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読書アウトプット①

読んだものを読んだままにしないためのアウトプット。
初回は、松下幸之助氏の「道をひらく」です。

この書籍の中で「前眼の小利」というタイトルがあります。
読んでいて、まさに昨今の日用品の買い込みやマスクの転売などが頭をよぎりました。

文中に
「眼前の小利にとらわれるな、とは昔からのことわざであるが、小利にとらわれては、結局は損をする。その損も、単に自分だけで終わるなら罪は軽いが、今日の世の中のように、人と人と、仕事と仕事とがたがいに密接につながっているときには、一人の存がみんなの損となり、その心得ちがいは大へんな結果を生む。」
とあります。

目の前の利益だけを見てしまうと自分だけの困りごとならまだしも、世の中の人全体が困ってしまうよ。と松下幸之助氏は、書いています。
これは、人のモラル(良識)に頼るしかないと文の末尾にも書いているのですが、なかなか個々の意識だけでは難しいことだと思います。

自分さえよければ、といった世の中は既に限界が来ています。
自助や公助で担えきれない部分を「互助」していくことが、これから社会を継続していく上では必要です。これは、SDGsとしても世界中で唱えられています。
※SDGsとは
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

日々の生活も誰かが働いているおかげで成り立っています。
買い物や配達物を受け取るときに「ありがとうございます」と伝えることだけでも、「互助」になるのではないかと思います。
また明日から感謝を忘れずに生きていきたいです。

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