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なぜ?"ちょうどいい"が選ばれる「ゴルディロックスの原理」

皆様は商品の価格を決定する際にどのように値付けをするでしょうか。

値付けに関しては様々な考え方があり、商売の中でも最も難しいことの一つとされています。

そんな困難な値付けに関して一つの指針となるゴルディロックスの原理についてご紹介したいと思います。

ゴルディロックスの原理を使えば、お客様が商品を選ぶ際の満足度の向上に大きく貢献可能ですので、まだ試されていない方は是非ご検討下さい。

目次
1.「ゴルディロックスと3匹のくま」
2.価格決定に応用するゴルディロックスの原理
3.ゴルディロックスの原理の応用
①乳幼児の行動
②宇宙での生命の生存に適した宙域
4.参考文献


1.「ゴルディロックスと3匹のくま」

まずこの「ゴルディロックス」という言葉はイギリスの有名な童話「ゴルディロックスと3匹のくま」(Goldilocks and the Three Bears)から引用されたものです。

ゴルディロックスという小さな女の子が3匹の熊に出くわす物語である。Goldilocksとは「金髪」という意味で、gold「金」+lock「髪」からできたのがゴルディロックスという名前。

お話は以下のようなものです。

女の子が森でクマの家を見つける。誰もいないので入ってみると、テーブルの上にお粥が置いてあった。1つ目のお粥は「熱すぎる」。2つ目のは「冷たすぎる」。3つ目のは「ちょうどいい」ので、全部飲んでしまう。

女の子は疲れていたので椅子に座ろうとした。1つ目の椅子は「大きすぎる」。2つ目のは「もっと大きすぎる」。3つ目のは「ちょうどいい」ので座ったが、椅子は壊れてしまった。

眠たくなったので寝室に行ってみると3つのベッドがあった。1つ目のベッドは「固すぎる」。2つ目のは「柔らかすぎる」。3つ目のは「ちょうどいい」ので、そこで寝てしまう。

クマが戻って来て、お粥は食べられ、椅子には座った痕があり、1つは壊されていて、ベッドには寝た痕があり、子グマのベッドには女の子が寝ているのを発見する。目を覚ました女の子はクマに驚き、慌てて家から逃げていった。

女の子はすべての選択肢において大きすぎず小さすぎず”ちょうどいい”ものを選びます。

このことから、ゴルディロックスの原理とは“ちょうどよいものを選ぶという概念の理解が容易になり、他の幅広い領域にも適応されるようになりました。

2.価格決定に応用するゴルディロックスの原理

ゴルディロックスの原理を応用した価格決定についてはブログで。




参考文献



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