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【Mlog 10.海外と日本の園の違い】

海外と日本と見比べてみると、当たり前ですが違いはいろいろなところにあります。

文化はもちろんですが、食べるものや着るものなど…

生活の違いも様々です。

では、教育(特に、乳幼児教育)を見てみると、どのように違うのか?

あくまで、私の見てきたものや学んだものからの考えになるので、これが正解!というものではありません。また、今回の海外はオーストラリアを基準にお話しします。

よく、「海外は〇〇法という教育法をやっている」「世界一幸せな国は教育水準が高い!」など目にしたり、学生の時にはディスカッションをしたりと、「海外vs日本」のような図に触れることがありました。(今でも聞かれることはあります)

日本の園でも海外の園でも、両方を見て現場に立って感じたことは、「何を目的にどこのニーズに合わせて園を立てているのか?」の違いだと思います。

それぞれ日本と海外を交互にお話ししていきますが、

園がある場所は、日本だと一軒家タイプのものが一般的でしたが、最近多いのは駅近やビルの中など園庭のない場所も増えています。また、保育園では見られないですが、幼稚園だと小学校と一環になっているところは一部の場所のみです。

では海外ではどうなのか?

一軒家タイプのものが多く、室内はとても広いです。また、保育園の機能があまり主流ではないため、3歳以降から預けるところが多く、0-3歳は基本的にお父さん・お母さんが一緒に遊びにくる場所を開放しています。幼稚園〜小学校や幼稚園〜高校など、一貫しているところが多いように思います。

日本は大人優先の社会のように感じます。なぜかというと、保育システムが世界的に見てもなかなかないものなんです。海外でも保育園はありますが、設備や広さの基準というものがまちまちです。海外の場合、ベビーシッター文化というのも関係しているのだと思います。そのため、0-3歳ごろまでお家で過ごす子が、多いのかなと思います(小学校前に1年間だけ行くという子も多いようです)

保育室内のものについて触れたいのですが、ここはダントツで日本を推します‼︎ 笑

日本のものの文化というのは、本当に素晴らしいんです!なぜかというと、1歳児でも使える水洗のトイレや手洗い場所、机や椅子などどこの国を見てもありません。デパートや公園を見ても、子どもサイズのものというのを目にすると思います。

これらのものは、子どものことを考えられた結果作られたものたちで、今現在日本に住んでいると当たり前だと思うでしょう!

この環境は日本以外はないと言ってもいいほど、誇れるものだと思っていてください‼︎

日本は昔から、子どもを大切にする国だったように思います。しかし、今の社会では、子どもを大切にするというのが変わってきているように感じています。例えば、公園の遊具がなくなったり駅前やビルの中に園を建てたり…

人が作ったもので溢れている日本だからこその課題は多くあり、その課題に気付いた人たちが「海外での子育て」や「地方での子育て」を求めるようになっているのだろうと思います。

子どもは必然的に、お父さん・お母さんのライフスタイルに合わせて大きくなります。お父さん・お母さん・子どもも人間なので、その日の気分によって気持ちが変わるのは普通です。

「子育てのために〇〇する」というのは、「子どものために〇〇する」ということと同じで、これには「だから子どもは〇〇になる」と結果を求めがちです。しかし、子どもはものではありません。お父さん・お母さんの思っている方向とは違う方向に行くこともあります。(その方が多いかも… 笑)

なので私は、「子どもの成長を知ることで、子どもが求めていることがわかる。分かったことでアクションを起こす。我が子がそれによって反応する(良いことも悪いことも)。子どもからの成長サインを見てアクションを起こす…」という繰り返しが、必須だと思っています。

日本にはないものを海外は持っており、海外にはないものを日本は持っている。表面的にみると良いと思っているものでも、裏を返すと思っていたものと違う…ということはあります。

教育は、その国自体を作っていける方法です。子育ては、教育するための土台となります。土台作りは、お父さん・お母さんの手によって変わります。

大きいところから下げて言いましたが、「子どもが幸せ」と思うことはなんでしょう?

私の答えは、「自分の身体を自分の意思で動かし、自由を手にしていく」に尽きます。

「我が子の幸せって何かな?」を考えると同時に、「自分の幸せって何かな?」を考えてみると、頑張りすぎている子育てから少しは解放されるかもしれません🌱

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