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【序章3】私にしかできない事

前回が長文すぎた事を反省して今回を序章の最後にしたい。

私が今考えている事を吐露し整理する事で自己紹介代わりの回想を終わりにしたい。


仕事について今後どうするか悩んでいる

現在は正社員で働いているが前回までで綴った通り私の人格変化と妻を守る為にがむしゃらに頑張って自分のキャリアではなし得ないところに今いると言える。

ただおそらく『特化型の人たち』の働く環境とは私の働く環境とは全く違うものでさらに言えば今職場の現状では伸び代がない。

特化型の人たちというのは前記した『高校受験から何者になるかを見据えてそれに成り、長い間キャリアを形成していった人』の事とさせて頂きたい。

これはイメージだが特化型の人たちの『働く』という事の現実と世界観は下記のようなのではないかと思う。

  • 実務から一つのことを突き詰めていける
    →1日8時間も鍛錬できるのだ。これに勝るものはない。

  • 専門性が高いことから報酬が高い
    →何年以上実務経験がある、ということや資格の有無は報酬に直結すると考える。

  • 転職に有利
    →求人を少しでも見れば分かる通りキャリアアップを目的とした転職は特化型の人の方が圧倒的に有利。

逆に私のようなそれなりの位置で何でも屋のような人間は対照的である。

  • 様々な事をやる必要があるので色々なことがそつなくこなせる。
    →逆を言えば専門性を突き詰める暇がない。

  • 様々な事をやる必要があるので、一つ一つのクリティカルな実績がだし辛い。
    →職場の人間に会社を良くしようとするタイプが1人もいない中小にらありがちな事だと思う。

  • 転職に不利
    →キャリアアップや年収をアップさせる目的の転職は結果的に特化性が求められる募集しかない。何でも屋では務まらない。

私のいる会社はおそらく年間休日が100日以下だろう。おそらくというのはトップの気分次第で変わる事があるからだ。日数を数えて提示しているわけではない為、あやふやに会社カレンダーはそれだとなってしまう。

さらにボーナスもない。もうお分かりの通り中小の限界を感じるところではある。

私は会社に一番最後に入った人間だ。それなのに社長直下で動いている。先輩はいるが私の現状からどういう事だかはすぐお察しできると思う。

部の改革をしようとこの何年何度も働きかけた。だが私より年上の40代後半の先輩たちは私よりできることが少なく、同時にスキルを増やす気もない。
会社の改革のためにと、営業や新規開拓まで、担当ではない仕事でもそうも言ってられない中でタスクを増やし続ける私に未だアルバイトがやるような仕事を押し付ける。バイトもとってもらえない。
せめて新しい動きができないなら事務的なことやルーチン的な事を引き受けようという気もなくむしろなぜやってないというような態度をとることさえある。

さらに驚く事に自分を名乗るときに電話で言っていたのを聞いたのだが、自分が上司だと思っているのだ。スキルもなく平なのに年数が長いだけで。

私は上記のような中で何年も会社のために働いてきた。新しい事業を拡大させる為。既存のEC事業の発展の為。そして気づいた時には今のような器用貧乏な社長直下の事業部主任が完成した。


今後についていくつか選択肢はあるが...

今後の働き方にはいくつか選択肢があると考える。

  1. 今の仕事を頑張りながら副業を始める。

  2. 転職する。

  3. 起業する。

1.これは一番リスクがなくリターンも少ない選択肢だと思う。アフェリエイトやDTM副業でコツコツやりながら過ごすというイメージかもしれない。仕事から帰ってきて、やっと待ちに待った家族と過ごす時間を犠牲にしてまでやる意味を問いたくなるが、これが一番現実的にすぐできそうなものである。

2.これは実はもう動いたのだが、先に書いた通りキャリアアップはある程度特化した人間にしか許されない特権だった。いろいろできるでは転職では幸せになることはできない。

3.今回noteに書き綴り始めたのはこれを意識し始めたからだ。変な話、私はなんだってそれなりにはできるのだ。スタートアップに対してはコスト以外になんの問題もない。ただ今の会社でブランディングの戦略や海外仕入れからのoem化などを行うにあたり、いろいろ策を立てて提案したが社長には受け入れてもらえなかった。それにどの市場も独占市場になっているのは当然で、つまりここでも突き抜けて何かに特化した新しい事業やビジネスモデルが必要なのだ。そして今の会社だろうが、自分でやろうが、私が事業を行うにおいてての決定的な問題が一つある。

何かを作ることができない

普通起業する場合、大半の場合がその人の手に色のなるスキルやクリエイティブがあると思う。
それは例えば『基盤や回路に精通していて配線ができる』でもいいし『お菓子作りが得意』でもいい。

私の場合はそれがないのだ。前期の通り専門性を欠いた存在だからだ。

...本当にそうなのか。今一度考えてみるとする。


そして気づいたこと

そして一生懸命冷静に。
考えてみて、気づいたことがある。

私は確かに専門性に欠ける存在だが、私にしかできないことというか『キメラみたいな今の私にできること』は確かにあるということだ。

少なくとも私のこれまで培った様々なレベル3を持ち合わせた人間が他にいるかといえば瓜二つはいないだろう。

さらに感性や考え方まで落とし込んで考えれば、私にしかできないことがあると気づいた。

そこで決心したのである。


自分のノウハウの全投入=自分にしかできないサービスの展開

とりあえず自分のノウハウを全て落とし込んだものを形にして一つのサービスを始めようと思った。

具体的には何かはまだ伏せるが、これは確かにこの道筋で生きてきた私にしかできないことかもしれない。
ある種、無鉄砲すぎるかもしれないが、これまでの私の人生と頑張った事と感性や思うことを織り交ぜると必然的にあるサービスを構築しようと、なんの抵抗もなく決めた。

私はそのサービスを形にした上で個人事業主を目指して副業から始める。
現在の仕事との親和性もいい。学んだことがそのまま自分の事業にも役立てる。


同じような悩みを持つ方へ

この決心はnoteに書き綴ったことで思いついた事だ。
私はこれまで自分のスキルは全ての方面において弱いと感じてきた。

物事の考え方はそうではなかったのだ。
バラバラに捉えるのではなく全てを一つにして自分中で無理なく親和性のあるものを思いつく事、それにより何かを作り出せるのだ。

比較して他よりレベルが劣っていると悲観するのではなく、その面を別で補って自分のフィールドを構築するのだ。

私は数日前まで『note やる意味』とGoogleで検索していたほどにどういうものだかわからなかった。そんなnoteに背中を押してもらえた。
数日前ふと導かれるようにダウンロードし、生み出したアイディアとこの大きな決断はnoteなくしてはあり得なかった。

私に新しい視野と考え方を身につける場を与えてくれたnoteに感謝を。

そして同じ苦悩を持つ方へ、きっとあなたにもある。あなたにしかできないことが。

あれが好き、これが嫌い。
これがおかしい、私はこれが普通。

なんでもいい。

『こんなのがあったらいい、でも私はそれを作れない』ではなく、『こんなのがあったらいい、でも私はこれはできないからできるこれと合わせて何かできないか』と考える。

それはきっと素晴らしいオリジナリティにつながっていて、これから訪れるあなたの世界、2022年のあなたの人生において大きなチャンスを切り拓くものであると。

現状に悩みなんとかしたいと、世界を切り開こうとするあなたが、あなたのアイデンティティにより全てを変えていくことを願って。

私は私の道を極めていこうと思う。

今の会社を継続するかについては、納得いかない事だらけだが、報酬は私のこれまでの人生の中では多い方なのと、事業開拓の中での学びと個人事業展開の親和性が高いので、こちらで得た経験を自分の事業に活かすためにも、今のところ継続していこうと考えているが、バランスが崩れるようならどちらもうまくできるような仕事に転職しようと思う。

ここまで見て頂いたあなた、心より御礼を。
幸があります事を。

有難うございました。

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