見出し画像

AKG K371-Y3 ②

先日、2021年に購入したAKG K371のイヤーパッドがボロボロになってきたのでサードパーティの製品に交換したことを過去記事に追記というカタチでレポートしたんですが、書いた翌日から仕事でも使ってみたところ新たな発見があったので、改めて印象を書いておこうかと。

ケーブルはOYAIDE HPC-62(PCOCC-Aの旧製品)
イヤーパッドはDEKONI AUDIOのK371, K361用チョイス・スエード

K371-Y3には3種類のケーブルが付属していて、それぞれで音が違うというのは過去記事に書いた通り。その時に、付属品ではなく、以前から持っていたOYAIDE HPC-62が一番しっくりきたから、しばらくはそれを使うと書いたんですが、自宅スタジオの機材レイアウトの関係で3mくらいないと使いづらいという状況になってしまったため、この3年間は一番音が鈍るストレート(3m)を甘んじて使ってたんですね💦僕は基本的にスピーカーメインで作業をするし、ヘッドフォンはマイク録音やノイズチェックくらいにしか使わないので問題なかったんです。でも、イヤーパッドを交換したついでにケーブルも再びOYAIDEのものにしたところ、その両方による音質変化がすごく良い方向に働いたので、もうこの組み合わせから戻れなくなりました!!

ストレート(3m)を使ってた時は、空気感の欠損が顕著で、艶やかさがなくマットな印象、それに加えて中域が少し凹んでるような部分があって、録音時のモニターや単なるリスニングにはいいけど、厳密な音作りをするには慣れが必要だなと思ってました。それが今回の件で一気に解決しちゃった❣️

交換した日に音楽だけでチェックしてた時は、ケーブルを換えてしっくり来る音になったな……くらいにしか思ってなかったんだけど、翌日、仕事に使ってみたら、メインのモニタースピーカーとして使っているIK MULTIMEDIA iLoud Precision MTMとの聴こえ方の差がほとんどなくなっていることに気づいたのです!!これには本当に驚き😳強いて言えば、スピーカーの方が情報量が多く、物理空間で鳴っているため響きの違いはあるんだけど、周波数バランス的な部分ではほとんど同じに聴こえます。交互に聴き比べてもまったく違和感がないというのは、仕事で使う上ですごく助かります。おまけにケーブルのおかげか解像度が一気に上がって、音のカタチがよく見える。そして、相変わらず30Hzくらいまで余裕で聴こえる!外仕事で持ち出した際も、このヘッドフォンさえあればある程度は仕事が出来てしまうなぁ。ということで、新しくヘッドフォンを買ったくらいテンション上がってます🤣いまうちにあるヘッドフォンの中でもっとも信頼できるものになりました❣️イヤーパッドの装着感も純正のものより柔らかく、肌への当たりも優しい感じで良いですね。

以上、K371ユーザーの方や購入を検討されてる方のご参考になれば♪ ただし、今回紹介したOYAIDE HPC-62はだいぶ昔の製品で、導体もPCOCC-Aを使ったものになります。現行品とは音が違うと思うので、その辺はご注意を。あと、ケーブルとイヤーパッドの合計金額は、K371本体の購入価格(当時で1.2万)の2倍を優に超えるので、若干、釈然としないこともないのですが、このヘッドフォンが持ってるポテンシャルと圧倒的なコスパの良さに改めて感心しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?