誰のためのエコなのか?🌍

最近はSDGsが流行です。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称です。

企業のためだけでなく、社会や地球も良くしていこうねって感じだ。

大きく17の目標があって
1.貧困を無くそう
2.飢餓を0に
3.全ての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤を作ろう
10.ひとや国の不平等を無くそう
11.住み続けられる街づくりを
12.作る責任、使う責任
13.気候変動に具体的な策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正を全てのひとに
17.パートナーシップで目標を達成しよう

だそうだ。
正直綺麗事だなとも思うが、その綺麗事から始めないと何も始まらない。
5.ジェンダー平等はレベルが低いが、日本に関していうとかなり恵まれている部類の国だと思う。

さて、エコロジーという言葉もあるが、本来エコロジーじゃ生態学という意味で、自然環境保護運動という意味ではない。いつの間にかそういう意味も持ち出した。

最近でエコに関して僕が非常に疑問を持った社会の動きがあった。
それは

レジ袋の有料化

だ。
レジ袋の有料化の名目はエコやSDGsだったと思う。
ウミガメがビニール袋のせいで死んでしまってみたいな画像を見たことがある人も少なくないはずだ🐢
しかし、実際はどうだろうか?

あくまで我が家の話をする。
うちは今までも今もゴミ箱に袋をかけている。
最終的な大きいゴミ箱には街のゴミ回収にに使える大きい袋を使用しているが、
そのほかの部屋には小さいゴミ箱があってそのゴミ箱には今まではスーパーなどでもらった袋をかけていた。
そしてゴミの日の出す前に全部のゴミ箱を回ってゴミを回収するのだ。

今までがスーパーのゴミ袋だっただけで、今は自分で買ったゴミ袋になっただけなのだ。しかも、計算したら大体3〜5円。スーパーでエコバック忘れたと言って袋を買っても3〜5円。

つまり、

ビニール袋の料金分の負担が
会社から家庭に変わっただけなのだ❗️

ゴミは減ってないし、変わったことと言えば、ビニール袋のバイオマス原料が増えたことと、その料金負担が会社から家庭に来ただけなのだ。

つまり、エコやSDGsの名の元に会社がビニール袋の負担を消費者になすりつけた形だ。12.作る責任、使う責任のところかもしれないが、消費者は使う責任を果たしているが、作る側は材料を再生利用可能な有機物を増やしただけだ。
それに関する報酬はしっかりもらっていることを考えると、見ようによってはレジ袋の有料化は会社が得をして家庭に責任を押し付ける社会現象ではないかということだ。

他の国ならいざ知らず、日本はゴミの分別に厳しい国で、それを国民がよく守っているし、日本のビニール袋がどれほど海に流れているのだろうか?

僕は言いたい

レジ袋有料化は日本に必要だったか?

企業に都合のいい世界の常識を日本に持ち込んだだけで、
日本という風土にあっている内容ではないと僕は思う。

エコやSDGsの考え方は非常にいいと思う。
6.安全な水とトイレを世界中に、なんかは是非進めるべき項目だと思う。

しかし、それを利用して企業と自然に利益があっても消費者に利益がないのは違うと僕は考えている。

そもそも、資本主義だろうが共産主義だろうが原則として企業利益だけではなく、社会貢献があり、その対価としてお金をもらうというのが基本で、社会的利益無くして、企業や自分の利益のみを考えるのは資本主義の根本原理からも外れる。

自然のための運動はいいことだが、正論にかこつけて周りを責め立てたり、自分の利益のみを確保するのは、自分の幸福感のためにSNSで匿名で誹謗中傷をしているひとと変わらない行為だと思うのだ。

社会の動きも冷静な目で見ないと、世間の大きい流れに飲み込まれてしまうことになってしまう。

多数は正しいとは別の意味だ。
多数が正しいとは限らないことをよくよく注意した方がいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?