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電気会社との戦い⑧(最終回)

今までの戦いは以下のものとする。
詳しく知りたい方は一つずつ読んでいただいて、
ざっとでいい方は今回読めばおおよそ掴めるようになっている。
結果長作となってしまった。

電気会社との戦い①

電気会社との戦い②

電気会社との戦い③

電気会社との戦い④

電気会社との戦い⑤

電気会社との戦い⑥

電気会社との戦い⑦

一応、一連の流れを大まかに説明すると、
電気料金値上げの連絡が電気会社から来た。
その内容が計算式から変わるというものだった。
電気料金が上がるのはいい。
しかし、計算式から変わるというのは契約書の変更を意味する。
それはおかしくないか?というのがスタートだった。

向こうの言い分としては
「契約書に書いている。」とのことだが、
「どこに?」と聞くと、
「目が痛い。目が痛い。目が痛い。」と言いながら探して、
「民法548条の4に書いている。」とのことだった。
ただ、その民法548条の4の第一項にはこうも書いていた。
変えていい場合として、
『定型約款の変更が、相手方の一般の利益に適合するとき。 』
もちろん僕の利益にはなり得ないが?
としたら一度持ち帰るとした。
カスタマーセンターの一社員ではそらそうだろうということで、
また後日となった。
この僕の担当となった人を仮にAとしておこう。

ここから2週間以上放置される。
大きく減点としていいだろう。

また僕からかけると担当からかけ直しますとのことで、
しばらくして、返信がきた。
その回答がこちら

「化石燃料の値上がりで、燃料調達費はどこの会社でも上がっている。
一人だけ以前の計算方法のまま契約を続けることはできない。
そのような対応は会社として行なっていない。」

???

ちなみに僕は前回にこんな要望を出していた。

あくまで僕は法律の文を読んだだけの素人なので、
法律的な解釈で違いがあるのか、
わからない部分があるので、
法律の素人でもわかるように説明してくれ、
としていた。

そして、回答が化石燃料の値上がりでうんぬんかんぬん、、、

いやいやいやいや、
法律論は?

僕は「燃料調達費が上がるのはわかっている。
計算式が変わるのがおかしいという内容だったはずだ。
それでは質問に対して答えになっていない。
そもそも問題は伝わっているのか?」
と聞いた。

会社側としては
「以前のおっしゃった問題は伝えています。
しかし、計算式は変わる。」
ような旨を伝えてきた。

この時は放置しかねないとのことで、
1週間ごとに連絡しろということにした。

そうすると向こうの回答は
民法548条の4の第二項に基づいて変更しているとのことだったので、
だから違うと。
それはわかったけど、
民法548条の4の第一項を無視できる理由を聞いているのだ。

この頃からかなりイライラMAXで、
そもそも2週間放置された理由も説明するように
付け加えて、再度同じ質問をした。

その回答がこちら

弊社ではこの度の約款変更について民法548条の4の第二項「定型約款の変更が、契約した目的に反せず、かつ、変更の必要性、変更後の内容の相当性、この条の規定により定型約款の変更することがある旨の定めの有無及びその内容その他の変更に係る事情に照らして合理的なものである」ことに適合していると判断しています。
ご意向に沿えないことは心苦しい限りではありますが、
うんぬんかんぬん、、、

いやだから第一項を無視できる理由と、
2週間以上の放置については?

同じ聞き方をしてはこちらも頭が悪いので、
ここで聞き方を変えてみた。

私が聞きたいことは3つあります。
一つ、民法548条の4第一項の説明をしてほしい。
   外すなら外せる理由を法律の素人にもわかるように説明してくれ。
   (三回目)
一つ、民法548条の4第二項が理由だというならば、
   こちらから見ると契約した目的は電気料金を安くすることなので、
   契約した目的に反している。
   契約して半年も経たずに契約書を変えてくる会社ということは、
   例えば来年1年契約し続けたら2回ぐらい変えてくるかもしれない。
   それは完全にこちらの契約の目的に反している。
   民法の548条の4の第二項を理由にするならば、
   それも違うと思う。
   (一回目)
一つ、最初に問い合わせてから2週間以上放置されていたのはなぜか?
   (二回目)

その回答がこちら

一つ目については
民法548条の4第1項の外せる理由について、
ですがこれは、
民法548条の4第一項または第二項のどちらかを満たせばいいそうで、
今回は第二項を満たしたので、第一項は無視したとのことでした。
これは納得、最初からこの説明しろよとは思いましたが、
まぁそれは飲み込んで次!
二つ目については
民法548条の4の第二項だとしても違うという点については、
相手の会社は「電気の安定供給に必要だ」という言い分ですが、
こちらの契約目的は電気料金を安くするためなので、
目的に反する。
もっというと僕は契約半年もせずに料金は計算式から変えられているので、
例えば来年1年契約してたら、また2回ある可能性がある。
つまり、そのような電気料金が無制限に上がっていくことは、
明らかにこちらの目的に反する。
そうすると、向こうは仕方ないスタンス、こちらは違うというスタンス。
立場が違うので、答えは違いますが、
おそらく他所に行ってくれ感は感じたのですが、
それについては後述します。
三つ目については、
内部で対応するのに時間がかかったとのことでした。
「嘘つけ!」と思いましたし、
忘れていただけで、100%嘘だという自信もあるのですが、
証明ができないので、これは深追いできませんでした。

これで解約する場合はこちらが解約金を払うってナンセンスだろと思っていました。

ただ、向こうとしては解約金をなしにしたるから他社に行けよという感じを受けたので、それに腹が立ち、「他社へ移るのはやぶさかではないが、現段階では他社への変更はしない。変更してほしいならそちらが解約金を払うべきだ。それがないならこちらから動いてやる義理はない。
あくまでそちらの不備があっての解約であることを理解すべきだ。」
とした。

そうすると、
あくまで解約金を払うのはそちら(僕)であり、
それを勘弁してあげてもいいよというスタンスを崩さない。
それ以上の対応はできないとしてきた。

ということで僕は、
他社に移ってもいいが、移らなくてもいい。
契約には納得がいかないので、
文句は言う。
今回の一連の対応をSNSで社名も出して流していいか?
と聞いた。
そちらの言い分に編集を入れないように、
そちらの言い分は文章にまとめてくれ。
それをそのまま出して、
なるべくこちらのバイアスがかからないようにする。
とした。

そういうと、それはこちら(会社)では関与できない。
お客様の判断に任せるとしてきた。

事実であるなしに関わらず、
名誉毀損は発生するので、
それに違法性がないかだけそちらの法務部で調べてくれ、
とした。

僕は僕で実名出すし、
そちらはそちらで社名を出す。
僕が叩かれるかもしれないし、
会社が叩かれるかもしれない。

そして、回答を待った。

それに加えて、
僕の中で疑念があった。

『自分の担当のAがおかしいだけなのではないか?』

という点だ。
これに関しては、
そもそもこの会社を勧めてきた営業がいるわけで、
その営業に電話した。
お前の勧めた会社とめちゃくちゃモメている、と。

そちらからも働きかけろ、と。
しかもかなりの損金が出ているが、
そちらとしても何か対応できるか?、と。

とりあえず、話のわかる上のやつを
オレの担当につけるようにしてくれと言ったのだ。

そして次からカスタマーセンターの
一番えらい人であろう人が対応についた。
仮にBとしよう。

こちらの要件としては、
契約の変更に納得がいっていない。
民法で争う可能性を示唆。
それに加えてAがおかしいのか、
そちらの会社がおかしいのかはわからないが、
対応が明らかにおかしい。
ただ、僕がおかしい可能性もあるので、
今までの音声データを聞いてくれ。
基本的にそちらが解約金を無しにするだけの対応では納得できない。
とした。

その場でのBの対応は、
「お客様にそう思われるような対応をしただけで、
こちらとしては落ち度だと思う。」
「対応は追ってご連絡差し上げます。
つきましてはちゃんとした回答が得られるかどうかはわかりませんが、
明日途中経過をご報告させていただきます。」
とのことだった。

僕はこれは今できる限りの対応だと感じた。
そこで一つ疑問が生じたので、聞いてみた。

「2週間以上の放置はおかしいよね?
あなたの対応を見てそう思うのですが。」
B「それはおかしいです。」
「あとそれに伴って既に時間が足りないように思う。
私はとりあえずでは他社に移らない。
基本的な合意があって初めて他社に移動する。
それまでにかかって出た差額はどう責任を取るのか?
実際変更にかかっている時間が過ぎている以上、
民法548条の定めによる『十分な時間』
(契約変更の内容を吟味して、場合によっては他社に移るのに必要な時間)
というものに足りていないと思う。
つまり、私にかかっている時間以上の時間を持って『十分な時間』と
せねばならない。
それは他の契約者にも影響の出る話になる。
これまでの経緯や、録音データを聞いた上で、対応していただきたい。
個別の対応はしかねるとのことだが、
今回の場合は個別対応すべきだと僕は思う。」

とした。
段々担当がおかしいだけだったのでは?
と思いながら、
最終合意は1週間後かなと思いつつ次の日に連絡があった。

結論としては、
次の日で基本合意に至った。

少し手間にはなるのだが、
他社に移るまでの間で、
新計算式と旧計算式の差額分を
調整費のような名目で返金する。
解約金は当然いただかない。
というものだった。
これは個別対応されているし、
名目はどうでもいい。
解約金以上のダメージを無効も追っている。

そして、仲介業者は
1月と2月に気持ち分なのですが、
1万円ずつ計2万円で許してくれないかということだった。

紹介した方にも問題があるだろうというところだ。
しかし実際は別の会社を求めていた僕に1年だけこの会社でお願いします、
といったからなのだが、
解約金が3万円なので、得しとるがなと思ったが、
ずっと申し訳なさそうな態度を取り続けていたので、
よしとした。
心の中でどう思っているかなどわからないので、
僕はいつもその人の行動を見ている。
僕の感情を逆撫でするようなことをしなかったので、
それで許した。
基本的に僕も争いたいわけではないのだ。

そして、「録音は聞いてくれたか?」
と聞いたのですが、
「正直あり得ない対応でした。」
とのことだった。

「Bさんは直接関係ないとは思うが、
Aが部下である以上Bさんにも責任はあると思う。」

B「左様でございます。」

とのことだった。
正直もっと(会社側が)ゴネると思っていたが、
とりあえずこちらが納得する内容を出してきたので、
よしとした。

正直状況的に会社側が相当まずいと思ったのだろう。
それほどAの対応は悪かったのだ。

挙句十分な期間が足りないことを証明されて、
裁判を起こされたら全契約者に差額を戻さないといけなくなる。

これはやばすぎるだろう。

ということで、
ここですぐに動かないと
僕は権利を主張できないと思ったので、
僕はすぐに地域の元の電力に移る手続きをした。

正直最速といって過言ではないだろう。

そして、Bから夕方に連絡がきて、
B「どうでしたか?」
とのことだったので、
僕は、
「すぐに手続きをした。
時間は1ヶ月か2ヶ月かかるとのことだった。
あとはそちらの会社と地域電力会社とのお話になると思う。」
というのが、
ことの顛末だ。

あとは実際調整費名目で支払われるのかどうかが問題ぐらいだろうか。
2ヶ月半以上戦ってきたのだが、
結局担当が変わったら2日でケリがついた。
こうなると僕がAを引いた運の悪さも問題ではないかとさえ思った。

最後にBにこれだけ伝えた。
「今回の対応でAが悪かったのではないかということがわかった。
僕の時間をかなり浪費しているので、
厳罰を望む。
そちらはこの電話対応が仕事だが、
僕は休み時間や仕事の合間でしている。
今回の対応で心残りがあるとするならば、
Aの処分を確認できないことだ。
これに関しては会社内のことなので、
無理なことはわかっている。」

B「それはもう!はい。」
と答えていたが、
まぁ流石にこれは確認できないだろう。

いかがでしたか?
新規電力会社相手にモメるという
リアルドキュメント。

これにて一度閉幕とさせていただきます。

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