子宮頸部炎
など
【リケッチア】
つつが桿状・球状のグラム陰性細菌で鞭毛を有しない
[リケッチアによる病態]
▶ツツガムシ病
(つつがむし病)
(ダニにより媒介)
▶発疹チフス
【感染経路が昆虫媒介感染の病原体】
▶マラリア
▶デング熱
▶つつがむし病
▶日本紅斑熱
など
問題008 解説
【解説】
1.インフォームド・コンセントが行われる。◯
→ほかの医療と同じように説明・同意のもと行われる。
2.A類疾患は集団予防目的に比重が置かれている。◯
【予防接種法】
予防接種法で推奨されるワクチンが定期接種。
A類疾病とB類疾病に分けられる
【A類疾病】
▶結核 ▶ジフテリア ▶破傷風
▶百日咳 ▶ポリオ ▶麻疹
▶風疹 ▶日本脳炎 ▶水痘
▶ヒブ(インフルエンザ菌b型)感染症
▶小児の肺炎球菌感染症
▶ヒトパピローマウイルス感染症
▶B型肝炎
【B類疾病】
▶季節性インフルエンザ
▶肺炎球菌感染症(高齢者)
A類疾病は主に集団予防・重篤な疾患の予防に重点を置いています。
(努力義務)
B類疾病は努力義務はありません。
3.痘瘡(天然痘)は予防接種によって根絶された。◯
4.不活化ワクチンは生きた病原性微生物を弱毒化している。✘
→弱毒化ワクチン
【不活化ワクチン】
病原体となるウイルスや細菌の感染する能力を失わせたものを原材料として作られる。
【弱毒化ワクチン】
病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて病原性をなくしたものを原材料として作られる。
問題009 解説
【解説】
1.結核菌に有効である。◯
2.金属器具の消毒に用いる。◯
→鉄がさびない消毒剤は利用可能
3.予防接種部位の消毒に用いる。◯
→皮膚に用いる
4.排泄物による汚染物の消毒に用いる。✘
→実際にやってみると全然だめなのが分かります。
→次亜塩素酸ナトリウムがよく用いられます。
【病原微生物との関係性】
ヨウ素系 :細○真○結○ウ○
アルコール系 :細○真○結○ウ○
界面活性剤系 :細○真○結✗ウ✗
クロルヘキシジン系:細○真○結✗ウ✗
アクリノール :細○真✗結✗ウ✗
オキシドール :細○真✗結✗ウ✗
一般細菌:細 真菌 :真
結核菌 :結 ウイルス:ウ
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