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『無敵の人』に対抗手段はない

先日、インターホンが鳴ってそれに出た旦那さんが刺されたというものがあった。
犯人は50代の男性で、複数回刺されたというものだった。
妻はその男に見覚えがない。
そのまま犯人は逃走、数日後自首をするという事件があった。

これは犯人が被害者の持っている不動産の店子で、
家賃(およそ4万円)が払えず、
裁判所から退去命令が出たことに腹を立てた犯行だったのだ。
もちろん被害者は法律に則って動いている。
報道によると半年以上の滞納があったようだ。

滞納している人がそのままいるというのはとんでもない負債だ。
被害者は全く間違っていない。
しかし、逆ギレというのか逆恨みというのか、
そういった思考で殺されてしまった。

世の中にはこういった人がいるということだ。
つまり、この手のエラーはシステムで取り締まらなければならない。
生活を守るという意味では法律の方で取り締まらないと
いけないことになる。
しかし現実的に言えば無理だろう。

この法律を無視し、捨てるものもない様な人を
僕は『無敵の人』という。
月々の4万円の家賃も払えない、
もしくは払う気がない。
請求されたら逆ギレをする。
退去命令をされたら大家を殺しに行く。
そのような人だ。
こういう人たちを抑えることはできない。
しかし、世の中にはそういう人は一定数いる。

しかも、こういう人は財産がないので、
被害者は弁償もされない。
救われることもないのだ。

『無敵の人』に立ち向かう手段があるとすれば、
武道ということになるのだが、
大きい殺意を前に、人は硬直する。
落ち着いていたら対応できることもできない。
インターホンが鳴って出た相手が急に刺してきて、
何人の人が返り討ちにできるだろうか?

僕はそこそこ自信があるが、
確定できるほどの自信はない。

こういった人は間違いなく以前から問題を繰り返し起こしている。
僕は救いようのない人だと認識している。
この人を社会が保障する必要はあるのだろうか?

加害者の人権はよく問題になる。
僕はあまり保護されるものではないと思っている。
そもそも被害者の人権を無視しているわけだから、
多少侵害されるのは仕方がないと考えているからだ。

しかし、加害者を保護するに至る理由も理解できる。
法律でしか罰せられないのに、
なぜか加害者ないし、悪いことをした人は
何をしてもいいという風潮がある。
加害者の人権は多少奪われてもいいと思っている僕でも
それは違うのだ。
人権を奪うような行為をしていいのは法律だけだ。
法律を基にした行動だけが許される。
一般人は原則、ひとの人権を奪ってはいけない。

ましてや加害者家族にまで被害がいくこともよくある。
それはいけない。
気持ちはわかるのだが、、、

おそらくそういう風潮が昔はもっと酷くて(今は今でひどい)、
加害者の人権の保護というものが大きく認められるようになったのだろう。

だからこそ僕は法律のほうを変えるべきだと思っている。
代替案を出さないのは批判として微妙だと思うので、
僕が考えている代替案は

『スリーアウト法案』だ。

これはアメリカの一部の州であるのだが、
同じ罪で3回捕まったら事実上終身刑になるというものだ。

窃盗罪というものがある。
窃盗は癖だとか、病気だという人もいる。
その病気をちゃんと治療していたらいい。
しかし、治療もせずに同じ犯罪を繰り返している人は、
社会が寛容しないといけないのだろうか?

これは暴行や傷害、わいせつなどにも言えることだと僕は思う。
ましてや、50にもなって家賃を滞納して退去命令が出たら
逆ギレして殺しにくるような人が、
何年か刑務所に入ったら、考えが改まるとは思えないのだ。
この人物を再度社会に出していい理由なんてどこにもないと思う。
そして、おそらくこういった人は今までも同じような
暴力系の犯罪を犯しているはずなのだ。
それまでに3回同じような罪をしていたら、
そもそも社会にいないというものだ。

普通に生きていたら事故的に何らかの犯罪を犯してしまう人はいると思う。
場合によっては車の事故かもしれないし、
何らかの勘違いで人を傷つけることがあるかもしれない。
だがそれは流石に人生で3回にはならないだろう。
もしそうならその人はそうなるような行動をとっていると思う。
重大犯罪なら1発アウトもありというものだ。

この法案は重大事件を未然に防ぐ上でもいいと思うのだが、
どうだろうか?

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