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察した結果どう行動するかは別問題ーつぶやき日記0918

午前2時ごろ寝て、8時ごろ起きる。朝ごはんのオムレツがまた美味しくできた。くるみパンといただく。ベランダに出ると雨で、それはそれで心地よい風景。
オンラインサロンのメンバーから、一昨日誘ってくれたインタビューについて"忙しそうだから難しかったら断ってくれてもいい"とメッセージが来ていた。わたしがすぐリアクションしなかったうえ、ひとまず「明日連絡します」と返したのを受けてのこと。で、ばかばかしいかもしれないのだが、この今朝のメッセージで一気に落ち込んでしまった。「ああ、やっぱりそれほど望まれて誘われたわけじゃなかったんだ」、「気を遣ってかたちだけ声をかけたんだ」とかって。それでも昨夜までは、面白そうだし受けてみようかなと思っていた。

週明け納期の仕事があったのだった。デスクに向かうも、心のつかれを感じる。夫に、そういうときは仕事しない方がいいんじゃないかと言われ、たしかにそうだと思い直す。

お昼は夫がミールキットの焼きそばをつくってくれて、一緒に食べた後、車の試乗に出かけていった。夫は無類の車好き。

新しく我が家に来たスピーカーで、東京事変やビリー・アイリッシュを聴いてみる。このBluetoothで繋げるスピーカー、ベランダのテーブルセットに続いて生活が変わる良いグッズだ。

ハッとした記事。

メンタルヘルスを維持するために、人とリアルで会うことが大事だと述べられている。

 「(前略)実際に会えば、話を前に進めたり、人を動機づけたり、結論を出したりすることができます。これが対面の持つ『暴力性』です
 ――対面の「暴力性」ですか。
 「ここでの暴力とは、自分と他者の境界線を越えて自分に影響を及ぼしてくるすべての作用を意味します。実際そこに身体があることで、人間は相手の存在感やプレッシャーを感じ、さまざまな影響を受けます。(中略)この暴力なくして、人間関係や社会は成り立たないのです」

「暴力性」という言葉にはどきっとしたけど、なるほど、ビデオ通話で色んな用は足りるようになったけれども、対面で会うことの影響力には変えがたいものがあるんだろうな。
そして若者の政治への無関心の懸念も。

「若者世代の内部で、深刻な分断が生まれてしまうことも心配です。自分より少し良い生活をしている人をうらんだり、少し下の生活の人を軽蔑したり……。長引くコロナ禍は政治の失敗という要因も大きいわけですから、本来、怒りは為政者に向かうべきです。しかし、若者たちの恨みはそちらには向かないのです
 ――なぜでしょうか。
 「憲政史上最長の安倍政権が、国民にもたらしたのは、政治家はまともに国民に向き合わず、のらりくらりの答弁で当座をしのぐことしか考えていない、という絶望感です。理想も掲げず、問題と向き合わず、記録も残さず、きちんと説明しない。それでもなんとなく支持されて、政治は回っていく。一方、国民が声を上げても、政治にはなかなか反映されにくい」

ほんとだよ、よく言ってくれた…!政権のレガシー=絶望感、てね。。若者に限らずそうだろう。

連日総裁選のニュースが流れている。「衆院選で勝てる人」を選ぶだろうと言われているが、ほんとそれで自民が大勝しちゃったりしそう。。

発信についてのモヤモヤがすこし晴れた記事。2年前の記事で今さらだけど。

一方、ネットによって「民主性」が高まった分、「文脈」がそぎ落とされてしまったようにも感じる。私たちは「バズる」を手に入れた分、「伝わる」を犠牲にした。

筆者のいうバズるコミュニケーションを説明した、

素早く伝達され、「エモさ」や「怒り」による過剰な共感を原動力にするもの、と定義する。意見の交換より、みんなで気持ちをスッキリさせることの方が時には重視される。

という部分がしっくり来た。(なお筆者は、バズることの効用も認めたうえで弊害を述べている。)他でもバズることの弊害は発信されているけど、まだまだ"多数の人に届いてリアクションされることが正義"、みたいな風潮を感じる。そこへの違和感の元がすこしわかった気がした。

ネットメディアがまだまだやっていない宿題が多いのだ。いまは「バズる」コミュニケーションが目立つが、より「伝える」ためのコミュニケーションを作り出すことはできないか。

わたしが書きたいのは、ここでいう「伝える」要素の強い文章だなあと思う。我ながらバズろうと思ってもバズれない人の遠吠えに聞こえるけど、それもまあ仕方ない。


津村記久子『サキの忘れ物』を読み進める。人間の醜さがリアルに描かれていて、「あるある」、「ありそう〜」と思うのだけど、ふと「ほんとに他人事?」という思いがよぎる。

今日一日元気がなくて、夕方も夫が声をかけてくれたから「原因がわからないから困るんだよね」と言うと「ふーん」で終わる(夫のこういうところ、スイスイさんの言う「メンヘラホイホイ」では全然ないなって思う)。しばしの後、「ふーん、って思った?」と水を向けると「いや、大変だよね」と意外に心の通った(ように聞こえる)声で言ってくれる。

夜、夫に仕事について軽く相談してみる。あまり「きゅーきゅー」しない、フルタイムじゃない仕事をしたらいいんじゃない?と。そうかもしれないとも思う。

夜中のひとり時間。日記帳に箇条書きで今日を振り返る。スマホの画面を見なくて済むのが良い。

インタビューのお誘いは、日中度々どうしようかと悩んでいた。(占いにヒントはないかと漁ったりもした。)色々考えて思い至ったのが、①相手の人はわたしとちがってサバサバした(ウェットじゃない)コミュニケーションをする人で、わたしが思うような他意とかないんだろう、②仮に言外の思惑があったとしても、わたしはわたしの好きに思ったことや希望を言えばよく、コミュニケーションの主導権を渡さずに対等でいればいい、ということ。で、「コレコレで良ければわたしはOK」みたいなことを返信。すっきりした。

その他溜めておいた仕事の返信をしたり、夫に教えてもらった頭痛防止ストレッチをやったりした後、寝室に引き上げた。


illustration by 塩 / Sioさん
またまた可愛いイラストありがとうございます✨

読んでくださってありがとうございます!