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誰も訊かないから聞いてみた

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ドキュメンタリー映画の作り手に疑問などをぶつけてみた。インタビュー
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2024年5月の記事一覧

『死なれちゃったあとで』の前田隆弘さんのインタビュー田原町を終えて

『死なれちゃったあとで』の前田隆弘さんのインタビュー田原町を終えて

4/27、ノンフィクションの書き手にきく“インタビュー田原町09”では『死なれちゃったあとで』(中央公論新社)を書かれた前田隆弘さんを2時間インタビューしました。

インタビュー中に、ドタン!!と音がした。
2階にいた人たちは、突然の大きな音にびっくりした人もいたとか。
前田さんは、インタビューの中でわたしが昔、長渕剛が主演したテレビドラマ『とんぼ』の脚本集の編集をした(著者は昨年なくなられた黒土

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“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“インタビュー田原町10”のゲストは『正義の行方』を監督、ノンフィクション本も書かれた木寺一孝さんです

“ものものしいのは嫌だからあなたひとりで来るんだったら、が希林さんからの一年にもわたる密着取材の条件で、おっとりと希林さんを追うテンポに当初、なぜ彼女は木寺さんを残された時間の中で選んだのだろうと観ていました。”

5/11㈯19時~21時
「インタビュー田原町10」
(銀座線田原町3分の小さな本屋さんReadin’Writin’ BOOK STOREにて)は、『正義の行方』(講談社)を書かれた映

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『ゲバルトの杜~彼は早稲田で死んだ~』interview(part2)劇パートを演出した鴻上尚史さんに話をきいた

『ゲバルトの杜~彼は早稲田で死んだ~』interview(part2)劇パートを演出した鴻上尚史さんに話をきいた

(part1よりつづく)

「……言ってみれば、ぼくが川口に部落差別や狭山事件のことを伝えたことで、彼が中核と関わるような縁を作ったっていうことはずっとぼくも感じててね、やっばりその責任っていうかな、ぼくがもし彼にそういう風に呼びかけなかったら、彼はああいうことにならなかったんじゃないかなっていう思いはずっとあるんですよ」

苦渋の表情で語るのは、1971年、早稲田大学第一文学部に入学、川口大三郎

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『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』interview(part1)鴻上尚史演出の劇パートに出演した若者たちに話してもらった

『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』interview(part1)鴻上尚史演出の劇パートに出演した若者たちに話してもらった

1972年、早稲田大学構内で第一文学部2年生だった学生が、集団暴力を受けて亡くなった。のちに「川口大三郎君事件」と呼ばれる。彼を拘束、死に至らしめたのは大学の自治会を掌握していた学生たちだった。
この事件を追ったドキュメンタリー映画『ゲバルトの杜 ~彼は早稲田で死んだ~』が5/25より、渋谷・ユーロスペースをはじめロードショー公開となる。
原案は、樋田毅著『彼は早稲田で死んだ 大学構内リンチ殺人事

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