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【INTERVIEW / SWE】10年先を見据えて開発、安全で安定した学習体験の提供を目指す

2022年11月に入社し、エンジニアとして活躍する山下さん。これまでのキャリアから、モノグサでの働きがい、今後の目標について詳しくお話しいただきました。


モノグサが目指す世界観への魅力と教育への関心から入社を決意

――モノグサ入社前のキャリアについて教えてください。

山下:モノグサ入社までに2社経験しています。
1社目は、ソーシャルゲームの開発運用を行う企業でした。昔からゲームが好きで、自身で作っていた経験もあり、親和性が高いと感じ就職を決めました。

そこから転職し、広告配信をはじめとしたBtoBの事業を行う企業に入社しました。1社目で得た経験やスキルを新しい業界で活かしてみたいと思ったからです。

その後、モノグサに転職したという経緯です。

――それぞれ異なる業界でご経験を積まれたのですね。1社目の会社では具体的にどのような業務を担われていたのですか?

山下:SWEとして業務を担っていまして、具体的には、ゲームプランナーが考えたキャラクターやイベントの仕様と、実際のプロダクトの内容が合うように、サーバーのプログラムを変えたりして、想定通り動作するように作っていくものです。普段、ソーシャルゲームをされる方はイメージしやすいと思うのですが、ゲームの中のイベントが増えたり、行けるエリアが増えたりと、多くのゲームは時間の経過によって変化していきますよね。

ざっくりと説明するとこのようなところが主です。さらに役割の範囲でいうと、フロントエンドとサーバーサイドなどに分けることができますが、私はどちらかというとサーバーサイドの方が得意だと感じていました。主にこのような部分に携わりながら、4年半業務を経験させていただきました。

――なるほど、変更点が出ることを前提に、正常に動作する環境を整える必要があるのですね。山下さんは昔からゲームに関心があったということでしたが、こういった仕事に就くことを目指してらっしゃったのでしょうか。

山下:就職活動の際にたまたまご縁があり、そのときは「あ、ゲームの会社なんだ。働けたらいいかもな」とは思っていましたが、ゲーム業界に重きを置いていたわけではなかったです。

振り返ってみると、自分の生活の中でゲームは非常に身近で、幼少期から大人になった今でも切れることなく側にあるものではありました。ゲームを始めたのはたしか4歳の頃です。スーパーファミコンをはじめ、小学校に上がってからはパソコンからWebで遊べるフラッシュゲームに出会い「このゲームなら自分でも作れるかも」という着想も得て、中学に入ってからは遊ぶだけではなくゲームを作ることにも熱中するようになりました。

――ご自身にとって身近なものとファーストキャリアが一致したのですね。そこから転職先として広告運営の会社を選ばれた理由について、詳しくお聞きしてもよいでしょうか。

山下:まず、転職理由については先に触れた通りで、1社目で得た経験やスキルを新しい業界で活かしてみたいという思いがあったことです。もちろん、より自分に合った条件がないか総合的に判断して2社目の会社に決めました。こちらでも、新しい環境ということは意識していたものの、必ずしも特定の業界・事業にはこだわっていなかったですね。

また、業務の内容としては、得意だと感じていたサーバーサイドの開発を担いたいと考えていたので、その役割を任せてもらえることも重視していました。転職先となった2社目の企業は、大規模配信を行う会社であったので、こちらのサーバーサイドの開発はやりごたえがありそうだと感じたことも、大きな決め手になりました。

――サーバーサイドへのこだわりはどのような理由からだったのでしょうか。

山下:サーバーサイドは、外的要因に左右されづらい分、一人で成果を突き詰めていく要素が大きいんです。自分は昔からそういったことが得意であり、比較的好きな方だと思っています。

例えばですが、中学高校時代にタイピングを極めるワープロ部に所属していたんですが、タイピングは自分でひたすらに練習を重ねないと成果が出ないものなんです。まさに、1つのことに集中して突き詰める姿勢が必要となるもので、この部活での経験を通じて習得したスキルの1つかなと思います。結果として、高校時代は部活でタイピングの全国大会にも出場しました。
そういった原体験もあり、また、実際に社会に出て実務経験から得た体感もあり、サーバーサイドの開発は自分の性に合っているなと強く思いました。

――2社目の会社でのご経験について教えてください。

山下:まず、純粋に業務の内容だけでいうと、サーバーサイドの開発というのは比較的汎用性が高く、業界やプロダクトに関係なく実行しやすいということがあるのですが、とはいえ、取り扱うサービスが変わる以上、お客様の性質も変わってくるため、何をどこまでの基準にするか全く異なってくるんです。

例えば、表示の速さ。普段ゲームをしているときに求める速度と、表示される広告に求める速度は違ってきますよね。このゲームだったならこうでないと困る、広告だったらこのぐらいは許容できるけれど、それ以上だとイライラする、など。

広告の場合は捌くリクエスト量が膨大だけれども、求められるレスポンス率の基準がゲーム企業よりも低いんですよね。こういった違いを、2つの会社を経験して体感できました。

それから、会社が変わると関わる人たちも異なるということを感じましたね。バックグラウンドなどが異なるような印象を受けました。ゲーム開発の会社にいたときは、周りもゲーム好きが多く、ゲームを開発していく中でも内容について熱く議論していたんです。広告の方は、扱うものが幅広いということも影響するのか、広い話題でコミュニケーションを取り訴求できる方が多い印象でした。

――業務上のことだけに限らず、組織ごとの違いなども実感することが多かったのですね。そこからモノグサに転職した経緯について教えてください。

山下:モノグサはAtCoderの競技プログラミングコンテストで認知していまして、そこからスカウトをもらい、関心を持ちました。

事業内容や採用サイトを見たときに、まず直感的な印象として「ブランディングが良いな」と思ったんです。「記憶を日常に。」という大きな夢を掲げている一方で、非常に堅実に実績を積んでいる印象を持ちました。実績のある相手先として、学校などの公的機関中心になると思いますが、これは難易度の高いことだと思いますし、ここに切り込めるサービスの力も感じました。また、教育分野の公的機関などは、一度採用をいただけるのならば、おそらく長期的な取引相手となるだろうと、ビジネス面での信頼感が持てました。しっかりと地盤を固めながら進んでいる企業だと思いました。

そんな入り口からモノグサへの関心を高め、また、実際にモノグサに入ったらどんなことができるだろう、モノグサと自身の考えはどう重なるだろうと、イメージを膨らませていきました。

自分のスキルを活かせるかという切り口で考えたとき、前職で使っていたプログラミング言語のScalaを活かせるとわかったことは、入社に対してプラスに働きました。

それから、あらためてモノグサが今関わっている"教育"への自身の関心の高さもありました。ちょうど娘が生まれる時期だったというのもあり、子どもたちの成長につながるものや考えに興味が高く、モノグサが実現しようとしているアプローチは良いなと思えました。また、そういった会社ですから、同じように教育に関心を高く持つ人たちと働けるのではないかという期待を持てました。「記憶」というテーマは面白いですし、同じ職種の方も、そうでない方も、楽しくお話ができるのではないかと思ったんです。

Monoxerに寄せられる期待に驚き

――モノグサでの現在の業務について教えてください。

山下:バックエンドの保守チームに在籍しており、最近はサーバーサイドの開発や、セキュリティに関する業務に携わっています。セキュリティに関して具体的に言うと、様々な機能が安全に使えるよう、バージョンの更新や切り替えを検討し、動作を検証し実装していくなどがあります。

――やりがいを感じる瞬間はありますか?

山下:変更や更新の作業が終わり、本番反映が正しく行われた後は、やはり嬉しさややりがいを感じますね。

――大変だなと感じることはありますか?

山下:そうですね、今までの経験した会社と比較して、モノグサが一番、顧客からの要望が多く、具体的に上がってくるなと感じます。

ゲームというコンテンツは、要望はたくさん来るけれど全てに対応しなくても顧客があまり離れないんです。広告の場合は、要望自体が少ないですね。
モノグサが扱うプロダクトの内容を考えれば、要望が多く具体的に上がってくるのは、想定内かと思いますが、こういった経験は初めてだったので驚きはありました。それぞれ真摯に対応しなくてはいけないと日々実感しています。

モノグサが進む道を堅実に守る

――山下さんの今後の目標を教えてください。

山下:ここまでモノグサが歩んできたところから、さらに先の10年を見据えて、自身が担うバックエンドの部分を強いものにしていきたい、10年先もMonoxerが戦えるように調整していきたいです。

どんなコンテンツも時間が経てば変わっていく必要があります。モノグサが提供するものもまたそうで、機能の拡張や、長期的に運用するための改修など、安全なものを安定して提供するためには、バックエンドをしっかりと押さえる必要があると考えています。

学校など公的機関に近い取引先が多い性質も考えると、長期的な保守運用は、見た目よりも大事で絶対に押さえていなければいけないところではないでしょうか。

また、これは私自身の役割を遂行しつつ、Monoxerに期待したいことになりますが、BtoCで広く展開できるものに充実させたい、学習習慣の定着もMonoxerでサポートできるプロダクトにしていきたいと考えています。

先に少し触れましたが、ちょうどモノグサへの転職を検討する時期に生まれた娘がいまして、娘の教育について考えることが多いです。今はまだ簡単なボタンを押せるくらいで、デバイスの操作はできませんが、一児の父として、Monoxerをうまく使わせてあげられないかなと想像することも多く、幼児向けの学習も将来的にMonoxerで行わせてあげられたらいいなと思います。

モノグサは、ベンチャーには珍しくパパさん・ママさんが多い会社なので、仕事とご家庭どちらも尊重している方が多いと感じます。普段から、お子さんのお話やモノグサが提供できる価値について、いろいろと意見を交換しながら歩める環境はすごく楽しいですし、イメージが広がりますね。

――山下さんが考える「記憶が日常に。」が実現した世界について教えてください。

山下:まずは絶対、日常のおしゃべりが増えて楽しい世界になるだろうなというイメージがあります。

また、できなかったことができるようになる、できることがどんどん増えていくと思います。できることが増えれば、経験することも増えていく、一人ひとりの世界が広がっていくと思うんです。

普段、何かをする上で障壁になっているものとして記憶は大きいと思います。障壁となっている記憶にモノグサがアプローチし、日常になれば様々なチャレンジの敷居がぐっと低くなるのではないでしょうか。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
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